From:ななころ
プライベートオフィスより
先日、地元のレストランのテラスで家族と食事をしていると、「ななころさんですよね!?」と突然声をかけられてビックリしてしまいました。
リラックスして、すごく油断していた顔だったので、もう恥ずかしすぎる。
今度から町中で見かけても声掛け禁止です!
◆高校時代の友人との会話
高校時代、久しぶりに会った中学の同級生がこんなことを愚痴っていたのを思い出します。
友人「あぁ~、この高校で彼女つくんの絶対ムリ」
ななころ「なんで?」
友人「俺の高校さぁ、クラスに2人か3人かしか女子がいないんよ」
ななころ「そーなんだ!?」
(友人は工業高校に通っている)
友人「だからさ、もし可愛い子がいてもライバルだらけでムリムリムリ」
ななころ「それは辛いね・・・」
たしかに、このようにライバル多数の中で、理想の彼女を作ろうとしても難しいですよね!?
もし彼の好みの子がいたとしても、射止めるのは至難の技。
彼がよほどのイケメンか、よほど頭が良いか、よほどスポーツが万能か、ライバルよりも何か1つでも秀でたものが無いと難しいからです。
これはよくある思春期の若者にある他愛もない会話(笑)。
ただ、不動産投資で儲けるための重要なヒントがあると思うのです。
あなたも、彼のようにライバル多数の中に飛び込もうとしていませんか?
◆不動産投資の成否はどこで決まる?
不動産投資の成否は、おおよそ買った時点で決まります。
もし相場よりも圧倒的に安く買うことができれば、ほぼ負けはありません。
それだけ「安く買う」というのが不動産投資の鉄則なのです。
逆に、高値掴みしてしまったらアウト。
一度高値掴みしてしまうと、解決策は1つしかありません。
売却するか残債が減るまで、高稼働を数年、数十年とずっと継続して運用していくしかないのです。
家賃下落のスピード、金利の上昇とも上手に付き合っていかないといけませんし、突発的な修繕にも上手に対応していかなければなりません。
もしそれでも、売却できる価格の下落が、残債が減るスピードよりも早ければ、それも叶いません。
それだけ、買った時の価格というは重要になってくるのです。
◆物件数はどのくらいある?
ところが、世の中に出回っている物件のほとんどは相場よりも価格が高い。
「センミツ」と呼ばれるほど、お買い得の物件を探すのは難しいのです。
それもそのはずです。
たとえば、2021年3月時点で楽待に掲載されている収益物件の数は、おおよそ全国で「5万件」です。
1都3県に限って言うと、東京都15000件、神奈川5000件、埼玉2400件、千葉2200件です。
一部上場で最大手のポータルサイトに掲載されている物件数で、それだけなのです。
(もちろんすべての物件が掲載されているわけではありませんが・・・)
業界2位の健美家でおおよそ「4万件」。
不動産投資連合隊のようなサイトになってくると「5千件」程度です。
この中にお買い得の物件がどのくらいあるかというと、ほんとにごくごくわずかです。
まさに、ななのころの友人が「ムリ」と言っていた状況に近いのではないでしょうか!?
◆ライバルの不動産投資家の数
それに対して、あなたのライバルとなるサラリーマン投資家は何人ぐらいいるのでしょうか?
これから不動産投資を始めようと考えている人を含めると、正確な数字は調べようもありませんが、ざっくりと全国に「35万人」ぐらいでしょうか!?
サラリーマン(正規社員)の数が3500万人なので、おおよそ100人に1人といった計算。
そして、大家の数が110万人程度と言われており、地主系大家の割合が多いことを考えると、感覚的にはそのぐらいの気がします。
仮にサラリーマン投資家の数が35万人だとすると、35万人が数件のお買い得物件を競って取り合うわけです。
そこには歴戦のツワモノも参戦しています。
もっと言うと、都心の物件を探している人が多い。
1都3件(東京、神奈川、埼玉、千葉)や、大阪、福岡のようなライバル多数の都市で、物件を探している人が圧倒的に多いのです。
超激戦を勝ち抜いて彼女をゲットしようとしているようなものなのです。
このように考えると、お買い得物件をゲットするのは容易いことでしょうか?
あなたに戦略はありますでしょうか?
(つづく)
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◆編集後記
偉大な人を親に持つと、子供が親と同じ道を進むと苦労することが多いようです。
たとえば、スーパースター長嶋茂雄を父にもった長嶋一茂さん。
幼い時のころをこう語っています。
「リトルリーグでは、その年巨人監督に就任した親父と同じ90番の背番号をつけさせられ、打順は三番、もちろんサードを守らされた。当時の俺としてはちっとも嬉しくない。というより、むしろ苦痛だった」
男というのは、だいたい自分の父親が最初の超えるべき目標となります。
それがあまりにも高い目標だと、とても苦労するわけです。
ですから、自然と父親とは違う道を選ぶケースが多いような気がします。
これもライバルが強い時に自然と身につける戦略の1つなんだと思うのです。
不動産投資には歴戦の猛者がわんさかいます。
いかに強いライバルと戦わずに自分のオリジナルの戦略を取るか?
とても重要なことだと考えている次第です。