シェアハウス投資オーナー、それは自業自得でしょ!? | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


かぼちゃの馬車騒動が、
一向に収まる気配がありません。 


朝日新聞や日経新聞でも取り上げられ、
テレビでもニュースが伝えられて、
日に日に報道が広がっています。


そして、ついに、
「ジャパンタイムズ(The Japan Times)」までが、
一連の報道を取り上げています。


~ 記事は一部引用 ~

Doling out some truths about Japan’s ‘share houses’

(日本のシェアハウスについていくつかの真実を伝える)

 Many Japanese people are wary of investment as a means of growing their savings. There are a variety of reasons for this caution, so most keep their money in a bank, gaining almost no interest in the process, in the hope that they won’t lose any in the long run. However, some salaried workers who understand that their state pensions won’t be enough to live off of when they retire do invest money in real estate, despite the fact that Japanese real estate has seen limited growth ever since the inflated asset bubble burst in the early 1990s.


(多くの日本人は、貯蓄を増やす手段として投資には注意を払っています。その理由はさまざまですが、ほとんどの人は投資でお金を得ることよりも、長期的には失われないことを願って、銀行に金を貯めておくだけです。しかし、年金では退職後に生活するには不十分であることを理解している一部のサラリーマンは、1990年代初めに経験した資産バブル崩壊後の日本の不動産の成長は限られているにもかかわらず、不動産に投資しています。)


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(The Japan Times MAR 4, 2018)

~ ここまで ~



◆ジャパンタイムズとは?


ジャパンタイムズは、御存知の通り、
日本最大の発行部数を誇る英字新聞です。


伊藤博文や福沢諭吉の支援によって、
1897年に創刊というとで、
100年を超える歴史を持っています。

 

2013年よりニューヨークタイムズとの提携もしていますので、
日本に興味を持つ多くの外国人も記事を読んでいます。
 

 


◆記事の中でのポイントは?

 

記事には、とくに新しい情報はありませんが、

これまで報道されてきた内容を、

英語で簡潔にまとめられています。



記事の中では、

「It seems that Suruga Bank and Smart Days worked on the scam together. 」

(スルガ銀行とスマートデイズが、一緒にこのスキームを取り組んでいたようです。)

と書かれており、かなり波紋を呼びそうです。


日本の銀行は、このような投資詐欺案件に、
積極的に絡んでいたのか!?

などということになれば、
日本の銀行の格付けにも影響を及ぼしそうです。



◆それは自業自得でしょ!?


今回の一連の事件は、
かぼちゃの馬車を販売したスマート社および、
類似シェアハウス販売会社に否があるのは確かです。


スルガ銀行の融資姿勢についても、
大いに疑問を感じるところがあります。


一方で、「それは自業自得でしょ!?」
というオーナーの方がいるのも確かです。


~ 記事一部引用 ~


銀座クラブで30万円の接待攻勢 シェアハウス投資で4億5千万円を損した男性も
 

「いま思えば、GG社の営業マンはサブリース契約が決まったとたん、やたらと気前が良くなり、食事やキャバクラに連れて行ってくれるようになりました。銀座で2時間30万円もするクラブでおごってもらったこともあります。ちょっと怖いなと思っていたのですが」


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(AERA 2018.3.5より)


~ ここまで ~


今回、取材に答えているのは、
かぼちゃの馬車オーナーではありません。


ゴールデンゲイン社という、
類似シェアハウスを販売していた会社から購入した
オーナーのコメントです。


記事には「契約が決まったとたん、やたらと気前が良くなり」
とありますが、おそらく購入前からも、
いろいろと甘い誘いがあったことでしょう。


「やたらと気前が良くなり」というのは、
少なからず購入前にもそのような接待を受けていて、
比較しないと出てこない言葉ですから。。。



給料から15万円足して返済しているようですから、
「甘い誘いに乗ってしまった」と反省し、
最後まで返済していくしかないのかなと思います。


このような事情を知ったこともあり、
私はオーナーの救済は一部に限らせて頂くことにしました。


記事「かぼちゃの馬車のオーナーの相談に乗るのは止めることにしました



◆擁護すべき一部のオーナーもいる

上記のようなオーナーもいる一方で、
一部のオーナーに関しては、
「投資は自己責任」では片付けられないとも考えています。


知らないところで不正が行われていたり、
オーナーの無知に付け込んでいる事例もあるからです。


今回の事件を報道からしか知らない人も多く、
一括りに「シェアハウスオーナー」とすることだけは、
してはいけないなと感じている次第です。



◆不動産投資を始める人へ

このようなかぼちゃの馬車騒動が起こり、
安易に不動産投資を始める人は多くはないとは思います。


ジャパンタイムズの記事の結びにも、
以下のようにあります。

「At the end of the day, in a real estate environment as unsettled as Japan, all investment properties, whether share houses or rental condos, come with risks that need to be carefully considered」

(結局のところ、日本と同じ不安定な不動産市場では、シェアハウスであろうと賃貸住宅であろうと、すべての不動産投資にはリスクをよく考えて、注意深く考慮する必要があります。)


そうです。

みなさんも知っている通り、
将来の日本の不動産の市場は明るくないのです。


人口が急激に減り、高齢者が急激に増えるのです。


30年家賃保証などあり得ないのです。


以前にも紹介したこの本を読めば、
日本で不動産投資を始めることのリスクを、
あらためて知ることになるでしょう。

「未来の年表(講談社現代新書)」

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しかし、だからこそ
「今から何から投資して収入を得ておくこと」は、
必要だとも考えています。


私も数ある収入の流れのうち、
家賃収入は大きな柱の1つですし、
不動産投資の素晴らしさも知っています。


ですから、この時期に不動産投資を始めるには、
これらのリスクを織り込んで投資しないといけないのです。


すべて緻密な計算の上で。