曖昧になぞって
疑う様に辿る
どれだって
美しいのは本当だ
それなのに何故か
今だけは霞んで見えた
呑み込んだ言葉は
喉に貼り付いたまま
毒を孕んで
熱を生み出した
気付かないふりが
僕の心を蝕んで
置いてきたはずの愛は
静かに隣に鎮座している
僕の二つの瞳を覗いて
「知ってるくせに、」って
毒を吐いて歪に笑った
今日の僕は君を知りません。
だから見ないでくれよ
もう何も知りたくはないから
緩やかに嚥下して
見ないふりの大人たちは
僕らに背を向けて笑う
行き交う電波の城は
何時だって悲しげに
僕を見下ろしているのに
美しくないよ、
本当は何も美しくはないよ。
どれだって汚いよ
醜く歪んで、
それでも美しいと
僕はそう言えないよ
綺麗なままの言葉が
抉り出す様な刃に反射して
さようなら、もう一度
言えるものならば。