変わらないモノを

ただ只管に望んで

遠くになってしまった

何時かの答えも

「僕らしい」と言えるまで

時間が立ち過ぎて


優しい影が隣を進む

空気を震わせて

温度を殺しながら

何も憎まない様に

吐き出す吐息も

泣き出す夜中に


こんなにも僕に優しい

溺れてしまいそうな世界は

見ない様に必死になった

僕の心を隠してしまうんだ


その瞳の奥で

笑える様に、なんて

言える筈も無い言葉で

僕は悲しくはないです。

ただ只管に

僕だけの言葉が

其処にはあるはずなのに、


伝わらないでしょう

優しい影は

何時だって僕の隣に



知らないならそれでいい

分かった様な言葉は

何時だって攻撃的だ

それで傷付く事も

本当は分かってないんだろう?


騙し騙し歩き続けて

泣き出す前の子供の様に

迷子なんて安い売り言葉

何処にも落ちてないのに


ごめん、なんて

そんな事言われても

意味が分からなくて

君の顔が見えないんだ、

どんな言葉も

届く事はなくて


ぼやけてしまったまま

鬱々とした感情を吐き出して

変わりはしない日々と

理由なく広げた言葉が

また一つ傷を付けて


さよならの理由を探す僕が

何も変われないのなら

君自体に意味がないじゃないか。


なんて、

そんな言葉で。


遠くに迎える


終わりはさよならの合図


焦げてしまうよ、


忘れたくはないんだ


そう言って笑って


キラキラと光っては


足元に転がり落ちる


散らばったままの感情は


忙しなく存在を証明していた


遠くなったんだ、


さよならが近付いて


そこに残った証が


痛くはないよ、なんて


笑ったから


忘れてしまうんだ。


優しいだけの嘘が


残ってしまわぬよう


鏤めた言葉を


もう一度掻き集めて


抱き締めようか


眠る様に瞳を伏せて


明日を迎えるよう。


隠して

殺した傷痕

目蓋に焼き付いた


笑み。一つ、


脳裏にこびり付いた

何時だって優しく

触れた温度が

悲しく重なる


幾ら悲しく辛くとも

何時しか涙は枯れ

乾いたままに

耳を塞いでしまった


どうしてか、なんて。


翳りに咲いた

一輪すら踏み締めて

張り付いた喉が

痛みを伴いながら

目蓋を押し上げる


光が眼窩を刺す


それはとても

苦しく身体を巡って

激流の様に

急に跳ね上がる

呼吸すら途切れた


傷痕を辿る

落とした口付けは

無意識に影を選んだ


笑み、が。歪んで、


遠くなる最愛を

もう一度目蓋を下ろす事で

感情に止めを刺して


さようなら、を。


迎える様に。


わすれようと。


ことばを飲みこんで

きっとあしたは

枯れたみたいに


まばたきの裏

いとおしいのは

それまでの日々


きえてしまう、


てを伸ばして

このことばを

もう一度、わすれて


とおざかる

ふたりぼっち

せなかの温度を

くり返して


きょうがすぎて。


あしたをむかえる。


ちいさく息をすって

わすれたくないよ、って

すこしだけ泣いて


たゆたう時の

星くずを

ぼくは飲みこんだ


きえてしまって

わすれてしまっても。

ぼくらはここにいるよ。


いつだって、