辻褄合わせ


欠けたピース探し


虚ろに目蓋を閉じた


うろ覚えの感情論


痛みを伴えば


解放された涙腺


嘘吐きピエロは


その手を叩いて転げる


痛覚を殺して


開いた瞳孔を燻った


本音なんてない


どうせ何処にもいないから


単純な苦しみは


擦り抜ける絶望


巣食っては振り払い


閉ざした向こう側に


明日が見えた気がした




この手は汚いよ


誰も救えない


閉ざした感情論は


正当化しないで撃ち落とす


僕は、さようなら。




いいゆめは


あしたもこない