かばちゃかばちゃの馬車破綻をきっかけに、これから不動産投資はどうなっていく? | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


◆淘汰が始まる・・・

かぼちゃの馬車事件をきっかけに、
サラリーマン不動産投資は、
成長期から成熟期に大きく転換しました。

ここからは一気に下りエスカレーターになります。


この辺の詳細は、不特定多数の方が読めるブログではなく、
私が好き勝手書けるメルマガで書いています。

ブログではどうしても書きにくいところも出てしまいますので。


成熟期の大きな特徴として、
「淘汰(とうた)」があります。


これから不動産投資においては、
「勝ち」「負け」がはっきりしてくるんですね。



◆不動産投資の怖いところ

不動産投資の怖いところとして、
物件を購入した直後では、
勝ち負けが良く分からないというところです。


かぼちゃの馬車もそうでした。
 

かぼちゃの馬車を、
早い時期に買っていれば買っている人ほど、


「こんなうまい話が本当にあるんだ!?」

「これは大成功だ!」

と思ってしまったことでしょう。


1棟買えば、毎月約20万円ほどのお金が、
自分の口座に振り込まれてきます。


かぼちゃの馬車ブランドがスタートとした、
2014年ごろに購入した人は、
4年間もの間、安定してお金が入ってきたのです。

何もせずに。。。


楽待の記事にもありますが、

「(物件が)あればあるだけ買いたい!」

という気持ちも分からないでもありません。



~ 記事一部抜粋 ~

異様な熱気の中で

 セミナーに参加したオーナーは「奥さんや子供を連れてくる人もいて、異様な熱気でした」と振り返る。「終了後に受講者へマイソクが配られるんですが、すごい勢いで奪い合いになるんです。現地も見ず、その場で数億の投資を即決する人が続出したので驚きました」

(楽待新聞2018.1.26「700人から1000億円をむしり取った「魔法の言葉」」より)
~ ここまで ~


かぼちゃの馬車のような物件を購入できた方たちは、
お会いしたのは数人ですが、
頭が良くて優秀な方ばかりだという印象です。


「これから購入しようとしている物件が、
 ほんとうに良い物件なのかどうか?」


私のような失敗を経験し、何でも穿った目で見る、
ひねくれた不動産投資家に相談なんて、
なかなかできないかもしれません(笑)


実際に、購入前に2名の方から相談を受けて、
全力で止めたのですが、
1名は購入してしまったようです。

その人は今頃どうしているのでしょうか・・・。


一度「Yes」という結論を出してしまうと、
一貫性の原理が効いてしまうのです。


※一貫性の原理・・・
人は自身の行動、発言、態度、信念などに対して
”一貫したい”という心理が働く。


なかなか自分の投資を見直したり、
アドバイスを聞くことは難しかったのでしょう。



◆敗戦が色濃くなり、競売に流れていく

ということで、
かぼちゃの馬車をはじめとして、
これから淘汰が始まっていきます。


以前の記事「蓋を開けてみたらとんでもない事に・・・
でも書きましたが、
潜在的に危険な物件がたくさんあります。


何となく儲かりそうで買った物件が、
これからどんどん敗戦、色濃くなっていきます。


そんな物件は、毎月の赤字幅が大きくなり、
やがて返済がきつくなっていきます。


何とか給与からまかなえていた人ですら、
給与ダウンとともに苦しくなっていきます。


多くの場合が債務超過物件ですから、
スルガ銀行のような属性で融資する銀行が、
融資をしなくなるということは、
売却先もなくなるということになっていきます。

損切りもできなくなります。


やがて銀行への返済ができなくなり、
競売へと流れていくわけです。

アパート


◆競売とは?

 

ところで、「不動産競売」という言葉を、

聞いたことがありますでしょうか?


 

このブログを読んでくださっている方は、

勉強熱心な方が多いので、ご存知の方も多いでしょう。


 

「競売」を、

「きょうばい」と読むか、「けいばい」と読むかですが、

答えとしてはどちらでもいいようです。


 

一般の人に馴染みがあるのは「きょうばい」だと思いますが、

実際に不動産競売に挑戦したことがある人には、

「けいばい」の方が馴染みがあります。



競売は、簡単に言ってしまえば、
「不動産が安く買える卸問屋」のようなものです。


不動産投資で成功するための大きなポイント1つは、
「安く物件を買うこと」です。


私も利回り47%のRCマンションを、
競売で落札したのが不動産投資の始まりです。


卸値で物件を買える不動産競売は、
安く物件を買うためには、
絶対に知っておきたい手段の1つです。


最近は落札価格が上がってしまっていますが、
それでも安く買えるチャンスは今でもあります。


そして、淘汰の時代には、
多くの物件が、競売に流れてくることでしょう。


それでは、所有する物件は、
どのような流れで競売に流れていくのでしょうか?


長くなってしまったので、
次回に続きたいと思います。



◆編集後記

私には裁判所で働く職員さんの知り合いが、
何人かいます。


先日、一緒にマラソン大会に出場した時に、
いろいろと最近の競売事情について聞きました。


不動産競売の3点セットである
「現況調査報告書」の「執行官の意見」を、
書いたことのある人にも、色々とお話しを聞けました。


裁判所の数ある部署の中でも、
不動産競売の部門は人気部署だそうです。


その方の話によると、
確かに数年前に比べて、
入札価格は上がっているそうです。 


市場価格と変わらない金額だったり、
それ以上の価格で落札されているそうです。


ただ、数年ごとに大きな波があるそうで、
最近は住宅ローン破産者の自宅が、
競売で増えてきているそうです。


離婚をきっかけに住宅ローンが払えなくなり、
破産をしてしまった私の友人もいます。


この友人にも家を買うことに全力で反対したのですが、
やはり止められませんでした。


一貫性の原理を崩すのは本当に難しい。。。