TRIANGLE -58ページ目
さようなら
零す言葉も遠く
何度赤く目を染め上げ
君を独り待てばいいのだろう
きっと幸せだよね、
その隣を見れない事
泣き出した弱い事
きっと僕は許せなくて
其処で待つ僕の背を
雨宿り過ぎた雲の切れ間に
笑う事すら出来ずに
落ちていくよ
忘れてしまう前にさ
愛している、なんて
拙い言葉で変わらないように
明日を迎えてさ
同じ様に笑って
また擦り切れた心が
泣き出してしまわぬよう
君を迎えにいこうか
そうしたら、きっと。
僕らは笑えるからさ
朝の緩やかに溶け出す
そんな特別な時間も
もうやってこないって
泣き出す瞳に映して
痛いんだよ
探したのは何時だって
忘れたくないんだ
愛した事も
君と二人分け合って
さようなら
そんな言葉に
心の全部を乗せて
覚えてないふりを
何度も何度も繰り返して
今日に生きる僕の事
明日に死んだ君の事
きっと覚えているのは
瞳を閉じた二人の話。
開いて三秒
嘘を吐き出して
白を切って進む
いたずらっ子の笑い声
ドロドロしたまま
過去を一つ引き摺って
笑えないよ、笑えない
そっぽ向いたままの
君に手を伸ばして
歪んだままの
頬に手を伸ばしても
閉じて十秒
何も見ないでいてよ!
引き攣れた心隠して
笑えない、と零した
いっそ見付からない様に
隠れてしまおうか
影は伸びていく夕暮れに
君にバイバイ。
また開いて三秒
目を開けて
息を吸って
吐き出す言葉の先
「笑え よ、」
君はそう言って笑った。
閉ざした瞳の奥
暗闇に揺れる懺悔
曖昧に辿る言葉は
何時だって途切れたまま
雑音と嘘で固めた
誰かの言葉が突き刺さる?
知らないのはどちら様で、
綺麗事ばかりを重ねて
本当の望みを殺した
『××の事を知らないので、
だから死んでください。』
そう言って突き立てた刃は
毒の様に緩やかに侵されていく
呑み込んだ黒い感情
壊してしまった檻の中で
君は膝を抱えたまま
眠ってしまえば、
もう傷つかずに済む気がして
ねぇ、知っているの?
本当に欲しいモノを
僕が心の底から望んだモノを
君が知ってるというのですか?
願う事すらも残酷な
夢は何時しか失楽園の栄光
現実に還るくらいなら