落下地点、


君は何処だろう


雨の重さは

傘で弾く

夢日和、

足で鳴らす

言葉悲し、

上へ飛ばす

紙飛行機

濡れそぼって

滴る。


届け。


何処にいるか

知らないけど


水溜まり

銀河を映す

波紋、

君の人差し指

約束は

何時だったっけ

乗せたのは

僕でも

君でもないけど


何処へ行こうか


君は何処にいるか

知らないけど


辻褄合わせ


欠けたピース探し


虚ろに目蓋を閉じた


うろ覚えの感情論


痛みを伴えば


解放された涙腺


嘘吐きピエロは


その手を叩いて転げる


痛覚を殺して


開いた瞳孔を燻った


本音なんてない


どうせ何処にもいないから


単純な苦しみは


擦り抜ける絶望


巣食っては振り払い


閉ざした向こう側に


明日が見えた気がした




この手は汚いよ


誰も救えない


閉ざした感情論は


正当化しないで撃ち落とす


僕は、さようなら。




いいゆめは


あしたもこない


書き連ねた

心の声は虚しい

叫びも掠れて

インク切れの向こう

迎えには来ない

日常は悲しいよ

言葉だけが正しくて

建前に隠したけど


もう二度と僕は光を見ない

暗い淀んだ空気で

笑うことも上手く出来ないで

押し隠すことだけが

僕の正義になるから


仄暗いモノクロの世界

嘘だよ、

笑わない。

掠れたのは

喉の奥で

君の言葉を

僕が隠したから


君が殺したのは

あの時の僕。

もう許すことも

許されることもない


掠れたインクの先は

きっと誰も知らない。


何もないように、

振り払った不安も

言わないように

笑顔の裏に隠した


伝えたいよ

知らないけど、

聞こえないふりして

笑っていられるように

後ろ向きに俯いた


予感は当たらないけど

漠然とした不安は

巣食うように

穴をあけては

其処に落ちていく


「変わらないよ」

誰の言葉だったっけ

どうでもいいけどさ

笑っていたんだ

ただ弱いだけは嫌だから、


予感は、当たったよ

不安からは逃げられないけど

救うようにさ、

僕の手を取ったんだ

ただの願望かもしれないけど


僕は笑ってるよ。


救う雫の上で

転がる声は落ちていく

グラスに映した

視線は細めて嘆く


二人だけの。

それだけでいい

それ以上はいらない

望み過ぎてしまうより

怠惰を抱いて

君の唯一があるなら


無邪気に笑う

心に施錠した嘘は

甲高く叫び出す

届かないのに

放さないで


燻らせた感情は

触れるか触れないかの

ささやかな瀬戸際

夢ならいい。

目覚めなくても

いつか醒めてしまうなら

その瞳から零れる

冷たさを拭ってしまえ


言い出せないから

おやすみ、と。


一言だけの、愛を。