思い出探し

狂おしい未来を

望んだベットの上

喘ぐ様に喉を震わす

目蓋が痙攣を繰り返して

啼き声は汚く耳に残る

汚染された感情

付き合いの悪い子供に

擽る言葉で突き飛ばす


動かない様に

縛っててあげる

逃げ出さなくてもいい様に

お薬をその口に映す

擦る様に上らせた片手で

艶めかしい嘘を彩る


白く溺れた呼吸と

吐き出された声の中間

物分かりのいい子を演じて

与えられるだけの愛

ありったけ掻き集めた

私だけを見てればいい

他は要らないから


チョイスされてく駒

爪で弾き飛ばす

言葉にならない声が

単語の羅列の呟く

届かないなら必要としない

苦みと甘みの中

ただ其処から生まれるソレを

私一人の身体で受け止める


もがく様に腕を取る

爪を立てて赤いソレを舐めとる

それだけで幸せよ

思い出なんて

それだけで十分だから


ぐるぐる回って

市街地に落下

夜の底海に落ちて

月の片面薄らと笑う

誰かの影踏み

僕らの船は壊れていく


間違い探し

狂ったバニラの道化師

白銀の瞳は何を映す

吐き出した言葉の意味も

溶け出すうわ言

きっと誰も気付かない

作り物の笑顔

君が掴んだ掌も

冷たく歪んで泣いている


林檎の木の裏で

二人だけの約束事

指切った本音と

針の中で笑って

それでいいんだって

そう言う君は強がりな弱虫

跳ねて変わっていく

笑えない冗談で


メリーゴーランド

君に白馬の王子様

似合わなさ過ぎて笑えるよ

今にも泣き出しそうな表情で

無理したその奥で

捨てられたガラクタが

二人の街で踊ってるよ


冷たい片腕を振り上げて

息を吐けば誰も見ない

気付かない本当のところ

君が望んだのは

他でもない輪郭の曖昧な感情

錆付いて離れない

下らない愛情の一欠片

赤い赤い実が落ちていく

その中で君は一つ拾って

また笑って言うんだ


それでいいよ

どれでもいい


巡り始めた嘘の中で

白馬の王子様は壊れて

理想像の中で生きていく

誰のでもない僕の

ただの戯言の世界で


落ちていく船の破片

僕らは同じ様に囁くんだ

単純で簡単な

複雑に笑う君への愛を


動かない観覧車の中で


草原の上を

駆け巡るは風

二重の螺旋を描いて

弧を流るる美しき輪

半円の笑みに並べる

三日月の瞬きを

誰が忘れられるだろうか



Yo, ru, lar, a

(私は貴方の言葉を知る)


失はれし物語の

序章を見つけたのなら

言葉を繋げて

青々とした

天空の蒼を塗り潰して



Yo, re, ente

(私は青色に触れる)


知る事を叶わなくとも

触れた指先の温度を

冷たさに溶ける前に

嘘で固めた心に落とす

黄金の色彩に

目蓋を閉ざした



Yo, ura, a

(私は貴方)


だから私は溺れる

貴方が沈んだ青色に

草に触れた頬が

伝える雫が

誰かを傷付けても



Yo, lavai, a

(私は貴方を愛する)


誓いは変わらない

願いは今も同じ

駆け抜けた風が

影を追いかけていく


よ、らばい、あ。


貴方を愛すと囁いて



大切にし過ぎて

置いてきてしまった

零れた物は

余りに大きすぎて

ぽっかりと空いた穴の中

僕は膝を抱えている

目蓋の裏に映る

誰かの頬笑みが

今も忘れられない


此処にいると

存在意思表明

覚えている記憶は

褪せていく恐怖に

夢を見ている気がした


そうして歩くたび

何かを落としてる気がして

後ろを振り返ってみるけど

良く分からなくて

時間が経つにつれて

落とした事も忘れて

何時の間にか

それが当たり前になって

擦り返られた事実は

僕を確実に食らって


瞬きするたびに

変わっていく現実と

置いてきた思い出が

天秤の上で揺れ動いてる

僕の居場所は

此処じゃなくなった


きっと、今も昔も。


笑う


綺麗な


空の色


いつもの


待ち合わせ


あの坂を


転がり落ちる様に


君を抱きしめる


まるで


溺れるみたい


高くになった


空と


僕は


もう二度と


触れられない


さようならと


呟く言葉も


悲しくて


寂しいから


何も言わず


笑う


わらう。


君を


覚えてるよ


僕を


忘れても


君は


綺麗に




残っていく。