タッチその2
ある雑誌の方もそうなんですが、私の生徒さんは必ず
こういう記事ではいつかネタにされます。
その中には強者も居て、もう10数年続いているグループの子とか
それが自分たちのことだと分かると、手を出すのです。
「なにそれ?」
「ん?出演料ちょーだい」
こんな会話が交わされます。
さて、タッチのことを前回書きましたが、本日もタッチについて。
あ、エレクトーン限定ですね。
少し前に音色作りの時だったか、ちょこっと書いたことですが、
エレクトーンは
クラシック
・弦楽器=スラーの場合、かけた圧力を必要に応じて音が変わっても
維持したり、更に押し込んだり、力を抜いたりする
アフタータッチの持続が重要
・管楽器=タンギング感を出すため1音ずつはっきり弾くが
音が出た後は状況にも依るが押し込んだりしない
・木管楽器=タンギングとスラー奏法を同時に意識する
ポップス
・ギター・ベース・ピアノなど減衰系=イニシャルタッチが最優先
・ソロ系=クラシックに準ずる(特に管楽器系統)
・シンセなどパッド系=ストリングに近くかけた圧力の持続が大事
こういったピアノとは違ったタッチの多彩さを求められます。
しかも大がかりな編成の曲を弾くとなると
片手一本に色々な音色が混じることに。
これをどう解消するかが問題です。
フィギュアスケートで浅田真央選手が使用したラフマニノフの「鐘」を
レッスンで弾いた人が居ます。
この曲は最初、弦、次に木管、そして弦と金管の合奏になるのですが
トランペットが入ってきたときの弦はそれまでと演奏方法を変えないと
いけないよ、と前回指示を出したのですが、それが大変だった様子。
結果どうするかというと、弦の圧力を維持しながらも金管の
タンギング奏を和音を弾きながら行う、という極めて複雑な
奏法を必要とされるのです。
譜面は2ページ。
しかしあのテンポですからかなりの時間、緊張を強いられる曲なんです。
「今、弦」「ブレスして木管」「ここはトップの金管を意識して」
と弾いている間中、私に横からつっこみを入れられる羽目になりました。
「難しい曲だったんですね~」
が彼女の感想です。
そう、とても難しいんですよー。
エレクトーンは楽譜だけでは判断しにくい難易度がありますね。
音を出してみないと分からない。
既成曲は特にそうですから、レジストをよく聞いて判断して
頂きたいです。
次回は具体的な曲を通しての弾き方と姿勢のご質問を頂いて
居ますので「奏法」「姿勢」を交えて記事アップしたいと思います。
