最良を選んで

最愛を殺した


僕の心は

空っぽのまま


振り返る事も出来ないで

開いた唇が震わせた

言葉は綴れないままに


朽ちていく心は

鮮やかな季節置いてきた

その笑みは、誰の為?


掠れた声は

何も伝わらないで

見えない未来が

僕の愛を殺していく


嗚呼、心は此処だ。


枯れた涙は

掌から滑り落ちて


美しいだけの言葉は

綺麗事に成り果てて

「あの頃」を語る嘘は

何時だって煌びやかで


じゃあ僕はどうすれば

正解を選べたのかな

そのたびに心を殺してまで

最良を選ぶ価値が

本当にあったのかな?


それは正しいよ。

それは間違いだ。


それは願いだ。

それは祈りだ。


大して変わり無い

人の心だ。


立ち竦む少年は

白に溶け込んで

わざとらしく言葉を返す

続かない羅列と

規則のない配列に

君は曖昧に笑って


差し出す掌は

コード:ゼロの奇跡


繋がらない事も

合わない視線も

鮮やかな景色に弾ける

情けないね、

少年は走り出しては

見えない風に溶けていった


触れた指先は

誰も知らない場所に

もがいて、足掻いて

君はずっと隠している


広がるコード:ワンの産声

それは感情を欠いた

一つの積木の城


綺麗事を並べて

白昼と白夜の間で

きっと君は忘れてしまうだろう


僕は此処だ。


僕は此処だ。


コード:××は最後へ

少年は笑っているだろう

それが最後になる事を祈って




「白昼と白夜の世界と少年の話」


さようならの言葉も

夢の様な世界も

まるで積み木の様で


嘘だろう?


そう願うのは

僕一人の我が儘で

頬を伝う熱は

触れる事も出来ない

透明な感情で


さようなら、は。


きっと優しくなくて

知らないふりは簡単で

その癖見えないのは

何時だって辛いと

勝手な心は

熱を静かに孕んで

痛みを伴っても

何も言えずただ立ち竦むだけで


届かない、届かない。


嘘だろう?


何も言えない癖に

何も見えない癖に

その言葉の先に

何の救いがある?

何もないのに

僕だけの未来は

さようならで満ちて

その心をすら

誰も救えないのに


両目を覆って

全てに別れを告げようか


何も見えないから

君の嘘を僕は信じて

僕の嘘は汚く詰って

遠くに生きていたいんだ


強くはないからさ、

明日の事だって

気付かないふりして

残された一人の影を

寂しく踏み締めて

知らないふりして

言葉を飲み込んだ


白紙に変わっていく

続かないページは

少しずつ弱さを見せて

解けた糸の先は

誰も知らなくて


気付きたくなかった

その夢の話は

幸せに溺れていくさ、


真白な世界で

曖昧に足を進めながら

許しを請う様に

傷付けない心に口付けて


何も知らないんだろう?って

最低な言葉を吐き出してさ

触れる事も出来ない僕は

翳した両手を隠して

その日まで僕は君を愛そう


この両目は

もう何も映さないけど


それだけでないよう

貴方の手を振り切り

言葉を吐く


嗚呼、どうしてか!


続かない言葉は

慟哭にも似た叫び

愛だなんて他愛もなく

踏み潰されて


散らばった最後

夢の様な現実

この愛の行方は

誰も知りはしないだろうね。


柔らかな嘘に

見つめる瞳は空虚で

どこまでも責め立て

真実を差し出す両手は

今の僕には残酷なんだよ


中途半端な優しさ

いずれ首を絞める

そして僕は

君へと言葉を贈ろうか


突き通せない言葉は

喉を焼いた様に痛みを伴って

そして、そして。

爛れた様に

言葉を失った


僕は知るだろうね。


最初で、最後の答えを。