TRIANGLE -178ページ目
咥えて吐き出す
薄い膜の風船
触れては弾けて
ぼくを殺すの
忘れた頃に
締め付ける
季節の色彩感覚
緩やかに淡く
星の言葉も
聞いた事はないから
拾い集めるのは
とても簡単でした
何も考えないで
何も思わないで
ただ足跡だけ
探してたの
ぼくは笑ってる?
嬉しいよ
寂しいけど、
悲しくはないよ
紙飛行機に乗せた
風船の思い
届けばいいね、
高い声で叫んだ
まるで悲しい歌みたい
そんなわけないのにね、
そんなはずないのにね。
どうしてだろう
否定できないよ
どんどん悲しくなってきて
出てこないはずの涙
溢れてきちゃったんだ
嬉しいよ。
寂しいけど、
悲しいけど。
緑の筒の向こうで
君が穏やかに迎えてくれるなら
腕を広げて逢いに行こうかな、
いこうかな。
星屑のベールと
忘れた言葉抱えて
風船は割れたよ
もういいよ。
もういいよ。
覗いた穴の先は
もう何もない
だけどぼくは知ってるよ
君が行ってしまった
この道の先を
ぼくは追いかけるんだ、
そうすればきっと笑える
今より幸せになれる
幸せな日々に、
溺れた。
一つを言い表すには
まだ言葉が足りなくて
悲しいと伝えるには
僕は幼すぎた
もう其処には残らない
夢も希望も薄れて
何処か遠くに感じた
現実に埋もれていると
気付いた時には
もう雨が遮る視界の奥
君が、笑ってる気がして
置いてけぼりの感情に
目を伏せて見る事を諦めた
塞いだ耳の奥の方で
鼓膜が寂しく震えて
君の声を拾おうとするけど
知らなくていいんだよ
溢れてくるのは
僕の涙だけで十分だから
届かなくてもいいんだよ
もう二度と笑えなくても
きっと僕なら大丈夫
張り付いた前髪と
隙間から覗く瞳の中で
手を繋いだ君と僕
二人で笑ってた
涙腺を揺らして
溺れる様に埋めた
心の中で
君が、笑ってた。
壊して
こわして
耐えられないの
伝えられない
飲み込めない
お水に溺れる
うみの、そこ。
ひとつの言葉で
君が死んだ
言えないの
どうしても
もう壊したくないの
君を守るため
吐き出した言葉は毒
引っかき傷みたいに
引き攣れて痛む
呻いた喉奥で
孕んだ熱は曖昧
あいしているの、
零れたお水は
もとに戻れないのに
そうすればいいよ
足蹴にしたことば。
愛を囁く口は
いらないんでしょ
僕は僕を望んだ
君は誰を望んだ?
ゆるせないなら
緩やかに手を下ろす
引き金を引けば
おわるの
呼吸に溶かした
意味には気付かなくていいよ
秘密の鍵は
もうどこにもないから
踏み出した音
見失った言葉
割り切れない意味
どれも呑み込んだ
色褪せた記憶
錆びたレール
嘘吐きの爪痕
なのに笑ってる
「いいんじゃない」
誤魔化して
掠れた声
期待しないで
揺れ動く
心の震動
見え透いた嘘と
回り始める視界
「諦めたってさ」
「何も変わらないけど」
「いいじゃないか」
「足掻いたって」
「爪立てたって」
遠ざかっても
まだ背中は見えてんだろ?
なら追いかけたって
駆け出したっていいじゃないか
僕が笑ってる明日の為に
笑ったっていいじゃないか!
プリントの裏
まっさらな紙面に描く
鉛が線を重ねて
僕の夢を簡単に連ねる
そんな簡単じゃないけど
そんな単純じゃないけど
鉛筆一本で
紙一枚で
僕の夢は描ける
安い物かもだけど
それはそれで幸せかもね
折りたたんで丸めて
ブラックホールみたいな
良く分からない鞄に詰め込んだ
形作らない
歪な形をしてるけど
蹴飛ばす様に笑った
真昼のお月様が見ていた
望んでいない未来でも
生きてみたら意外と楽しくて
一度しかないって思ったら
結構やってけるもんなんです
それでも不安なら
どうしても苦しいなら
立ち止ってみるのも
時にはいいのかも
だって生き急ぐよりもさ
楽しく生きたいし
理屈だって屁理屈だって
どうでもいいから
もっと気楽に生きるのもいいかもね
プリントが選んだ人生なんか
僕は嫌だから ね!

