From:ななころ
プライベートオフィスより
◆すでに全国56社が倒産・・・
いまだに大きな影響を及ぼしている新型コロナウィルス。
特に経済へのダメージが大きく、新型コロナウィルスの影響による倒産件数は全国に56件(4月15日 16時現在)と帝国データバンクが報じています。
(帝国データバンク 新型コロナウイルス関連倒産より)
特にインバウンド需要に頼っていた地方の業種がもろ煽りを受けて、倒産していっているようです。
この帝国データバンクに速報されるのはごく一部ですから、実際にはもっともっと倒産している企業が多いのでしょう。。。汗
ななころの登録している事業売却のサイトからは、毎日のように事業撤退案件のメールが飛んできます。
圧倒的に民泊撤退案件が多くなっています。
3月の訪日外国人旅行者 93%減となっており、この先もしばらくこの状態が続くことを考えると致し方のないことだと思います。
百貨店も売上が6~8割減少しており、4月は臨時休業している状態。
今後はかなり厳しい状態が続くことでしょう。
私たち不動産投資の業界も、ほぼストップしていますよね。
まだ地方ではそこまで影響を受けていませんが、それでも動きはかなり鈍い。
このまま日本の経済はどうなってしまうのでしょうか?
新型コロナウィルスの影響はいつまで続くのでしょうか?
◆あと2年は外出自粛が続く?汗
政府が緊急事態宣言を発令し、私たちは現在外出自粛の状態が続いています。
対象範囲は京都や愛知、そして全国までに広がろうとしています。
それでもまだ日本は制限がゆるい方。
世界中の国で厳しい外出制限措置が取れており、ななころのもとにも世界中の家族や友達からもたくさんの状況を知らせるメッセージが届いています。
(世界中の家族や友達からななころに寄せられたFacebookのコメント)
それでは、この新型コロナウィルスの世界的な流行が終息するには、あとどのくらいの期間が必要なのでしょうか?
私たちはいったいいつまで外出自粛をすればいいのでしょうか?
=== 記事一部抜粋 ===
「外出自粛、22年まで必要」 米ハーバード大が予測
新型コロナウイルスの世界的流行を抑えるためには、外出規制などの措置を、2022年まで断続的に続ける必要がある――。こんな予測を米ハーバード大の研究チームが発表した。措置が必要な期間は、抗ウイルス薬やワクチンの開発、救急医療態勢の拡充などで短縮できるとしている。
研究チームは同じコロナウイルスで、一般的な「風邪」の原因になる二つのウイルスの毎年の感染状況から、米国のデータをもとに25年までの感染者の推移を推定した。その上で、季節によるウイルスの広まりや免疫の持続期間などを評価。多くの人が感染し、集団免疫を獲得して流行が抑えられるまでの時間を調べた。
その結果、今回の流行が終わった後も、外出規制を1度だけで解除すればすぐに第2波が来ることなどが判明。感染者数のピークが救急医療態勢の能力を超えないように、断続的に外出規制を行うと、集団免疫を獲得するには22年までかかることが分かった。
(朝日新聞2020年4月15日記事より)
=== ここまで ===
上記記事の通り、たしかに一度終息することに成功させたとしても、すぐさま第2波が襲ってきますよね。
すでに武漢や中国では終息宣言出してますが、おそらくすぐさま同じ状態になることでしょう。
仮に日本で4月中に終息したとしても同じことです。
なぜかというと、コロナ感染者数が指数関数的に増えるとするならば、たった28日で日本の人口とほぼ同じ1.3億人以上に広がるからです。
(こういう風に資産を増やしたいですね。)
<感染者が指数関数敵に増えるすると>
1日目・・・1人
2日目・・・2人
3日目・・・4人
4日目・・・8人
5日目・・・16人
・
・
・
26日目・・・33,554,432人
27日目・・・67,108,864人
28日目・・・134,217,728人
「せっかく我慢して外出自粛して終息するのを待って、外出自粛が解かれたと思ったら、またすぐ元通りに・・・」
「かと言って、このまま外出自粛が2年まで続くなんて無理・・・」
「ワクチンができたとしても、1年以上はかかる・・・」
「そもそも経済が持たないし、収入がゼロになってしまう・・・」
私たちはいったいどうしたらいいのでしょうか?
◆現実的な落とし所
こう考えていくと、私たち自身で「落とし所」を考えて、選択していかないといけないのだと思うのです。
まだ分かっていないところもあるウィルスではありますが、いつまでたっても怖がっているのは現実的ではありません。
新型コロナウィルス感染リスクがゼロになるなんてことはほぼ不可能です。
鎖国を続けていくのも現実的ではありません。
また、ワクチンができあがるまで外出自粛を続けて1年2年とこの状態で待つわけにもいきません。
たとえワクチンができあがったとしても、必ず副作用はありますし。
世の中がオンライン化する未来もありますが、今度はコンピューターウィルスが蔓延したりして・・・苦笑
結局は現実的な落とし所を、私たち自身が決めなければならないのだと思うのです。
ある程度、新型コロナウィルス感染のリスクを許容しないといけないのだと思うです。
現在の「感染=悪」という雰囲気が、「感染=仕方がない」「大したことなければ自宅で休めばいい」と雰囲気に変わらないといけないと思うのです。
重症化するそもそもの原因を改善することなんだと思うのです。
「新型コロナウィルスはきっかけなのか?原因なのか?」
そして、「新型コロナウィルスの影響がいつまで続くんだろう・・・」と不安や恐怖に怯えながら受け身になるのではなく、
「新型コロナウィルスの影響をいつまで受けたいか?」
「どのような状態になったら新型コロナウィルス感染リスクを許容するか?」
という自分視点で、私たちができる範囲で決断していかないといけないと考えている次第です。
◆編集後記
不思議なのですが、コロナが早く収まって元通りになって欲しいなと思う反面、このまま外出自粛が続いて欲しいなという自分がいます。
こんなことを言うと、大切な人をコロナで亡くされた方もいますし、大変な状況に陥っている人もたくさんいるので、不謹慎なのかもしれません。
誤解を招いてしまうかもしれません。
ただ、コロナをきっかけに、なぁなぁだった部分が整理されていっている気がするのです。
たとえば、国会議員。
今やっと国会議員の給与を削減しようという動きが出ていますが、とても良い動きだなと思うのです。
給与だけでなく、無駄に多い国会議員が減っていけば良いなと思います。
既得権益がどんどん潰されていけばいいなと思います。
仕事でも、無駄な通勤、無駄な会議やミーティング、無駄な仕事が、無駄な部分がどんどん減っていけばいいなと思うのです。
無駄な手続きやオンライン化が急速に進んでいるのも良い傾向です。
あと半年も今のような状態が続けば、社会の構造がガラリと変わるのではないでしょうか。