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小浜沖に「不審船」 2児拉致の北工作船か

 昭和49年に渡辺秀子さん=当時(32)=の子供2人が北朝鮮に拉致された事件で、福井県小浜市の沖合約1キロの海上で不審船が確認されていたことが14日、分かった。警察当局などが捕捉した通信情報や関係者の証言から、子供2人を乗せて北に連れ去った工作船とみられる。警視庁公安部などの捜査本部が、拉致の時期を49年6月中旬と特定した根拠になったとされる。

 調べでは、埼玉県上福岡市(現ふじみ野市)に居住していた渡辺さんの長女、高敬美(こう・きよみ)ちゃん=当時(6)=と長男の剛(つよし)ちゃん=同(3)=は49年6月中旬、小浜市の海岸から拉致された。渡辺さんは49年3月ごろ、殺害されたとみられる。

 拉致は、貿易会社を装った北の秘密工作組織「ユニバース・トレイディング」(東京都品川区、解散)の役員だった女(59)が指揮。部下の女工作員(55)が工作船に同乗し、北まで連れて行った。

 指揮役の女は49年4月に北に渡り、子供2人の処置について本国の指示を仰いでいた。5月中旬に日本に戻り、実行犯グループに「子供は北朝鮮に送る」と伝えた後、ラジオの暗号放送で拉致の日時など具体的な指示を受けており、6月以降の犯行と絞り込まれた。

 さらに、警察当局が拉致前後の不審船の情報をさかのぼって調べたところ、6月中旬、小浜市沖に不審船がいたことが判明。船が発した通信信号を捕捉しており、信号の特徴などから北の工作船だった疑いが強まった。

 この場所を起点に、北から乗船してきた運搬役の工作員と、都内の拠点から子供2人を連れてきた女工作員が接触し、北に連れ去った。

 昭和52年に鳥取県で行方不明となった松本京子さん=当時(29)=が昨年11月、政府に拉致認定された際も、付近で北の工作船とみられる不審船が確認されたことが認定の根拠になっている。

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 小浜沖に「不審船」 2児拉致の北工作船か

北朝鮮、核放棄への初期措置の期限迎えるも動き見せず 米中は出方を見守ることで一致

北朝鮮の核放棄に向けた初期段階措置の履行が14日に期限を迎え、北朝鮮が行動を起こさなかったことについて、アメリカのヒル国務次官補は、中国外務省の武大偉次官と会談し、数日間、北朝鮮の出方を見守ることで一致した。
ヒル次官補は、期限内に成果を出せなかったことに納得のいかない様子だったが、これから数日の北朝鮮の動きに、最後の望みをかけた。
ヒル次官補は「中国側はわれわれに、『もう数日忍耐強く待ってほしい』と言っている。北朝鮮側と話し合っているようだ」と述べた。
6カ国協議の議長・武大偉外務次官と会談したヒル次官補は、中国側から「北朝鮮の動静をもう少し見守ろう」と説得され、これに同意したことを明らかにした。
またヒル次官補は、「中国が北朝鮮と緊密に連絡を取っている」と話し、中国側が数日以内に解決するとの感触を持っていることも示唆した。
またヒル次官補は、記者団に対し、「4月中には6カ国協議を再開させたい」と話し、作業の遅れを最小限にとどめたいとの意向を示した。
しかし、アメリカが金融問題で北朝鮮に大きく譲歩したにもかかわらず、合意が守られず、北朝鮮の核放棄へ向けたプロセスは不透明なままで、各国の戦略の見直しを迫られることも予想される。

FNN Headline

非核化の初期段階措置が履行期限

 6か国協議で合意された、核施設の停止など非核化の初期段階措置は、北朝鮮が着手する気配がないまま、14日、履行期限を迎えました。金融制裁の全面解除で大幅に譲歩したにもかかわらず、見通しの立たない状況に、アメリカ国内では政権批判の声が高まっています。

 ヨンビョンの核施設の活動停止・封印など、初期段階措置の履行期限を迎えた14日、キム・ゲグァン外務次官が、米朝協議の申し入れに応じて北京に現れる気配もなく、いつもは前向きなヒル国務次官補も、さすがに落胆の色を隠せませんでした。

 「他の5か国は、国内意見の調整など大変な労力をかけてやってきた。北朝鮮も同じように努力して欲しが、正直に言って、その努力はまだみられない」(アメリカ ヒル国務次官補)

 「新たな期限を設けるつもりはないが、あと1カ月も待てない」と言うヒル次官補は14日、6か国協議の議長国・中国の武大偉外務次官と今後の対応を協議しました。

 今回、偽ドル札作りなど北朝鮮の不法行為を見逃して、結果的に金融制裁をほぼ無条件で全面解除したアメリカ。それだけ大幅な譲歩をしたにもかかわらず、期限が守られなかったことで、国内では、早くも政権に対する批判の声が高まっています。

 「この問題は大きな構図の中で見てほしい。結局、我々の戦略的な目標は朝鮮半島の非核化だ」(アメリカ ポールソン財務長官)

 アメリカのある協議関係者は我々に、「北朝鮮の考えていることがさっぱり分からない」と言って、肩をすくめました。ヒル次官補は、期限ぎりぎりで北朝鮮が動き出すと信じて北京までやって来ましたが、結局、何ら動きはなく、キム外務次官が姿を現すこともありませんでした。

 米朝が互いに不信感をぬぐいきれないままで、果たして本当に核放棄が進んでいくのか、見通しはまだまだ厳しいと言わざるを得ません。(14日17:40)

非核化の初期段階措置が履行期限