その答えを求めぬ

その言葉を求めぬ

二人なら

一人なら


もう一度歩むなら

もう一度探すなら

手を振り翳して

影を振り切って

思い出探し、

転げ落ちる様に

二人ぼっち


その瞳を見るなら

その声を聞くなら

忘れてはならぬ

忘れてはならぬ

消えてはならぬ

折れない下弦の月

一人掌を包む

それなら良いと

癒える言葉を持たぬ様


二人ではならぬ

一人ではならぬ

数多に渡る様

幾重に渡る様

寂しいと思わせてはならぬ

悲しいと思わせてはならぬ

望むべきは

その先の導となる様


落ちていくのは

振り払うべき

暗く飽和した影の情


それなら望むべきは

それなら知るべきは

答えか言葉か

はたまた希望とでも言うべきか

それなら笑ってみせようぞ

それなら泣く事を

諦める事を諦めようぞ


二人ではならぬ

一人ではならぬ

寂しさを悲しさを

抱えぬよう


覚えていよう

それは何時かの誰かの

途方もない、願いだと

祈りだと


それが導になる様

それが証になる様


嘘吐き合わせた

裏表の表情の中で

淀んだ感情論引き出して

真っ赤に染まり出した

目尻に淡く言葉を乗せた


呼ばないでいて

知りたくない事まで

心に留めておきたくないから

切れらた様に笑えない

何をもって比べているのか

分からないままに

天秤にかけているようで


それが嘘である様に

願う事は忘れなかった

貴方が笑っていられる事が

夢でない様に

なのに言葉が選べない

言葉を選ばない事が

崩していく

汚していく

もう言葉の先じゃ

何も残らないのに


呼ばれない様に

耳を塞いでまで祈った

吐き出されたのは

無感情に乗せられた

知らない誰かの感情論

それならもう何も知らないで

ただ感じるだけの今日を

静かに心に落として

揺らす事のない様に

比べる事のない様に

切り裂かれた人の言葉に

もう痛みを感じる事もない


不安定を呑み込んで

精神安定剤の幻覚を見た

もう夢は見れないよ

貴方が選ばないのに


裏表に引っ掻きまわす

そこに残る傷跡は

アスファルトを突き破る

貴方がそれでいいなら

もう何も望まないよ

痛まない言葉の棘を

穏やかに嚥下する様に

優しさに沈殿する

弱い僕は溺れた罪状


ほら嘘吐きが殺していく

天秤に乗せられたのは

誰と誰の重さですか?

比べない様に

比べない様に

揺らしてはいけないのは

それを誰も望まないから


下向き吐き出す

灰色の言葉

夢を見ているようで

夢に溺れてるようで


それは哀しいと

口に出せば

呼吸を失う

舵取りなんて

出来やしない

出来損ないの箱舟


痛いと言わない

気付かないように

笑ってみせるけど

どれだけ苦しいのだろう

どれだけ辛いのだろう

一人が背負う罪が

締め上げるように

首元に近付いていく


断罪なんて

誰も望まないのに


小さく笑うように

涙を零してみた

癒えない心が

言葉を奪っては

奥底で暴れ出す

積もった感情を

溢れだして傷付けた


それでいいんだよ、

なんて。

どれが正解なんだろうね


それが夢であるように

傷付いていく未来が

少しでも両手を組んで

祈る事しか出来ないの

出来ないの。


箱舟が沈む

僕の心は

きっと望まない

それが

夢であるように


僕は何をした

謂れも無い言葉は

痛みを伴って

傷を付けていく

それでいいんだよ、

安い言葉はなんて脆い

目を見開いた

口を閉ざした

耳を塞いで

見たくないモノばかり

目の前で踊っている


止めてよ、

震えだす腕の中で

零れ落ちた針の音

暴れ出したのは

抑えきれない激情

もう許してよ、

なんて

何から逃げるのか


痛みを纏った

嘘吐きの本音は

僕を許さないで

僕を殺していく

優しさなんて

必要無いって

少しずつ傷付いていく

少しずつ開いていく

傷痕が滲む

踏み出したその先で


歪んでいく

握り潰したのは

君が願った未来

見たくはないのに

踊り出したソレは

痛んでは泣いている

心の奥で

君が笑っている

もう誰も笑わない

もう誰も知らない


僕は許されない


優しく絞め殺した

浮かべた笑顔が

小さく歪んでいく


消えたいな、なんて

呟きにも満たない

言葉の破片を

握り潰して


君が笑う

その先には

もう希望はないよ

小さな幸せも

踏み躙られるなら

苦しいだけの

傷付いた心臓を

労わる様に撫ぜる


遠くまで行けば

逃げてしまえば

何かが変わるから

弱音なんて

結局逃げなんだよ

強くなれないことへの

言い訳なんだ


優しく殺された

瞳に映ったのは

泣きそうに細めた

僕の二つの目だけで


級を止めた

僕を止めた

それなら

もう許そうか

慣れてしまった心は

積み上げられた

ガラクタの城で


意味のない言葉の羅列が

僕の居場所を奪っていく

優しいだけの声は

もう要らないよ

僕は僕を許そう

僕の全てが望まれるなら

絞め殺す様に呼吸を奪って

僕の姿を笑う様に消して


望んだ世界は

きっと優しいまでに残酷だから