TRIANGLE -94ページ目
半分だけ溶かして
夢見る屍の心
僕が見たのは
その向こう側
詰め込んでばかり
奥の方は
何一つ見えない
暗く淀んだ世界
後ろ向き
指を指される
知らない癖に、
気付かない癖に、
もう見ないで、
知らなくていいから
少しずつ重くなる
心の中で
僕が押し潰される
盲目的な心情
描いた本能と
理性の付き合い
背反した感情と
嘘吐いた背徳
積み重なって
転がり落ちて
貴方は其処にいるの?
どうせ見ないのに
足跡も見えないで
言葉も残らないで
どうしようもなく
泣きたくなった
屍の向こう側
死んだ瞳は
僕の夢を刺した
きっともう戻れないよ
爪立てた激情に
僕が殺される前に
助けてよ。
僕は此処にいる。
助けてほしくて、
まるで夢を見てる様な
虚ろに開いた目蓋
奥の瞳が映す
世界は暗く曇天の心
泣きたいんだよ
どうしようもなく
ただ苦しくて
逃げ道がなくて
伝わらない言葉が
言い様もなく食い違って
違うんだ、
言いたい事はそうじゃなくて
僕の声が届かない
何も言えなくなる
僕は救われないまま
心が死んでいく
だから泣きたいんだ、
何時だって
同じであるように。
悲鳴をあげた心は
誰にも見られなくて
開いたままの目蓋が
かさついて離れない
どうして僕が笑えようか
伝わらないのに、
言えないのに、
ただ泣きたくなって
笑顔が歪んでいくんだ
噛み合わない感情が
軋ませて狂っていく
涙腺は機能しないで、
僕は泣けないまま
泣きたい、と言葉を吐いた
音にならない心は
宙ぶらりんな感情
貴方には届かなかった
言えなかった事全部
呑みこんで殺していく
そうすればきっと
僕以外が救われるんだろう?
僕一人の犠牲と
僕一人の心が潰された
ぐるぐる回り続ける
答えなんてないんだ
救われる気がした
聞こえた音の海が
手を取ってくれて
青く光る音波と
波長に委ねた
きっと心が泣いている
今までの事とか
不安な事とか
それでいいんだよって
言ってくれた気がした
綺麗なままの
言葉の望んだ
嘘吐きだっていい
ただそれだけの救いで
それだけが希望だから
明日もきっと同じだ
それでもいいんだよ
僕はいつだって
単純なまでに
コトバを求めた
迎えた朝の声と
待ち続けた明日を
胸に抱いてるから
ただそれだけで
僕は救われるんだ
この海の中で
君と二人
自分勝手、
それでも悪くないと
どうして言えるの?
合した視線も
逸らした事も
温くなっていく
気温みたい
どうしようか、
言えない癖に。
苦しくなって
目線外して
笑えない事ばかり、
過ぎてく季節も
僕はもう追えないよ
終わってしまえよ、
いっそ何もなかったと
そう言ってしまいたくて
言えない事なら
全部隠してしまって
真っ白にしてしまえば
許されるんだ、
そうやって
きっと。
もういいよって
泣きたくなって
その癖に何一つ
諦めがつかなくて、
どうして痛がってばかり
僕の心も
感情も追い付かないのに
汚くなっていく
それでもいいと
そう思ってしまった
辛いよ、
どうしてだろうね
答えなんか
一つも出ないのに
嘘吐きは死んだ
実験体の悲観と
夢物語の空想
構築された言葉に
本当を求めて
喉元締めていく
馬鹿を見るのは
何時も僕だ。
苦しいのに
知らないだなんて
居ないのは
君のせいだって
押し付けた価値観
違う心の行方と
許せない罪と
贖罪と約束
拘束されたのは
何時だって僕だ
繋がって
繋げられて
逃げられないのは
何時だって
僕だけなんだ
死にたいと
辛いと
言えないよ
言えるわけないよ
そうやって
嘘吐きと言われた
僕が死んでいく
君のせいだって
最後に言葉を投げかけながら

