http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100101000985.html
アメリカ、オハイオ級原子力潜水艦 ミシガン 1日より横須賀に入港、というニュース。

潜水艦、特に原子力潜水艦には大きく分けて2つのタイプがあります。
「戦闘用」とも言える攻撃型潜水艦、任務は敵の潜水艦や艦船との戦闘です。
もうひとつは弾道弾型潜水艦、海に潜み、最終戦争勃発時には敵国へ核ミサイル(SLBM)を撃ち込む仕事です。

戦闘機と爆撃機の違い、と言い換えても良いかも知れません。

今回 来航したのは後者、本来は冷戦中 海に深く沈み ソ連との第三次世界大戦時には核兵器を撃ち込むのがお仕事です。

現在アメリカが有する最大火力といってもいいかも知れません。

ただし 冷戦が終わり 核軍縮の中でオハイオ級も何隻かは核ミサイルから通常ミサイル(まぁトマホークですね)への転換を果たしていますし 今回来校したミシガンもそのうちの1隻

しかし、火力がずば抜けている事実は代わりませんし まぁかなりの大物であることは確実です

問題は何故来たのか?という話
結論からいえば 北朝鮮の後継者問題や尖閣諸島問題へのアメリカのプレゼンス発揮、言い換えれば「圧力」をかけるためです。

さらに言えばアメリカがこの地域(極東)への関心が高い事、中国との関係が難しい事の表れとも言えます。

正直 信じ難い対応です。
日米安保条約は 簡単に言えば「アメリカが日本と日本のアジア利権(シーレーン)を守る代わりに日本は基地の提供等アメリカ側に配慮する」という「契約」です。

ちなみに「アメリカ軍の経済的支援」は条約にありませんが、70年代以降の円高で経済的にしんどくなったアメリカ軍へ「契約にはないがこちら(日本)の配慮で」経済的負担の一部肩代わりを「思いやり予算」といいます
契約(条約)ないから思いやり、という訳です。

閑話休題、鳩山政権は普天間問題で「(提供予定の)辺野古への移転拒否、代替案はトラストミー(つまり空手形)」と契約の不履行と言えるマネをしてくれました

アメリカ側としても「制裁」という意味合いで 今回助け舟を出さない という選択肢をとりうる訳ですが 文字通り「助け舟」を出しました

つまり、「このまま見逃して日本が中国に屈服する自体の回避」といえます

何が言いたいか、対中戦略の大筋では日米間は協調している という事(日本にとってアメリカは味方、という意味)


一部の「ジシュボウエイマンセー」には悪いが日米同盟は未だ健在 という事
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=ajkR2GQkPTuM
「みずほフィナンシャルグループ、統合へ動き出す」と朝日新聞が報じましたよ、と言うニュース

ソース不明、ってヲイ

まぁ解説、私がネタ帳にしてる 金融ビジネス誌には7月26日発売分には既にありますね

Qそもそも、「統合」ってどーいう意味?
Aみずほフィナンシャルグループ(以下みずほFG)には3つの銀行があります
・みずほ銀行
・みずほ信託銀行
・みずほコーポレート銀行
まぁ普通に考えれば、グループ内での共食い状態ですね
例えば証券分野でも みずほインベスターズ証券とみずほ証券があります
昔はさらに新光証券なんかもありました。

Qなんで今まで そんな状態だったの?
Aポスト配分の問題
みずほFGは元々 富士銀行、第一勧銀、興銀からなりますが、まぁ今までのライバルが1つ屋根の下、というのは難しいものでして
事実 みずほFGトップは第一勧銀 みずほ銀行とみずほ信託銀行のトップは富士銀 みずほコーポレート銀のトップは興銀出身者です。


Qなんで、今更・・・・
Aおそらく直接的なきっかけはバーゼル3
・みずほFGとしてもムダを削り利潤を生む体質にしたい
・各銀行が大規模増資を行った結果、財務基盤が相対的に弱くなった
まぁ環境が厳しくなったことが団結をうながさざる得なくなった とも言えます。


Q何故 グループ内の統合は難しいの?
Aもともとメガバンクは「寄り合い世帯」という側面が強いです
つまり組織文化やノウハウ、人事等の擦り合わせの問題ですね
もっと書けば旧都市銀行のパワーバランスの崩壊にも繋がります


Q誰が絵を描いたの?
A推測ですが 金融庁が1枚噛んでいる、と金融ビジネス誌にはあります
もともと みずほは09年4月のトップの全面交代劇、リスクアセットの絞り込み(貸し渋り)、増資策の遅れ等がありまして
そこで 金融庁が今年4月に現在のみずほ首脳陣を呼び出し、「何とかせい」とした訳ですね。

何とかする→組織再構築 となる訳です
まぁ 金融庁が黒幕とまではありませんが きっかけになったと読める書き方ですね


Q実際どーなの
A元ねたが朝日ですからね
以下続報!ということで
個人的な感想なのだが たいてい企業や個人が過剰な投資や消費をする背景には「ソレが必要だから」というモノがあります。

例えばイオン、08年頃まで、はっきり言って「過剰な」投資をしていましたが(キャッシュフローがマイナスになっていた) コレも、グローバル化の中で有力企業として目立つためには(もっといえば、欧米企業との物量戦に負けない為)には 規模の拡大が必要だった事があります(日本の小売業は市場規模に比べて小ぶりで寡占化が進んでいない)。

まぁ、今から見ればムダ使いといわれるソレも当時としては合理性があった という話

兵器も同じ

例えば ネットの「グンヲタ」は「空母ほしい」「原潜欲しい」「核兵器やICBM欲しい」「国産戦闘機欲しい」なんて言います

なんかロジスティクスに関するモノがないあたりがさもしいモノを感じますね(軍事の格言に、素人は戦略を語り玄人は兵站を語る、というのがある)

まぁ確かにあった方が便利ですよ

ぶっちゃけ空母や原潜は日本本土防衛には不要(陸上機の活動範囲でたいてい事足りる)なんですが 所謂シーレーン防衛には欲しいところ

国産戦闘機があれば いわば オーダーメイトですから、「自分が一番欲しい」性能が手に入ります。

核兵器も まぁ いざというときのウルティマラティオとして機能はします

じゃ何故 多くのリアリスト系な(エバ様とか)ミリヲタがこれらの兵器に否定的なのか?

答えは単純、コレらが「高い」から
言い換えれば資源の濫費とも言えます。

例えば 空母1隻、イギリスのクィーンエリザベス級ならたしか3000億円ホド
まぁイージス艦2隻+αぐらいです

空母とイージス艦2隻+α、どちらがお得か(日本国にとって効用が大きいか)となれば、現状では後者ですね。

何が言いたいか?何かを得るには対価が必要である事、その対価を支払った分だけ 何かを我慢しなければいけないこと です
経済学的には「機会費用」といいます、子供手当へ莫大な投資をすれば 公共事業予算(とソレによる経済効果)を諦めなければいけない、という意味です。

兵器に関していえば、空母 原潜 核兵器 国産戦闘機・・・・・コレらへの莫大な投資は 既存の装備なり物資 訓練等を減少させます

多くのミリヲタの見解は、どちらが割に合うか?と考えて「後者がお得」という事です。


この機会費用 例えば徴兵制なんかにも言えて 少子高齢化の進む先進国では若者の労働力の希少価値が上がった為に衰退しました。


まぁ 何が言いたいか? 投資をするときは「そのお金や人手がアレば他に何が出来るのだろう」という事を常に意識しなければいけない、という事

Aをする事は競合するBを諦めることだから Aのメリット>Bのメリット 出なければしてはいけない、という話
三つ子のキャットシットワンのブログ-101001_0655~01.JPG

午前八時、という言葉があります。
うろ覚えですが 確か、かつての南満州鉄道(所謂、満鉄)では 30代若手が活躍した為、こう呼ばれたと記憶しています。
つまり早朝から活動するバイタリティと満州という新天地での活動を示していると思います。

そう考えれば「午後三時」とは斜陽、と言ってもいいかもしれません。

日本は昔 貧しい国でありました。
言い換えれば安い労働力に溢れた国であり、現在の中国のように安い労働力を駆使して大量の繊維を輸出していました。
が 70年代頃から日本は先進国へキャッチアップを果たし、低賃金を前提とした繊維産業は成立しづらくなりました。

そういう繊維産業トップ、かつての花形産業のエクセレントカンパニーの社長とはどうあるべきか、という話です。

私がこの本で注目しているのは、経営者の世代です

カリスマであり、独裁者であり、拡張論者であり、何より経営者であった藤堂社長は62歳、社長歴20年とされています。
この本が刊行されたのは1971年とされてますから、社長就任は 1950年頃、或は 経営者が世襲制である描写を考えれば 戦前から経営に触れる可能性があります。
この社長、よくもわるくも貴族的、というか まぁワンマンです
従業員の雇用を守りますが 雰囲気としてはノーブレスオブリージュな面がありますね。
つまり「戦前的な」経営者とも言えます、労働者からも株主からも超然的なソレです。

それに対して 藤堂を追い落とした矢吹は 会社を運命共同体とし 経営も常識的な感じです。

常識的な経営とは 経営者のオリジナリティが入りづらい(ただし実行力が不可欠)なため まぁワンマンにはなりづらい面があります。

面白いのはこの2人 経営のグランドストラテジー的には決して対立はしていない側面があります
まぁ対立はあります
しかし ソレは「拡張主義VS反拡張主義」であり 経営の多角化(ダイアモンド経営)に関しては必ずしも全面対立はしていない事です(ただしアクリル進出等中身には対立がある)
私としては「繊維1本VS多角化」という書き方のほうがわかりやすいんじゃないの?とは思いますが・・・・・

あと気になったのは この会社 華王紡 明らかにモデルはカネボウ(今はクラシエか)なんですが 70年代から既に粉飾決済(非連結企業への架空販売)や化粧品の在庫の処分(海洋投棄)をしていた事ですね


この小説 ある一面では、戦前的な超然的経営者VSアプレゲールな日本型経営者という側面がある ように思いました

矢吹は70年当時で40代なら アプレゲール(戦後世代)と読んでも差し支えないのでは?と思います
偉い人のインタビューを元にして

7月6日まで財務省理財局国債企画課長を奉職されていた、貝塚正彰氏のインタビューを見てみましょう。

金融ビジネス誌2010年夏号より

Q何故 政府は海外投資家や個人相手に国債を売りたいのか?
Aリスク分散のため
以下引用
「また、95%の(引用者注、国債の)国内保有のうちの4割を預金取扱金融機関が占める。金融機関のリスク管理のやりかたは非常に似通っており、市場が一方向に振れ出すと、それが増幅してしまう。実際、2003年6月にVaRショックという形で起きた。その反省として、長期投資家や個人投資家など、潜在的な投資家層の多様化が必要だ」


Qミツゴさんはコレをどーみる?
A つまりは銀行は国債を買う最大の理由は価格変動による損失リスクが低いからですが、国債が一定以上値下がりすれば 銀行はリスクを嫌い 国債売却→国債暴落 となりやすい、という意味
言い換えれば国債は銀行に依存しすぎているともいえる

個人的には銀行預金と国債投資には、満期保有目的ならリスク的に大差がない以上 普通に個人が国債を買えばいいと思う


Qギリシャ危機なんかは意識していないの?
A当然意識している。
ギリシャ危機の本質は負債の大小自体よりも、一度崩れだすとマーケットは急速に崩壊する、という事
日本の場合は国債発行残高が極めて大きい為崩れ出したら手の打ちようがないという事
ただし、金利動向その他をみる限り ギリシャとは単純比較は出来ない


Q海外投資家に日本国債は売れるの?
A日本国債のメリットとしては
・変動幅(ボラタリティ)が小さい為 価格下落リスクが小さい
・他国債との相関関係が小さい
つまり 仮に他国がバーストしても日本国債のダメージは小さい

として ポートフォリオへの組み込みの可能性を指摘している