おはようございます、Jayです。

 

 

インターネットは今までよりも知りたい情報が手軽に見つかって世界をより身近に感じられて便利な一方、偽情報もたくさん出回っているので鵜呑みにするのではなく慎重に真偽を確かめる必要があります。

今朝はこの「偽情報」を意味する“misinformation”と“disinformation”の違いです。

 

“misinformation”(ミスインファメィシャン)=「“悪意のない“偽情報」

 

“disinformation”(ディスインファメィシャン)=「“悪意のある”偽情報」

 

5年前に起きた熊本地震で“ライオンが動物園から脱走した”という偽情報が出回ったのを覚えているでしょうか。

ただでさえ地震で恐怖を覚えている被災者達にそれをさらに偽情報で増幅させるなんて許されません。

これを最初に発出した人は悪意を持ってやったので“disinformation”です。

例:

“He spread disinformation.”

「彼は(悪意を持って)偽情報を広めた。」

 

このライオンが逃げたという偽情報を本物と信じて注意喚起のためにこの偽情報を広めた人もいました。

しかし多くの人は純粋に人々の安全を危惧しての悪意がない事だったのでこれは“misinformation”です。

例:

“People tweeted misinformation.”

「人々は偽情報をツイートした。」

 

漢字の部首から意味を想像出来るように、英語にも単語の頭に付いている“prefix”(接頭辞)や単語の最後に付いている“suffix”(接尾辞)から単語を想像出来ます。

“misinformation/disinformation”の“mis/dis”は接頭辞で、これらの意味を考えれば“どっちかどっちだったっけ?”と迷った時に役立つと思います。

“mis〇〇”は「間違った・正しくない〇〇」という意味で、“information”(情報)を足すと「間違った・正しくない情報」となり、純粋な(悪意がないとした)「偽情報」となります。(他の例:“misunderstanding”=「間違った」+「理解」=「誤解」)

“dis〇〇”は「離れた・反対の」といった意味で“disinformation”は「離れた・反対の情報」を意味して、“misinformation”よりもより強い意味の「偽情報」という事になり悪意のある「偽情報」です。(他の例:“dishonest”=「反対の」+「正直」=「不正直・誠意のない」)

 

毎日新聞の“コトバ解説”に「デマ」と「ガセ」の違いというのを見つけました。

それによると「デマ」は“意図的、扇動的なうその情報”で「ガセ」は“単に誤った情報やうわさ話のこと”とありました。

という事は“misinformation”は「ガセ」で“disinformation”は「デマ」という意味ですね。

 

今アメリカでは新型コロナウィルスのワクチンに関して“人々を管理するためのマイクロチップが入っていて、その証拠に接種を受けた人は身体がマグネットになって物がくっつく”という根拠のない偽情報が出回っています。

実際にワクチン接種した人がスプーンやフォークを体にくっつける動画があるのですが、専門家曰く“汗などの湿気がそうしているだけ”と反論しています。

確かに以前“ビックリ人間”で身体にあらゆる物をくっつけられるという人がいましたね。

 

大学の時に教授によってWikipediaの参照を許す人と許可しない人がいました。(Wikipedia側も気を付けていると思いますが、誰でも書き込めるので全て正しいとは限らないというのが認めない教授の意見)

私は“disinformation”を流す気は全然ないですが、“misinformation”が出ない様に気を付けます。

 

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Have a wonderful morning