Vocalist 森丘崇の“ROCKでバキューン!!” -39ページ目

アーティストからのメッセージ。

どんなアーティストでも、



「人をいじめなさい」


「いがみ合いなさい」


「憎しみ合いなさい」


「人をバカにしなさい」



なんてメッセージを発信する人はいない。

むしろその逆のことを発信してるんじゃないかな。




最近、

「この曲を聴いて、勇気が湧いたので好きな人に告白しました!」とか

「仕事でつらい時にあの曲を思い出して、自分を奮い立たせてます!」とか

ってのを聞いて、作り手としてとっても嬉しい限りです。




だから、そのアーティストの楽曲やメッセージが好きなら、誰かに意地悪したりバカにしたりってこともなくなるはずなんだけどな。

人間だから、負の感情もあって当たり前。

だけど、アーティストが発信してるメッセージが好きだなーって感じたなら、自分の身に置き換えて考え方として取り入れてみるってこと、大事なんじゃないかな。





希望の歌はあっても、絶望的な歌ってあんまりないじゃん。

人を殺そうぜって歌なんてないじゃん。

ネチネチ文句を言おうぜ、なんて歌もないじゃん。



だいたいはその逆なんだから。




さて、ライブが近いです。


3/27(金)は高崎フリーズ!
久しぶりの群馬です。
19時からの出番になりました。



それから、4/5(日)は渋谷RUIDO K2!
主催企画のラスト!
そしてサッコの誕生日記念企画です。
祝ってあげたいじゃん。
待ってます!!



読んでほしいです。【みんなにお願い】

こんばんは、崇です!
今日はみんなにお願いがあってブログを書いてます。

4/15(水)、渋谷RUIDO K2で「L-1グランプリ」という、お客さんの投票で決まるバンドコンテストの予選があります。
その日、みんなに応援しに来てほしいんです。


僕らは結成して1年目、テレ朝さんの「musicる」という番組の企画のコンテストで、決勝まで行きました。
リキッドルームという大きなライブハウスで行われたんだけど、あの日の緊張、ステージからの光景、歌いながら感じたこと、そして望んだ結果に届かなくて悔しかったこと。
本当に鮮明に憶えています。

そこから僕らはたくさんの人たちに出会って、支えられてきました。
そして活動4年目、また大きなコンテストに参加します。
自分たちの主催企画やワンマンライブなどもある中、エントリーを決めました。

3年ちょっと活動してきて、うまくいったこともいかなかったことも、たくさんありました。
何でもそうだけど、最初の頃には新鮮さや勢いがあって、でも未熟な部分も多い。
逆に時間が経つと、慣れやマンネリに支配されそうになったり、でも洗練されて良くなってる部分ももちろん多い。
だからこのタイミングで、「初心を思い出す」という意味でもチャレンジしたい。

“自分1人くらいが行かなくても予選は突破するでしょ”っていう人がもしいたら、絶対そんなことはない。
どんなことでも、1人のチカラが意味を持たないことなんてない。
むしろ大きなチカラの源は、いつだって1人のチカラです。


出演順は当日の抽選で決まります。
だけど、最初から最後までいないと投票できないというわけではありません。
お客さん1人が3組まで投票いなければいけないシステムなので、3組目終了段階から随時投票ができます。
平日だから、僕らの出番に間に合わない人もいると思う。
ワガママなお願いかも知れないけど、それでも来てほしい。
決勝に行って、優勝して、オーロラタクトの音楽をたくさんの人に聴かせたいんです。


よろしくお願いします!


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4/15(水)渋谷RUIDO K2
出演:オーロラタクト / Moth-eaten / SALTLAMP / THE JAGUAR / LEG'end PRIMe / MergingMoon / CANDY GO!GO!
OPEN 17:30 / START 18:00
前売¥2,200+D / 当日¥2,700+D

■ご予約→ http://auroratact.com/live

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音楽家として、3.11を振り返る。

3.11についての話なんて耳タコかも知れないけど、何人が何回話したって無駄にはならないだろう。


音楽家として思い出すのが、「節電」と「自粛ムード」。



ライブハウスではライブイベントが中止になったりアコースティックイベントに変わったり。

お花見もいろんなところで自粛。




節電


節電


節電


自粛


自粛


自粛





個人的には最初から違和感を感じていました。




節電をしなければいけない理由はもっとも。

原発が動かないから電気が足りないからね。

それはイイんだけど、ライブハウスで使う電気量より、複数の家庭で使う電気量の方が明らかに多い。

バンドマンが10人くらいライブハウスに集まるなら、その時間はその人たちの家庭で電気は使わないわけだから、かえってその方が節電になる場合もある。

いいじゃん、普通にライブやれば。

それで気持ちが救われる人がいることの方が、よっぽど価値がある。

って思ってた。





自粛ムードも同じ。

本質は何なのかと、ずっと思ってた。

自粛することで被災者の方々が救われるわけじゃない。

むしろ、被災者じゃない人たちがお金を使って経済を回すことの方が大事なのでは??

って思ってた。




要するに、日本全体が

「そういう雰囲気じゃなかった」

ということ。





音楽含めたエンタテイメントや嗜好品は、

「衣・食・住」のあとに求められるものだから。




「衣・食・住」が保障されないなんて、近代日本において考えられなかったから。



だけど、エンタテイメントや嗜好品の優先順位が低いからと言って、それを「やってはいけない」「売ってはいけない」という風潮には違和感しかなかった。


だって、「そういう雰囲気」というもの以外、理由がないと思ってたから。




3.11の一週間後くらいにバンドでライブがあったんだけど、普通にバンド形態でライブやりました。

それでその場所にいるお客さんや演者が幸せな気持ちになることが、本当に大事なことだと思ったから。

正直、被災地まで行って直接的な支援活動までは考えていなかったし、ほとんどの人がそうだったはず。

だったら、自分と目の前の人が幸せになるように生きることが、自分にできる最大の仕事だと思ったわけです。




求められてもいないのに東北に向けて音楽を放つことなんて一番違うし、

かと言って音楽家が音楽を自粛したら、それはもう音楽家じゃない。

だから、震災関連で心が沈んだ「目の前の人たち」に、音楽で光を届けることが一番だと。



どう頑張っても、音楽は「衣・食・住」には優先順位では勝てない。

どう頑張っても、音楽は直接的な支援活動にはならない。




だけど、音楽があれば心が軽やかになり、気持ち的に誰かを救えるかも知れない。


それが音楽のいいところだよね。



生きてることに感謝。