From:ななころ
プライベートオフィスより
将来なりたい職業を調査したところ、小学生男子の1位が「会社員」だったとか!?
「コロナで在宅ワークするお父さん・お母さんの姿を目の当たりにし、会社員という職業を身近に感じた子どもが多かったのかもしれません」
という理由だからだそうですが、「そんなの美談だー」だとひねくれているななころです。
◆前回のあらすじ
これまでの話を要約すると、
・不動産投資の成否の大きなカギの1つは「いかに安く買うか」であるということ
・それにも関わらず、たくさんのライバルが限られたパイを食べ合っている状況
・ライバルには歴戦のツワモノも含まれている
・そんな状況で安く買うことは至難の技
・過去の歴史でも証明されている通り、普通に戦えば強者が勝つだけ
・私たちのような持たざるものが同じ土俵に上がっても負けるだけ
・そのためには戦略が重要になってくる
というお話しをしてきました。
年収が高いわけでもなく、自己資金が豊富にあるわけでもなく、経験も足りない状況であるならば、あとは頭と体を使って汗をかくしかないのです。
これを怠って楽な方向に流されると、悪い不動産業者につけこまれて痛い目に合うことになります。
悔しいですが、これが現実なのです。
それでは具体的にどのような戦略で行けば良いのか?
「あなたの不動産投資に戦略はありますか?(1)」
「あなたの不動産投資に戦略はありますか?(2)」
◆ランチェスター戦略
私たちのような持たざる者(弱者)が取る戦略として、ななころが参考にしている1つが、
「ランチェスター戦略」です。
有名ですので一度は聞かれた方も多いかと思いますが、簡単に説明しておきます。
ランチェスター戦略は、イギリス人の航空工学の研究者F.W.ランチェスターが第一次世界大戦のとき提唱した「戦闘の法則」が元になっています。
兵隊や戦闘機や戦車などの兵力数と武器の性能が、戦闘力を決定づけるとしているのです。
おや?
前回記事で紹介した「孫子の兵法書」と言っていることは同じですね。
=== 前回の引用 ===
「つまり、支配する国土の広さによって食料生産量が決まり、食糧生産量によって人口が決まり、人口によって戦力バランスが決まり、戦力バランスによって勝利する確率が決まってしまうのである。」
(孫氏の兵法書より)
=== ここまで ===
それもそのはずです。
孫氏の兵法書は世界中の人に大きな影響を与えた書ですから、ランチェスターも大きな影響を受けていると言われています。
ただ、もう少し現代風にアレンジして、より具体的な内容になっています。
あのソフトバンクの孫正義さんも、「孫子の兵法書」と「ランチェスター戦略」をもとに、オリジナル戦略「孫の二乗の法則」を組み立てたと発言されています。
※孫子の“孫”と自らの“孫”を“掛け合わせる”という意味から、“孫の二乗”の法則と命名された。これは、孫が20代の頃に自ら考案し、以来常に人生・経営の指針としてきたもの。
◆ランチェスター戦略 弱者の5大戦法
このランチェスター戦略によると、強者と弱者の戦略が記されています。
私たち持たざる者(弱者)にとって参考になる戦略は、
「ほとんどの人が成功者のやっていることを真似してやってしまうが、逆で、弱者は強者がやっていないことをやれ」
という差別化戦略を提唱しています。
(強者は、その逆で、弱者の良いところを真似する同質化(ミート)戦略を提唱している)
その中でも、特に参考となるのが、弱者のための5大戦法です。
<弱者の5大戦法>
1.局地戦
2.一騎打ち
3.接近戦
4.1点突破主義
5.奇襲攻撃
ジャパネットたかたは、この弱者の5大戦法を取ることで、一気に通販業界で1位の座に上り詰めたとされています。
それでは、この箇所を不動産投資におきかえて見ると・・・
1.局地戦 → ライバルのいないエリアを限定する
2.一騎打ち → ライバルと争わない、売主とゆっくりと交渉
3.接近戦 → 地場の不動産屋から直接物件発掘
4.1点突破主義 → エリア、投資スタイルを1つに絞り集中する(ドミナント戦略)
5.奇襲攻撃 → のほほんとした地主系大家の多いエリアで打って出る
とななころは考えています。
つまり、私たちのように年収も高くない、預貯金も少ない、経験や知識も浅い、そんな弱者が取るべき戦略としては、一般的な不動産投資本には書かれていない手法なのです。
(ちなみに、ななころがサラリーマンだった頃は、年収600万円、預貯金300万円、不動産投資ド素人でした。)
そして、弱者ななころが5年で給与収入をはるかに超える経済基盤を確立して脱サラし、好きなことをビジネスにしながら悠々自適に過ごせるようになったのです。
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◆編集後記
さて、明日の午後はセミナー。
お陰様で定員40席がすべて満席となりました。
まだ一応、緊急事態宣言最中ではありますが、今回の内容は私たち不動産投資家にとって「緊急」かつ「重要」ですからね。
借金というリスクを背負って不動産投資をする以上、全員が必ず一度は聞いておきたいテーマ。
それだけ注目している人が多いのかなと感じております。
参加されている方はお会いできるのを楽しみにしております。