本日は日帰りの終日ツアーに参加。

6時55分に指定された場所へ。

ツアーバスが迎えにきてくれる。

リヤドは路地に入ったところにあるので、宿の前までには迎えに来てくれない。

 

参加したのはこのツアー。

 

 

 

 

ワルザザードという地方都市とその近辺の観光地。

マラケシュとワルザザードの距離は約200km

 

 

 

 

外がまだ暗いこと、体調が悪いこともあり、バス乗った後暫くは娘を抱っこしたまま寝ていた。

 

一時間後位に起こされ、休憩だという。

とあるカフェの中へ。

 

朝焼けが綺麗だった。

アトラス山脈の方に向かっているのは知っていたが、大分上まで来ているんだな。

 

 

雪が見える。

 

 

地図でみるとアトラス山脈の山中。

この辺りが一昨日マラケシュのフナ広場から見たアトラス山脈の上の方なのだろう。

 

2025/12/19 欧旅㉚ マラケシュ8日目 バヒア宮殿観光、フナ広場近くのカフェでサンセット | 歴史好き感染症科医の旅行ブログ

 

 

 

と思ったら蛇行した山道をまだまだ上に行く。

どこも絶景。

 

例のカフェから妻と席を交代していた。

我々3人横並びの席はない。

我々のバスの迎えは最後の方だったので、2列横並びの席と最前列のドライバーとガイドの間の狭い席の1席という形だった。

最初妻はその最前列にいたが、男2人に挟まれるむさ苦しさを嫌い(確かにドライバーは体が大きく圧迫感がある)、席の交換を申し出る。かくいう私も2列の席は、窓が小さく景色が見づらい上、座席が狭すぎるのが嫌だったので了承。(日本人平均以下のサイズの妻が狭いというので実際かなり狭い。前2人が座席を倒していた関係もあるが)

 

雄大なアトラス山脈が前面に広く見渡せたので、やはりこの席が当たり。

それでも妻は、この席は御免被るという。

 

 

 

 

 

景色を堪能させてもらった。

 

 

途中、見渡しの良い場所で5分くらい休憩。

 

 

絶景だった。

 

 

その後、お決まりのアルガンオイルの施設見学。15分くらい。今回のツアー料金が安いのはこういう所との提携があるからだろう。

 

 

 

まぁ、この前のツアーで見たのと同じような感じ。

 

2025/12/18 欧旅㉙ マラケシュ7日目 近郊のアガファイ砂漠でラクダ乗り(日帰りツアー) | 歴史好き感染症科医の旅行ブログ

 

 

 

 

 

なんか高台みたいになっている。

横にいたガイドにこれは何かと聞いたら「アトラス山脈」と。それは知っている。

 

 

個人的には上部がなぜこんなに台地みたいになっているのかを聞きたかったが。

若干、面倒くさそうに答えられたので、それ以上突っ込んで聞くことは辞めた。

 

 

ただ、このあたりはモロッコ独立の際にフランスに協力した「betrayers  裏切り者」たちが住んでいるという。

 

ふーん。

 

「その人達のことは嫌いなのか?」と聞いたら、好きではないが、我々の会社にそこの出身者が一人おり、そいつは良いやつとのお答え。

なるほどね。複雑な歴史。

 

そう言って、暫く行くとアグイムという町を通過する。

ここがその「裏切り者」が住んでる?

 

 

(アグイム 歴史)

 

 

古くからベルベル文化が根付いている地とのこと。

 

特に「裏切り者」という言葉は出てこない。

 

 

 

(モロッコ独立運動について)

 

 

 

1920年代のリーフ戦争(1920〜27)を含む、スペイン・ポルトガルに対するリーフ地方の抵抗運動。

1950年代のフランスからの独立運動。そして独立。

1957〜58年の残っていたスペイン領のイフニを巡る戦い。

 

このうち、このガイドらが言うのは、1950年代のフランスからの独立運動についてをいうのだろう。

 

ちなみに最初のリーフ戦争があったリーフ地方はこのあたりで…

 

 

スペインのマラガの地中海を挟んだ向かい辺り。

 

 

マラガにはこの像があったが…

Julio Benitez y Benitez。アンワール戦争で壮絶な戦死を遂げた将軍。

 

 

2025/12/11 欧旅㉒ マラガ2日目 マラガ市内観光。モロッコ行きのためマドリードへ移動 | 歴史好き感染症科医の旅行ブログ

 

アンワール戦争は第三次リーフ戦争の重要な戦い。

この負けでスペインは植民地政策を諦めたと。

 

話が繋がってきた。

 

 

(モロッコ独立戦争 裏切り者)

 

 

簡単に調べても、特に具体的な裏切り者は出てこないが…

 

 

「裏切り者」…

立場、時代により評価が変わる微妙な言葉ではある…

 

 

 

件のアグイムの町を通過。あまり大きくない。

まぁ山の中の町だし。

 

 

 

この町を抜けると、雪はあまり見えなくなる。

アトラス山脈の反対側に出たようだ。

 

ちなみに、アトラス山脈越えで娘は2回吐いた。

 

パキスタンのヒマラヤドライブを思い出す。

 

パキスタン14日目(5/19) 標高3400mのLulusar湖へ | 歴史好き感染症科医の旅行ブログ

 

あの時に比べれば、まぁ短時間だと思ってたが、今回の旅は娘には負担が大きかったかと反省…が、引き返せない。

 

乾燥した景色が…

 

 

 

 

 

最初の目的地である「アトラス・スタジオ」に到着。

 

 

 

 

 

(アトラス・スタジオとは)

 

 

映画「アラビアのロレンス(1962)」のロケがここで行われたことでこの辺りのロケ地としての評価が高まり、1983年にこのスタジオが設立された。

以来、このスタジオは数百本近い映画やドラマのロケ地として使われているとのこと。

 

 

(アトラス・スタジオで撮影された有名な作品)

 

 

「グラディエーター」

「バベル」

「ハムナプトラ」

「スターウォーズ」

など多数。

 

 

スタジオ内のセットのつくりは思ったよりちゃちい。

映画ってこういうところで撮られているんだと意外。

 

「ハムナプトラ(失われた砂漠の都)(1999)」のロケ地セット?

 

 

 

裏側。

 

 

歴史的建造物というよりは、ディズニーって雰囲気。

 

 

要は作り物感。

 

 

 

映画「グラディエーター(2000)」のロケセット

 

 

 

光の感じがまさに。

 

 

 

少し工事をしていたが、砂埃がむっちゃ雰囲気ある。

剣闘士出てきそう。

 

 

他にも多数のセット。

 

 

 

 

メル・ギブソン監督の「パッション(2004)」もここで撮ったみたい。

 

 

スタジオからもアトラス山脈が見える。

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スタジオのそば(写真右手前)では地元の子らがグラウンドでサッカーをしている。のほほんとした雰囲気。

写真中央に光っているのは、ヌール太陽光発電所のタワー。高さが250mあり、太陽光発電所のタワーとしては世界2位の高さとのこと。「ヌール」はアラビア語で「光」を意味するらしいが確かにむっちゃ光っている。

 

 

こちらは、手前は「ブラック・ホーク・ダウン(2001)」かな?

映画の舞台はソマリアだが。

 

 

 

背後に見える城砦セットは「キングダム・オブ・ヘブン(2005)」でエルサレムの城砦として使われたらしい。

 

 

十字軍を題材にした映画らしい。

十字軍熱の冷めやらぬ私は帰国したら観ねば。

 

 

 

エルメスのCMの撮影のロケ地にも。

 

 

 

 

ダライ・ラマ14世の半生を描いたマーティン・スコセッシ監督の「Kundun(1997)」のロケセット。

 

 

 

 

アトラス・スタジオに割り振られた我々の滞在時間は1時間20分。

入所料はツアー料金とは別に1人80ディルハム(約1400円)

見れなかったところもあったと思うがまぁ十分見れた。

 

 

 

次はランチへ。

 

「アトラス・スタジオ」からワルザザード市内へ。

 

 

 

 

 

 

写真を撮るのを忘れたが、ワルザザードの街並みはこんな感じ。

 

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全体的にぱっと見は清潔で綺麗。

道路も綺麗だし、交通量は少なくマラケシュとは違い、都会の喧騒から離れた街という印象。

 

 

(ワルザザード 歴史)

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「サハラ砂漠の入り口」として、マラケシュやヨーロッパとサハラ以南のアフリカとを繋ぐ。商隊(キャラバン)の休憩所として発展。

「ワルザザード」はベルベル語で「音がない」という意味らしい。

17〜19世紀に泥土性の要塞化した集落が多くつくられる。

現在の街並みは1928年にフランス軍の駐屯地となってからできたようだ。

 

今でもフランス軍がいるようで、今回バスでその駐屯地前を通過した。

 

 

(モロッコ フランス軍の駐屯地はどこにあった)

 

首都のラバト、フェズやカサブランカ以外にも重要拠点には置いていた模様。

ここもその一つか。

 

先程のアグイムあたりの人が「裏切り者」扱いされるのもなんとなくわかる気がする。

駐屯地から近いし、フランス軍の強い影響下にあったのだろう。

 

 

ちなみに現在のワルザザードは沢山の建物があるが、多くは空室とのこと。

だから道路の交通量は少ない。

映画産業や観光業で潤っているそうだが、他には職があまりないそうだ。

この街に多いのは老人と子供で、働ける年代はマラケシュやカサブランカなどの大都市に出稼ぎに行っているとガイドが言っていた。

 

ちなみにこのガイド、英語とフランス語の両方を話せるなど能力は高いのだが、若干信用にかける。

あまり人の目を見て話さないというか、直感的に少し悪徳感を感じる。まぁ、きちんとした評価のついたツアー会社の紹介のツアーなので大きな問題はないはずだが。

基本的な仕事はそつなくこなすが、どことなく適当。

 

ワルザザードの街並みをバスからざっくり見ながら市内のレストランでランチ。

とあるレストランに連れて行かれて、ここで半強制的に食事。

ガイドに質問したいことがあったが、「あとはレストランのスタッフに聞いてね」とそそくさと行ってしまった。

なんかなぁ…

 

このレストラン、基本的にはこのセットメニュー。

 

 

前菜、メイン、デザートで130ディルハム(約2300円)。2人分頼んだが、まぁまぁする。

 

が、このツアー。アトラス・スタジオ、昼食代こそ別料金だが、ツアー代金自体は3人でたったの計7800円程度(娘の料金はほとんど取られてない)。

 

それを考えれば、全然安いとは言える。

 

 

味も結構美味しかった。

 

モロッコスープ。

 

 

別料金でミントティー。

 

 

メインの串物。

 

 

メインのピザ。

 

 

デザート2人分。

 

 

レストランからの景色。

 

 

アトラス山脈も見えて穏やかな雰囲気。

妻が、マラケシュと違って喧騒もないし、空気も良い(交通量も少なく排気ガスも少ない)と言うが確かに。

さすが「ワルザザード(音のない)」。

 

レストランの外にカスバ(城塞)

 

 

「タウリルトのカスバ」というらしい。

 

(歴史)

 

 

向かいに観光用のモニュメント。

「ワルザザード」は英語で書くと「Ouarzazate」。

 

 

最初、whatsappでツアーガイドが「Ouarzazateのツアーに参加する人ですよね?」と聞いてきた時に危うく「間違ってますけど」と答えるところだった。

読みづらい。

 

②へ続く。