北朝鮮、ロシアに 膨大な経済支援求め
ロシアと北朝鮮の政府間協議が23日、モスクワで開かれ、野菜や果物などの生活物資から発電所の建設まで、北朝鮮が求める膨大な経済支援の中身が明らかになりました。
「北朝鮮は政治的な決定を求めています」(ロシア プリコフスキー技術監督局長)
北朝鮮が求めてきたのは、80億ドルを超える巨額の債務を帳消しにする法外な提案でした。
ロシア側は事前の調整で、債務の9割免除まで折れましたが、北朝鮮は「全く支払うことが出来ない」と、これを拒み、最終的には、今年末までに政治決着を図ることになりました。
調印された議定書は全部で15ページ。それは言ってみれば、赤裸々な「おねだりリスト」とも言えます。文書には、工業製品から紙・野菜・果物などの生活物資が羅列されています。また、ロシアから北朝鮮への送電線の建設、ピョンヤンでの火力発電所の建設と、旧ソ連時代の老朽施設の最新鋭化など、具体的な地域や施設名をあげて、インフラ整備の支援要請が綴られています。
一方で、北朝鮮側が出来ることは、木材加工の分野で労働力を提供することなど、わずかにすぎません。ロシア政府は大統領の政治決断を待って、こうした協力の具体化に着手する方針です。
6か国協議が足踏みする中で、ロシアの北朝鮮に対する影響力は再び高まりつつあります。(24日10:51)
TBS News-i
ロシア 北朝鮮の債務大半を“帳消し”へ
北朝鮮とロシアは23日、政府間経済通商委員会を開き、約1兆円に上る北朝鮮の債務の大半を帳消しにすることで、ほぼ一致した。
北朝鮮とロシアが政府間委員会を開くのは、6年ぶりのこと。この間、急激な経済成長をとげたロシアは今回、北朝鮮が要請している石炭や電力の供給、製鉄所や石油コンビナートの修復、鉄道の近代化など、国家の基盤ともいえるプロジェクトすべてに前向きな協力を約束した。
また、ソビエト時代から積み重なった88億ドル(約1兆円)に上る北朝鮮の債務についても、その大半をロシアが放棄することで一致した。両国は、年内にも政府間協定を結ぶ見通し。
巨額債務の放棄は、北朝鮮に対する実質的な経済支援といえる。中国と並ぶ貿易パートナーとして、ロシアはこれまで以上に北朝鮮への影響力を強めることになりそうだ。
日テレNEWS24