ゴルゴの魅力は何だろうか?
私が思うに
・キャラクター(含ゴルゴ)の魅力
・設定の魅力
・ストーリーの魅力

だと思う
正直 最近の話は「設定」にばかり目が行き過ぎて ゴルゴはただ銃を撃つだけ、キャラは設定を語るだけ になりつつあると思う。
正直 脚本が「ホラ、ワタシって物知りでしょー」「ゴルゴってすごいでしょー」というニオイがプンプンする(ような気がする)

さて 上の三条件を見事満たしているのが、「二万五千年の荒野」、原発ネタ(ソレもメルトダウン)である
危険な核エネルギーに頼る人類、コモン・バレリー技師チームのプロフェッショナリズム、ソレに対するゴルゴの姿勢、、、、、、ワタシはゴルゴの中で一番好きな話だ
ゴルゴファンの中でもファンが多い1品、是非オススメである。
原発会社会長が「精密検査なんかしてたら稼動が遅れる」「何万ドルかかると思っているんだ!」といった 原発の安全より 面子やコストを優先する話はとても84年の作品には思えない


他にも名作なのが「海へ向かうエバ」
ゴルゴが愛した女殺し屋がゴルゴに殺される話
とにかく静かな1品、女殺し屋エバがゴルゴに殺されると知り 悟る という話
舌足らずな私には語り切れない 是非に!

あと有名なのは「芹沢家殺人事件」「鬼畜の宴」あたりだろうか

無名だけど 私が好きなのは「冷血キャサリン」、登場人物の背中に哀しみが滲んでくる1品
同じ路線なら 小品だが「スナイパーストリート」
どちらも民族紛争や内戦をテーマにしている
この手の戦争は憎しみやわだかまりが背景にある訳なんだが、憎しみに体を動かされても 長い戦争でやがて誰もが疲れてしまう
兵士やテロリストも人間だから、だ
だが だからといって 戦争を辞められない人間もいるのが現実、他に憎しみを抑える術を知らないからだ
その背中に悲しみが滲んでくる

あと好きなのが「世紀末ハリウッド」
特に好きなのが 中国人の映画を認める白人エリート達
これまでアメリカの白人層の支配していた映画業界に参入しようとする中国人達を受け入れるシーンが好きだ
「我々白人が先住民を虐殺しながら繁栄が許されているのは、他の民族にも門戸を開いているからに外ならない」
「リスクを恐れず、異国に根を張ろうとしている彼等(中国人)の方が(既得権に安住する)我々より、よっぽど我々の先祖に似ている」
「受け入れてやろう」
日本でも韓流でグタグタ言われる事はあるけど 彼等個人レベルでみれば 必死で言葉の通じない先進国で根を張ろうと粘る姿は やはり素晴らしいと 個人的には思う

あとは まったく無名なんだが「獅子の椅子」という話
過疎の町でやたら威張るチンピラ
チンピラの母親は町の有力者(過疎の町で数少ない雇用を創出する実業家)にレイプ、出産する
町民はチンピラの父親が有力者と知っているから チンピラの悪行は見てみぬふり
ただし 母親の本当の恋人だけは忘れてはいなかった、、、、、
よそ者の新聞記者が母親に「(町の有力者が)殺されたら、あのチンピラは獅子の椅子から転げ落ちるんですよ!」というのを 「いいんです、あの子が立ち直るなら」というのが泣ける
おそらく望まぬ出産だったのだろうが、自分の息子を愛していたのだろう

ゴルゴの魅力、ソレは人間の悲しみだとおいらは思う

あとは個人的に好きなのはジャップ藤堂、穀物戦争は勉強になる
まぁ エッセイ
てか 仮説 思いつき

何故 経済産業省はTPPを狙うのか?についての思いつき

私の思いつき、ソレは「日本の輸出拠点化」である
TPPの対象となる南北アメリカ、東南アジアの共通点には「インフラに改善の余地」がある と言える
有名なのは原発だが 例えば鉄道インフラ等 あのアメリカは鉄道後進国だったりする(長距離移動は航空機を使うため)
また東南アジア 南北アメリカ共に今後のエネルギー需要が伸びることは指摘されている

例えば 貴方がドイツ人だとしよう
貴方の会社はアメリカにインフラを売りたい
が、インフラは規制が極めて多い
例えば カネのない国にカネを貸してインフラを作るのは国際的(OECDの規程)により制約がある、昔 欧州諸国はコレやって「貸したカネを回収する為に」植民地化を推進した事がアルからだ(スエズ運河参照)

さて、ドイツ人の貴方としては
・ドイツ本国から規制と関税をくぐり抜けアメリカに輸出する
・日本に子会社を作り 低い関税と規制でアメリカに輸出する

どちらが賢明だろうか? という話

つまり、日本としては「世界中のインフラ企業の誘致」を狙っている と私は見たム!!

コレはケイサン省の方針でアル「インフラ輸出立国」「外資導入」路線に合致する

コレをしているのは韓国! つまり日本側には韓国の「拠点化」に対する対抗意識がある とおいらは見た

まぁ 思いつきだけどそんなにハズしてはいないと思うよ
昔 偉い人に聞いた話

1)金融機関に過度のリスクテイクはさせてはならない

2)故に金融機関に短期間の債券取引を規制すべきだ(ボルカールール)

3)つまり 金融機関(リテール銀行)は国債の売り買いで利鞘を稼ぐような事しちゃダメ

4)だけど それ仲介機能(マーケットメーキング)的にどーなの?
例えば何等かの理由で国債売りたいAさんから、国債買って 国債投資をしたいBさんに売るの は?

5)コレ 規制しちゃうと Aさん Bさんともに不利益じゃないの?
もっといえば国債のやり取りが不便になれば(流動性が落ちれば) 国債下がっちゃうんじゃないの?

6)じゃあ 自己資本比率を高く設定しよう

7)でも イギリスみたいにteir1 10%だと正直高杉じゃないか?

8)じゃあ リスキーな金融資産(リートとか不動産)のリスクウェイトを目茶苦茶高くしよう

9)はい そうしましょ!

昔 某庁の方から聞いたお話

規制、の本質
ソレはインセンティブを与える事ナリ
例えば「○○をしては行けない」の類の規制

頭のいい人なら抜け穴を考えちゃうんだ!
例えばタックスヘイブンにSPC作ったり

だから「○○したほうがいい」という方向に力を向けるのだ!

つまりだ 女将、じゃね、お上がなんかしようとする事は 誰かを得させよう という形になる!



まぁ お遊び

こんな考えが出来る
日銀が量的緩和をし 円安になる
当然 輸入品の価格が(円建てで)高くなる
割と身近なモノなら石油製品や食品だろうか?
多分コーヒーなんかもだろう

貴方の収入は一定だ、仮に石油や食品価格が2倍になっても 貴方は明日のパンを半分にする事はおそらく出来ない

つまり 貴方は何時もより多く 石油や食品にお金を使わなければならない
結果 貴方は"あまり生活に必需じゃない"商品への支出を抑えなければならない

車の買い換えを引き延ばしたり、化粧品や旅行も諦めたり、、、、、、
トヨタや資生堂 涙目!!

結果 モノが売れない、あら不思議 デフレになっちゃう!

いや 何もデムパ飛ばしてるのと ちゃいまっせ!

コレは「マーシャル・ラーナー条件」という考え(の応用)

つまり「自国通貨安により貿易収支が改善するか?」の問いに「輸出品の価格弾力性+輸入品の価格弾力性>1、の場合に限り」という回答を出している。

つまり価格弾力性の低い商品を取り扱う国では あんまり為替政策は需要(変化による物価変動)は関係ない、という話。

じゃあ「価格弾力性の低い」商品(財)とは?

先程上げた「生活必需品」なんかそうだろう、高い、といってなかなか消費を減らすわけには行かないからだ!
逆にいえば安くなっても 消費が激増する訳でもないが(食料品とか)

他には「資本財」もそう、例えば工作機械なんかは「安物買いの銭失い」なんて許されない、ハズ
よく言うのは「価格・品質・納期」 つまり品質や納期次第では高級品でも売れる訳だ

つまり 相対的にいって日本は通貨安から恩恵を受けにくい国、むしろ通貨安による生活必需品の値上がりを嫌がる国、と言えた「ハズであった」

が、しかし 話は変わってくる
答えは「貿易環境の変化」

この話の前提は「日本の輸出入する財は価格弾力性が低い」という事である
さらに言えば 例に上げた石油や食料は日本で殆ど作っていない、工作機械なんかもしかり という事だ。

早い話、「輸入品の中に価格弾力性の高い家電や雑貨が増えたら?」「納期や品質で競合する資本財の供給が増え、価格面の重要性が増したら」という事

つまり新興国の台頭が 日本の貿易構造を変革させているのではないか?
さらに 輸出入する財の価格弾力性が高くなった結果 マーシャル・ラーナー条件を満たしつつある、つまり 通貨安による価格変化(による重要性)が増しつつあるのではないか?
という お話

○橋っぽい?そりゃそうだ 私がマーシャル・ラーナー条件なる単語を知ったのは中小企業診断士のテキストなんだから、な!

まぁ エッセイなんで数字的な裏付けがない仮説(の域にも達していない推測)なんだけど、ひょっとしたらみんなの頭の何処かがこういう計算をしているのかもしれない

結論、通貨安による損得はその国の事情によって決まる
仮に日本が石油や資源しか輸入していない国なら 通貨安はデメリットになりやすい(逆に通貨高は自国製品に対する購買力を強める)
逆に日本が高級ワインしか輸入していない国なら通貨安はメリットが大きい(国産ワインへの需要が増えるから、いや海外の高級ワインに熱心なファンがいるなら話は別ですよ、実際いるけど)

つまりだ 「お国による」と

三つ子のキャットシットワンの超高金利書評録-03287372.JPG

http://www.bk1.jp/product/03287372

ミツゴ的評価 ☆☆☆+☆×0.5(☆3.5コ)

【書評】モンタージュ理論的

モンタージュ理論という言葉がある
例えば「Aさんがコーヒーの入ったコップを持っている」「Aさんが空のコップを持っている」と言う2枚の写真があったとする

ソレを見た人はおそらく「Aさんがコーヒーを飲んだ」と解釈するだろう。
だが 実際はAさんはコーヒーを捨てたかも知れないし、写真に写っていないBさんがAさんの代わりに飲んだのかも知れない

つまり、人間は断片的な情報から勝手にシナリオを構築する生き物であると言える

本書を読んだ感じもそうだった
・軍隊は莫大な物資を消費する
・莫大な物資を生産、流通させるには産業を起こす必要がある

この2点からゾンバルトは「ヨーロッパ中世から近世にかけて巨大化した軍隊が産業を育て資本主義を育んだ」と結論している

だが、待ってほしい
では何故 軍隊が巨大化したのか?
例えば中世から近世にかけて各国海軍の軍艦が質・量ともに巨大化したとある
だが 何故、海軍が巨大化したのか?
あるいは出来たのか?
と考えるとまた別の答えが産まれてくる

ゾンバルトよりやや先の時代の軍事学者のアルフレッド・マハンは海軍の意義を「通商を守る事」と位置付けた

つまり、資本主義の発達により 貿易が発達し、貿易の維持の為に海軍力に力を入れた とも解釈が可能になってくる。
さらに言えば 民間の資本や設備を軍事に流用する事で 軍隊の巨大化が可能になった とも解釈が可能だ。

つまり「軍事力を養う為に経済が発達した」か「経済が発達した為に軍事力を維持拡大が可能になった」かの違い、早い話「ニワトリが先かタマゴが先か」という事やね

そういう意味ではゾンバルトの説はやや強引、というか繋がりに弱さを感じる
「想像に難くない」や「容易に想像できる」では正直 説得力に欠けると思われる。

また、欧米色の強い歴史家に有りがちだが アジアとの比較が為されていないのも残念
何故ならアジア諸国も膨大な軍隊を保有していたが 資本主義は起きなかった
その辺りの比較研究も必要だと思った。

なんか悪口書いたみたいでアレだけど、本書の魅力は数々の「数字」にある

軍艦1隻こさえる代金、軍隊一団の必要な制服代、戦争のあった1地域の受けるだろう戦災費用、1軍の食べる穀物の代金、、、、、軍隊にまつわる「お金」の話が沢山出て来る

本書は資本主義勃興期における軍隊の経済的側面の研究 という意味では大変優れたモノ、として見ていいだろう。