同じ速度

打ち付ける鼓動

リズムを取る様に

壊れモノを扱う

僕の記憶

忘れたくはないな

道標をなぞる

感覚を譲り渡して


逢えないから

悲しいんだよって

伝える様に

言葉を落として

少しずつ

間隔を空けた

君に渡した声も

もう届かないけど

それでも確かに

君の手に触れた

引き摺る様に

笑った顔も歪んで

広がって溶けた

時計の感覚


羅列を見渡して

無意味の意味探し

君と僕と二人だけ

居場所探しを続ける

椅子取りゲーム

きっと赦される

その理由を求めて

指を折って待つ

両の手で数えて

呼吸を止めた


君が残した足跡

塞いだ耳の奥で

反響して飽和する

繋がった言葉も

愛した君も

同じ様に

呼吸をしてた

愛おしさを感じたまま

思いの分だけ

君の明け渡した

心の隙間


いま、きみにふれた


生きていく事に

行き詰る感覚

呼吸器官を抑えて

俯く様にしゃがんだ

膝の隙間から覗く

地面の色は暗い

僕の心を映した嘘も

空みたいになればいいのに


不安を敷き詰めて

僕は言葉を失った

これ以上何も云わず

僕は何を求めればいい?

足取りは重く

君の手も温く。

どうしようもなく

心が重く曇天の空色

雨が降り始めた瞬間に

傘を失くした気持ちになる

僕は独り、

君は一人。

二人ぼっちは寂しくて

僕は君だから悲しくて


誰もいない街の中で

月の裏側を待ってる

僕は正答を求めて

君は回答を差し出した

擦れ違う言葉の群れ

きっとそれが答えでしょう

これが答えでしょう

どれが答えでしょう、


君じゃないから、分からないよ


僕の名前で呼んでよ

僕の名前を呼んでよ

それじゃないなら

全部無意味になってしまう

言葉の理由を

教えてよ


言葉をひっくり返して

笑いながら手を引く

戻れない道程が

悲しいくらいに前に見えた

見据えた僕の視線は

君を仰いで下方修正

きっと僕が弱虫だから

何も言えないままなんだ


嫌い

きらい


でも本当は、


まだ言えないよ

ごめんね、

僕は譲れないから

我が儘を何度も呟く

擦り減っていく感情と

揺れ動く気持ちを

天秤にかけて傾く

均衡が保てないなら

僕が殺めるしかなかった


すきだよ。

だいきらい。


本当に、


見えない様に

上手に隠す事も

今じゃもう慣れて

進めないよ

戻れもしないけど

前に続くだけの

優しい残酷な答えが

僕の足をとるから


ありがとうね、

大好き。


本当に、大好き。


だから本当に、

さようなら。


弱虫な僕は君を傷付けて

手放して笑う

泣いた頬を

ずっと昔に無かった事にして


誘う言葉

誰彼問わずに

俯き隠す

届かないと

嘘は正義を翳す

繰り返して

傷痕を撫ぜて

綺麗に千切る

調和を赦さないのは

僕が赦せないから


また、同じ様に

君の手を解く

淡く結ばれた

糸の先には

誰もいないのに

仰いだ先の××に

意識を白く閉じ込める

笑う、哂う、ワラウ


報われないのは、

君が赦さないから

だから僕も、

君に提示した問いに

隠した本音を

その胸に押し付けて

創り上げた嘘で

憎く歪む表情を創る

崩壊する世界は

目覚めた僕の。


問いかける海の唄


夢追いし悲しき人は


憂いを踏み締め


かの大地を駆け巡る


振りかえらぬその背を


私は祈る事しか出来ぬ


力を持たぬ寂れた言葉


去りぬ風の声を


私は伝え叫ぶ咎人


夢が途切れしその先に


私は何を知り何を見る?


深淵を覗きみる碧眼の双眸


その眼が映す深海の色は


錆びた唄声を浄化する


玲瓏とした冷たき音


祈る両の手が凍る前に


愛を囁きし夢追い人の深層


持たぬ者が祈りし


罪の塔を崩壊していく


瞬くは眩い言葉の幸


一閃貫きし矢を


その真理の理に突き立てる


海の唄が救いし


かの大地に幸あれ!