TRIANGLE -174ページ目
思い出探し
狂おしい未来を
望んだベットの上
喘ぐ様に喉を震わす
目蓋が痙攣を繰り返して
啼き声は汚く耳に残る
汚染された感情
付き合いの悪い子供に
擽る言葉で突き飛ばす
動かない様に
縛っててあげる
逃げ出さなくてもいい様に
お薬をその口に映す
擦る様に上らせた片手で
艶めかしい嘘を彩る
白く溺れた呼吸と
吐き出された声の中間
物分かりのいい子を演じて
与えられるだけの愛
ありったけ掻き集めた
私だけを見てればいい
他は要らないから
チョイスされてく駒
爪で弾き飛ばす
言葉にならない声が
単語の羅列の呟く
届かないなら必要としない
苦みと甘みの中
ただ其処から生まれるソレを
私一人の身体で受け止める
もがく様に腕を取る
爪を立てて赤いソレを舐めとる
それだけで幸せよ
思い出なんて
それだけで十分だから
ぐるぐる回って
市街地に落下
夜の底海に落ちて
月の片面薄らと笑う
誰かの影踏み
僕らの船は壊れていく
間違い探し
狂ったバニラの道化師
白銀の瞳は何を映す
吐き出した言葉の意味も
溶け出すうわ言
きっと誰も気付かない
作り物の笑顔
君が掴んだ掌も
冷たく歪んで泣いている
林檎の木の裏で
二人だけの約束事
指切った本音と
針の中で笑って
それでいいんだって
そう言う君は強がりな弱虫
跳ねて変わっていく
笑えない冗談で
メリーゴーランド
君に白馬の王子様
似合わなさ過ぎて笑えるよ
今にも泣き出しそうな表情で
無理したその奥で
捨てられたガラクタが
二人の街で踊ってるよ
冷たい片腕を振り上げて
息を吐けば誰も見ない
気付かない本当のところ
君が望んだのは
他でもない輪郭の曖昧な感情
錆付いて離れない
下らない愛情の一欠片
赤い赤い実が落ちていく
その中で君は一つ拾って
また笑って言うんだ
それでいいよ
どれでもいい
巡り始めた嘘の中で
白馬の王子様は壊れて
理想像の中で生きていく
誰のでもない僕の
ただの戯言の世界で
落ちていく船の破片
僕らは同じ様に囁くんだ
単純で簡単な
複雑に笑う君への愛を
動かない観覧車の中で
草原の上を
駆け巡るは風
二重の螺旋を描いて
弧を流るる美しき輪
半円の笑みに並べる
三日月の瞬きを
誰が忘れられるだろうか
Yo, ru, lar, a
(私は貴方の言葉を知る)
失はれし物語の
序章を見つけたのなら
言葉を繋げて
青々とした
天空の蒼を塗り潰して
Yo, re, ente
(私は青色に触れる)
知る事を叶わなくとも
触れた指先の温度を
冷たさに溶ける前に
嘘で固めた心に落とす
黄金の色彩に
目蓋を閉ざした
Yo, ura, a
(私は貴方)
だから私は溺れる
貴方が沈んだ青色に
草に触れた頬が
伝える雫が
誰かを傷付けても
Yo, lavai, a
(私は貴方を愛する)
誓いは変わらない
願いは今も同じ
駆け抜けた風が
影を追いかけていく
よ、らばい、あ。
貴方を愛すと囁いて
大切にし過ぎて
置いてきてしまった
零れた物は
余りに大きすぎて
ぽっかりと空いた穴の中
僕は膝を抱えている
目蓋の裏に映る
誰かの頬笑みが
今も忘れられない
此処にいると
存在意思表明
覚えている記憶は
褪せていく恐怖に
夢を見ている気がした
そうして歩くたび
何かを落としてる気がして
後ろを振り返ってみるけど
良く分からなくて
時間が経つにつれて
落とした事も忘れて
何時の間にか
それが当たり前になって
擦り返られた事実は
僕を確実に食らって
瞬きするたびに
変わっていく現実と
置いてきた思い出が
天秤の上で揺れ動いてる
僕の居場所は
此処じゃなくなった
きっと、今も昔も。
笑う
綺麗な
空の色
いつもの
待ち合わせ
あの坂を
転がり落ちる様に
君を抱きしめる
まるで
溺れるみたい
高くになった
空と
僕は
もう二度と
触れられない
さようならと
呟く言葉も
悲しくて
寂しいから
何も言わず
笑う
わらう。
君を
覚えてるよ
僕を
忘れても
君は
綺麗に
残っていく。

