4コママンガ「カナエとムジャ子」のコーナーは只今は2011年に発行した同人誌「旧版カナエとムジャ子」から一本ずつお送りしています。
続きものとなっていて今回は7回目です。
始まりは→こちらです。
痛々しいカナエの演説(と言っても妄想の中でのこと)・・・特に意識したのは「大げさな身振り手振り」、「微妙に偏った過激とも思える主張」です。
基本的には「現実をわかってない独りよがりのカナエ」を描いているのですが、その一方で、どことなく共感できるところもあるかな?というエッセンスも込めています。
ところで今年の晩夏から初冬にかけて執筆していた「夏が終わりて現実来る編」は、この「旧版カナエとムジャ子」のセルフオマージュのようなものでした。
「夏が終わりて現実来る編」にも演説(自作詩の朗読)のシーンがあります。
上図はその一部なんですが、言ってることは旧版と大差ないでしょ?(^^;)
ですが、僕個人としてはカナエは随分とマトモになったなあという印象を受けてます。
それは何故だろうか?と言えば、旧版のカナエが自分の願望のことしか考えていないとか自分に酔っているのに対して、最近のカナエは真摯に理想を伝えようとしているからです。
そして、このカナエの変化は僕個人の変化でもあります。
「旧版」を描いていた頃はクリエイター業からドロップアウトした傷心が酷くて(苦笑)「人生の思い出作りに、これを描いて創作は辞めよう」と思っていました。
創作活動に対して畏怖と否定的な感情も抱いていました。
それから3年(笑)・・・思い出作りは終わりませんでした(^^;)。
月日は人間を癒やすというか、はたまた、人間はそう簡単には変われないのか?
今は創作物の持つ力であるとか、僕個人の信条などを卑下することなく、もうちょっと肯定的に捉えて活動していきたいと思うようになってきています。
p.s.今回の記事では3年前の絵柄と最近の絵柄とを比較できますね。
なるほど・・・、昔の絵柄の方も可愛くて良いと言ってくださるご意見もわかる気がします(最近のは、ちょっと怖いかも・・・)。
絵柄は変えたくなくても変わってしまうものですので、今後も今までの良かったところをチョイスしつつ進化させていきたいと思っています。

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