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【トラピックス】2024年デラックスクラスホテルに泊まるベトナム・カンボジア6日間(1/5~1/10)
コロナによる渡航制限がようやく緩和され、3年ぶり海外の手始めとして東南アジア訪問を計画。以前から訪れてみたいと思っていたアンコールワットに。ベストシーズン(乾季と、気温が若干下がる)のこのタイミングにしました。アンコールワットに立ち昇る初日の出も魅力的ですが、年末年始の関空の混雑ぶりはどうしても我慢できないので正月明けに。
今回、利用する航空会社は初めてのベトナム航空。搭乗者の多くは若いベトナム人で、正月明けの休暇なのか、はたまた旧正月に向けての里帰りなのか、大量の荷物(頑丈にラッピングした段ボール群)を預けており、どの飛行機も搭乗チケット発券に手間取ってました。また、ハノイ到着後は荷物が中々出てこなく、イライラ一方、帰りの関空では、自分のケースがあっという間にレーンに。さすが日本の空港は優秀です!
定刻通りハノイに到着。冬の日本から春のベトナムに気候が変わり、早速ダウンジャケットとダウンベストをリュックに仕舞い込みました。現地で東京からのツアー客と合流し、一路ハロン湾へ。
夕食はホテル最上階レストランでフォーや生春巻き・揚春巻き等のベトナム料理を頂きました。パクチーは日本の物より匂いがきつくなく、抵抗なく食べられました。
ここハロン湾は多くのホテルが立ち並ぶ静かなリゾート地です。しかし、その一角にあるディスコが深夜2時まで大音量のミュージックとサーチライトを放ち続け、静かな街並みを破壊。「眠れない」と多くのツアー客が怒ってました
朝食後、ハロン湾へ。波がほとんど起たない湾内に多数の奇岩が並ぶ、幻想的な景観で有名な世界遺産です。9時前にチャーター船に乗り込みましたが、既に多くの船が出航。
途中、鍾乳洞のある島に上陸し探検。日本と違い、ベトナムの鍾乳洞は洞内が生暖かく、湿度が高かったです。
昼食はハロン湾で獲れた海鮮をチャーター船内で調理してくれました。美味しかったです。
下船後、ハノイへ向かい、市内観光。フランス統治時代に建てられたハノイ大教会・ハノイのランドマークのホアンキエム湖をまわり、バスをいったん降りて電動カートで旧市街の中を回りました。旧市街は同業組合毎に集まって商売しており、統一感がありました。また、町全体も他のエリアと違ったレトロな雰囲気が感じられます。
市内観光後は水上人形劇を鑑賞。11世紀から続いている人形劇だそうで、伝統音楽の生演奏に合わせ、水面で人や龍・牛の人形を動かし、10ほどのストーリーを見せてくれます。ヨーロッパ・アメリカからの観光客も大勢来てました。
夕食は北部ベトナム料理。ベトナム料理と言えば「フォー」が有名ですが、ベトナムではつけ麺「ブンチャー」も人気だそうです。つけ汁は酸味と胡椒の辛みが効いてますが、思った以上に美味しかったです。
翌日も市内観光。先ずは文廟(孔子廟)を見学。孔子が祀られているベトナム最古の大学跡です。ここは多くの学生が合格祈願に訪れたり、卒業写真やアオザイを着ての写真撮影に来る人気のフォトスポットです。
その後、タンロン城や鎮国寺を巡りました。
続いてホーチミン廟へ。ベトナムの英雄、革命家ホー・チ・ミン氏の遺体を永久保存処置した霊廟です。丁度、衛兵交代式が見れたのでラッキー
ここに立つ白い服の衛兵はエリート軍人だそうです。因みに、肌の露出が多い服で近辺を歩くと、警笛で羽織るよう注意されますよ。
昼食はバインミー。やわらかいフランスパンの中にバターを塗り野菜・ハーブ・肉を挟んでソースをかけるベトナムのサンドイッチ。現地人だけではなく、日本人観光客にも人気があるそうです。パンも程よい硬さでソースも万人受けする味で、大変美味しかったです。
ここベトナムでの移動手段は車でも電車でもなくバイク。荷物を運ぶだけではなく、家族の移動手段としても使ってます。二人乗りは当たり前、子供を挟んだ四人乗りも見かけました。ベトナムの法律では二人乗りまでですが、子供は対象外だそうです。
夕方、ベトナム航空でカンボジアのシェムリアップ新空港へ。降り立ったカンボジアは夏モードでした。ここシェムリアップ新空港は昨年11月にオープンしたのですが、市街地から60Km程離れてしまったので移動が大変。道路も整備中のようでホテルに着いたのは22時
夕食(夜食)はホテルでカンボジア料理(通称クメール料理)を頂きました。隣国の辛いタイ料理や香草たっぷりのベトナム料理に比べ、クメール料理の味付けは辛くなくマイルド。また、フランス植民地だったこともあり、フランス料理の影響を受けたものもあるそうです。
カンボジアではドルが流通しています。しかし、1ドル以下のおつりはカンボジアの通貨リエル紙幣で返ってきます。リエル紙幣がどんどん溜まってきますので、どこかの土産屋でドルと一緒に使うか、空港に着いたらバスドライバーへのチップとして使うか、もしくは空港の寄付ボックスに入れたら良いですよ。
翌日は、四時起きしてアンコールワット朝日鑑賞。私の中で今ツアー一番の観光です。アンコールワットとアンコールトムに入場するためにはアンコールパスが必要なので、チケット・オフィス経由でアンコールワットへ。
アンコールワットは正面が西向きなので、朝日を背景に徐々に姿を現します。それを一目見ようと、数多くの観光客が押しかけていました。とても幻想的な姿で感動ものです。
一旦ホテルに戻り朝食を摂り、次はアンコールトムへ。アンコールとは「都市」、トムとは「大きい」という意味です(因みにワットは「寺院」)。アンコールトムは3㎞四方を堀と城壁に囲まれた都市遺跡です(アンコールワットは1.5×1.3㎞のサイズ)。外部とは東西南北の門と死者の門(戦争で死んだ兵士を運び入れる)でつながっています。徒歩で回るには広すぎますが、バスが門を通り抜けられませんので(当時の乗り物ゾウが通れるよう設計)、マイクロバスに乗り変えて入場観光しました。
先ずは、バイヨン寺院へ。ここはヒンドゥー教・仏教混交の寺院跡です。塔の四面には人面が彫られており、50くらいの塔には計120個程の人面像があるそうです。壁面には他国との戦争や、人々の生活の様子をレリーフとして彫られています。また、遺跡には数多くの猿が生息。ニホンザルと比べると、おとなしく人馴れしていました。
続いて、「象のテラス」「ライ王のテラス」を見学。象のテラスはゾウのお披露目場、ライ王のテラスは兵士の出征・生還を王が謁見した場所と言われてます。
次にタプロム遺跡を見学。ここタプロム遺跡はジャヤーヴァルマン7世が母親のために作った寺院です。高台の上に寺院を作らなかったため、石のすき間に種子が入りこみ成長したことで大半の塔が倒壊しました。また、この遺跡はアンジョリーナジョリー主演の「トゥームレイダー」のロケ地で有名。内戦で激減してしまった観光客が、この映画を見て再び大勢押し寄せるようになったそうです。
一旦ホテルに戻り休憩後、再びアンコールワットへ。大伽藍と美しい彫刻がクメール建築の傑作と称され、カンボジア国旗にもその姿が使われています🇰🇭アンコールトムもそうですが、世界各国が修復プロジェクトを立ち上げ、遺跡修復に取り組んでいました。
下の回廊の柱には落書きが残されています。カンボジア内戦で塗りつぶされ判読できませんが、これを書いたのは江戸時代の平戸藩士(森本右近太夫一房)。当時の平戸は国際貿易港で、そこからインドにある仏教の聖地「祇園精舎」を目指し旅立ちましたが、どうやらインドの遺跡と勘違いしたそうです。
特に夕日を浴び金色に輝き池に姿を映すアンコールワットは、朝日と違って趣深い味わいです。
観光後、クメール伝統舞踊を鑑賞しながら、夕食を頂きました。
この王宮古典舞踊は、きらびやかな衣装と眩い冠を身につけ、木琴などの宮廷音楽の伴奏に乗ってゆったりと踊り舞う。手や指の反り曲がりで木の成長や花の開閉を表すそうです。
翌日は遺跡観光の疲れを取るため半日ホテルに滞在後、オールドマーケットで土産物を物色。籠を買いましたが、1軒目は5ドルでディスカウントなし、同じ種類が一個しかなく選べらないのでパス。愛想の好い2軒目は数個の籠があったのですが、12ドルと吹っ掛けられました。「そこの店で5ドルと言われた」と返すと、「5ドルでいい」と簡単に折れました。こういうマーケットは一物二価の世界ですね。
昼食は、紀子様や他の著名人の写真が入り口に飾られているソフィテルアンコール・ホテルのレストランでフレンチを頂きました😊美味しかったですぅ~
昼食後、空港に向かい、ベトナム空港にてホーチミンへ。カンボジア紙幣はドライバーさんにチップとして渡しました。
ホーチミン空港の待合室の一角でツアー客とお別れパーティー。深夜に東京組と別れてホーチミンを立ち、翌朝関空に着きました。
大阪に降り立つと、気温は9度と一気に冬に逆戻り
風邪を引かないよう、家で冬ごもり状態でした。