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【トラピックス】2015年スペシャルヨーロッパ4カ国周遊9日間(3/28〜4/5)
 
 今回はイースターの時期にバスとユーロスターを乗り継いでヨーロッパのおいしいところ(フランス・スイス・ドイツ・リヒテンシュタイン公国)を巡った弾丸ツアーをご紹介します。
 
 朝に伊丹から成田へ。15時発JALでパリへ向かい、20時前に着きました。
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 成田空港にはフィンエアも駐機していました。いつか乗ってみたいラブ
 JALの機内食は日本人好みの味付けでした。食が進みますナイフとフォーク

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 このバスで4か国周遊です。
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 パリのリヨンからスイスのジュネーブまではユーロスターを使っての移動。
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 ヨーロッパ各地ではイースターの装飾が施されていました。
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パリ ベルサイユ宮殿

 最初に訪れたのは、フランスのパリ。小雨が降りしきる中、パリ南西部にあるベルサイユ宮殿に向かいました。ご存じのとおり、ルイ14世が建造したバロック建築の代表作で、豪華な建物と広大で美しい庭園が有名です。宮殿内の人気の場所が「鏡の間」。長さ75mの長い回廊に大きな窓が連なり、その反対側には鏡が埋め込まれ、そしてクリスタルのシャンデリアが煌く、荘厳できらびやかな空間です。1919年、第一次世界大戦後の連合国とドイツの間で締結された「ベルサイユ条約」も、この「鏡の間」で調印されたそうです。

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 ポルトガルのジェロニモス修道院でも写りこんでましたが、宮殿内ではオーブが飛んでるのが写り込んでました。
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ここにもオーブが映り込んでいました。

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 下の絵はナポレオンの戴冠式ですが、ルーブル美術館にもほぼ同じ絵が所蔵されています。
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オルセー美術館
 午後は自由行動だったので、オルセー美術館を訪れました。翌日が休館日なので、多くの観光客でごった返していました。この建物はもともと鉄道駅兼ホテルだったそうで、その面影が随所に残っています。
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 オルセー美術館は印象派美術の宝庫。日本人が大好きなルノアール・モネ・ミレー・ゴッホ等の印象派画家の作品が数多く展示されています。日本各地で開催されている印象派展を5年分見たような充実感でした。
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 翌日は先ず市内観光。シャンゼリゼ通りを抜けて凱旋門、更にはエッフェル塔を見ながら、ルーブル美術館に行きました。道中、現地添乗員が「シャンゼリゼ通りのマカロン屋の家賃は(多分)2千万/月です」「皇太子殿下が来仏するとこの迎賓館に泊まります」「ダイアナ妃は手前からX本目の柱に激突して亡くなりました」「アラン・ドロン(往年の映画スター)はセーヌ川向かいに見えるマンションの最上階に住んでおります」と、ワイドショー的な案内が面白かったです。
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ルーブル美術館
 世界最大規模、そして世界一の来場者数を誇るルーブル美術館で、最初に出迎えてくれたのはガラスのピラミッド。トム・ハンクス主演の「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台となったルーブルで、マグダラのマリアの墓のありかを示すサインでしたね。
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 館内にはミロのビーナス、サモトラケのニケ(ナイキというブランド名のオリジナルになったことで有名です)、そして数多の絵画・彫刻・宝飾品が展示されています。
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 極めつけは、モナ・リザ。私が行ったときは数百人ほど収容できる大部屋に鎮座していました。時期によっては展示場所や入室人数制限があるようで、事前に確認することをお勧めします。皆がモナ・リザ目当てに押し掛けるので、部屋の入口から写真が撮影できる場所までたどり着くのに一苦労。更に、押し競饅頭状態で撮影するのでブレまくり、やっとの思いで撮れたのがこの1枚です。モナ・リザ目当てなら一日を覚悟、もう一日で他の有名な絵画や彫刻・宝飾品を見た方が良さそうです。
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 下の絵はナポレオンの戴冠式ですが、ヴェルサイユ宮殿にもほぼ同じ絵が所蔵されていました。何人かの人物を違えて描いているようですが、大きすぎて違いがよくわかりません。が、両方とも迫力のある絵です。
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 パリは美食の街で有名ですが、普通のビジネスホテルの朝食でも大変美味しかったです。特に焼きたてのクロアッサンは美味!!!日本の美味しいパン屋と比べても引けを取りません。エスカルゴもおいしかったです。
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モンサンミッシェル
 次に向かったのはモンサンミッシェル。パリから日帰りバスツアーも出ていますが、東京~名古屋位の距離があるので、宿泊した方が楽です。私の場合は日が暮れてからの到着で、ライトアップされたモンサンミッシェルの姿はとても感動的でした。翌日は島内見学。このあたりは潮の流れが速く満ち引きが大きいため、運ばれてくる土砂が堆積しやすいそうで、島が陸続きになるのを防ぐため、ショベルカーとダンプカーで除砂作業を行っていました。大潮時に海に浮かぶモンサンミッシェルの景観が大切なようですね。島入口の門をくぐると、細いメインストリートが上層の修道院まで続きます。道脇にはレストランや土産物店が軒を連ねています。
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 この界隈の名物料理はオムレツ。その昔、歩き疲れた巡礼者に振舞う滋養の高い食材が卵しか無く、提供したオムレツがいつしか名物料理になったそうです。島内は修道院や軍事施設等、石造りの建物が多く地味な感じで、正直感動は薄かったです。やはり、モンサンミッシェルは「島外から眺めるのが一番」。
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スイス ユングフラウヨッホ
 次は一路東に向かい、スイスのアルプスへ。ユーロスターとバスを乗り継ぎグリンデルワルトに。更に、登山鉄道に乗り込みユングフラウヨッホを目指しました。車内はハイジの声でアナウンス、思わず笑ってしまいます。4月のスイスは未だ春が訪れず、車窓の景色は白一色。それはそれで綺麗でしたが。




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 昼食を挟み、2時間ほどでスフィンクス展望台入口に到着。ここは標高3600mとほぼ富士山山頂の高さで、一部のツアー客は頭痛のため観光をギブアップ、ベンチで休んでいました。楽しみにしていたスフィンクス展望台から見下ろすアレッチ氷河は、猛吹雪で視界ゼロ。まるで遭難にあったようで、展望台には1分も居られませんでした。ウィンタースポーツをやらなければ、スイス観光は夏に限ります。



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 因みに、展望台エントランスには郵便局があり、横には昔懐かしい郵便ポストが置かれ、日本に向けてポストカードが送れます(姉妹提携しているそうです)。
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リヒテンシュタイン公国
 スイスからリヒテンシュタイン公国の首都ファドーツに立ち寄りました。この公国は面積18㎢、人口5000人あまりの小さな国です。添乗員さんから説明がなければスイスの一都市と勘違いして通り過ぎてしまう位の国でした。ヨーロッパには他にモナコ公国・ルクセンブルグ大公国・サンマリノ公国が存在します。


 
スイス ザンクトガレン
 ファドーツからフュッセンに向かう途中、ザンクトガレン修道院に立ち寄りました。旧市街はヨーロッパらしい歴史ある建物が立ち並び、中世にタイムスリップしたようです。修道院はバロック建築の傑作と称されるだけあって豪華な装飾が施され息をのむような美しさでした。











ドイツ ノイシュバンシュタイン城
 次は北に向かってドイツのノイシュバンシュタイン城へ。向かう途中もずっと雪でした。




 翌日は一転晴天。青空と雪のコントラストが大変綺麗な観光となりました。ノイシュバンシュタイン城はドイツに現存する城の中で最も美しく、アナハイムのディズニーランドの眠れる森の美女の城のモデルになったと言われています。
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 この城を建てたのはバイエルン王国のルートヴィヒ2世。建築に湯水の如く金を使い、国の財政を悪化させ廃位させられたと伝えられています。写真でよく見る城の姿は、城への登山道とは反対側にあるつり橋(マリエン橋)からの撮影で、超人気撮影スポットだそうです。
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 更には、ノイシュバンシュタイン城からロマンチック街道を北上。途中、ルートヴィヒ2世の父が建てたホーエンシュヴァンガウ城、世界遺産のヴィーツ教会、中世の街並みを残したローテンブルグ、14世紀に創設された大学で有名なハイデルベルクと、400㎞程の街道沿いに観光スポットが点在します。当時は、ロマンチック街道を旅するツアーも催行されており、見どころ満載な地域でした。
 
ホーエンシュヴァンガウ城
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ヴィーツ教会
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ローテンブルグ
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ハイデルベルク

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帰りはフランクフルトから一路成田に向かい、成田から関空に帰りました。



 

 当初想定したとおり、移動の大変な旅でしたが、旅行時間が取り難い方にはお勧めのツアーです。