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【トラピックス】2006年まるごとイタリア9日間(2/23~3/3)

 

  大阪在住です。この20年間、阪急交通社(トラピックス)一筋で海外旅行ツアー(ヨーロッパ・アジア)に参加してきました。ツアー内容をお伝えすることで、これからのプランの参考にしてもらいたいです。

 

  当時はアリタリア航空で関空からミラノへの直行便が出ていました。バスとユーロ・スターを使ってミラノ~ベローナ~ベネチア~ピサ~フィレンツェ~ナポリ(&カプリ島)~ポンペイ~ローマまでのイタリア各都市周遊ツアー。


 

ミラノ

 当日は雨模様。ミラノ市内観光でミラノ大聖堂(ドォーモ)・ビットリオエマヌエーレ2世ガリレア・サンタマリアデレグラッツェ教会(「最後の晩餐」鑑賞、当時は撮影不可)を訪れました。ミラノで圧巻だったのはミラノ大聖堂(ドゥオーモ)。400年の歳月をかけて建設、すべての尖塔には様々な彫像が施され、最も高いところには黄金に輝くマリア像がまつられています。建物というより一個の壮大な芸術作品の様相です。

 「最後の晩餐」は、1999年に修復が終えたにもかかわらず、巷でよく見る写真とは違い、全体が薄い色の壁画でした(床から上に見上げるからかも)。教会内では、人間の吐く二酸化炭素による劣化を防ぐため、一回の入場者を50人/15分程度に制限していました。同室の外国人も含め、誰一人とも声を出さず、食い入るように壁画に見入っていたことを記憶しています。残念ながら、当時は撮影不可だったので写真は掲載できてませんショボーン






 

ベローナ

 ベネチアに向かう途中にベローナに立ち寄りました。ベローナはイタリア北部の都市で、中世の旧市街があります。写真の中庭を見下ろすバルコニーがある邸宅がシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台となったジュリエットの邸宅とされています。ここベローナにある古代ローマ時代の巨大な円形競技場や広場を観光しました。

 

ベネチア

 ベネチアのカーニバルは毎年2月ごろ開催されます。当時はカーニバルを見学催行するツアーがほとんどなかったので、イタリアのサイトで開催期間を調べ、その期間にベネチアを訪問するツアー探して申し込みました。訪れたのが確か最終日で、多くの観光客と仮装した人々でごった返していました。近年、ベネチアは気候変動による高潮冠水被害が深刻化しており、いずれ観光できなくなるのではと心配しています。 





 

ピサ

ピサは斜塔で有名です。傾斜を是正する改修工事から数年経っていたので、登ってみました。最上階はビル10階位の高さ(300段程度)なので、出社時階段を利用している方なら楽に登れます。屋上からはピサの街並みが見下ろせます。因みに、通路が狭いため、入場に人数制限があります。


 

フィレンツェ

 フィレンツェは街全体が丸ごと世界遺産。ルネサンス時代の数多くの美術品と建築物が残されています。目玉のウフィツィ美術館にはボッティチェリの「プリマヴェーラ」「ヴィーナスの誕生」や、ダヴィンチの「受胎告知」等々、美術の教科書でお目にかかった数多くの作品が展示されています。一般入場は3時間待ちですが、団体入場&時刻指定なので(それでも)30分程度の待ちで済みました。一日中居ても飽きないスポット、フィレンツェを訪れたら一見の価値ありです。当時のウフィツィ美術館は写真撮影禁止でした。2019年に再訪してますのでそのブログで紹介します。








 

ナポリ(カプリ島)

 フィレンツェからナポリまではユーロスター。皆で乗り込むと添乗員さん席に何故か教会のシスター(お婆ちゃん)がぽつんと着席!「ここは私の席」とチケットを見せても頑として動きません。「どきなさい」「いやだ」の問答を続けてると、近くのおっさんが「年寄りだから譲ってやれ」と横やりを入れる始末。通りかかった車掌に伝え言ってもらっても状況は変わりません。仕方なく空いた席に座りました。添乗員さんが一言「これだからイタリア人は嫌い!!!」ムキー

 ナポリのホテルは設備が古く、ツアー客同士でお湯の争奪戦。私が入った途中でお湯が水に代わり、ブルブル笑い泣き

カプリ島の「青の洞窟」は、冬季で波が高く無理でしたショボーン

 

ポンペイ

 ポンペイはヴェスヴィオ火山の噴火により一夜にして滅んだローマ帝国都市の遺跡です。この遺跡から古代ローマの生活を垣間見ることができます。街の目抜き通りは車道・歩道が区別され、通り沿いに水道が引かれ、公衆浴場やパン屋が立ち並び、街外れには円形闘技場や野外劇場があります。ここに一万人を超える人々が住んでいたと言われております。

 

ローマ 

 ローマでは世界遺産のローマ歴史地区(コロッセオ・トレビの泉・スペイン広場)を観光しました。




 ローマは見どころ満載ですが、特にバチカン市国がお勧め。トム・ハンクス主演の「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」の舞台となった、ローマ教皇が住まわれるローマカトリック教会の総本山です。バチカン市国は世界最小の独立国で、国自体が世界遺産に登録されています。特に、システィーナ礼拝堂の天井に描かれた「最後の審判(ミケランジェロ作)」が、その巨大さで人々を圧倒します。個人的には、サン・ピエトロ大聖堂右奥に置かれた「ピエタ像(ミケランジェロ作)」が好きです。大理石から掘り出したとは思えない、しなやかさと美しさを持った作品です。




 帰路は空路ローマからミラノで乗り継ぎ関空に向かいました。窓からは冠雪をかぶったアルプスの山々が綺麗に見下ろせました。


 

 やっぱり、イタリア最高です!