TRIANGLE -154ページ目
口から溢れた錠剤
零れ落ちた一粒が
失われていく体温
詰まらせた喉奥で
冷蔵庫の音が響く
パサつく皮膚の上じゃ
誰も愛せないけど
死にたいななんて
甘えを口にして
眩しくて細めた
その青の先が憎い
滲んだ視界じゃ
上手く伝えられないまま
何も言えないで
背中を預けて温かくなってく
アスファルトに転げた
僕の身体は
もう上手く動かないで
否定しないでよ
また死にたくなるから
言いたい事一つ
まともに口に出来ないで
心の中で渦巻く言葉
気付かないクセに
守られたい訳じゃないのに
少しずつ傷付いていく
カーテンの向こうで笑う
傷痕が錠剤に溶けた
突き刺す日差しすら
迎えてくれない
飲み込んで吐き出した
喉に突っ掛かったまま
脳天が痺れる様に
言葉が出なくなって
上手く癒えないまま
飛べないから
もういいかなって
妥協点勝手に見つけて
勝手に納得して
指先伝う震動が
日常を引き連れるけど
もう死んじゃえばいいよって
誰かの声が聞こえた気がして
それなら僕の人生
預けてしまえばいいやって
そう口から洩れた
そんな気がしたから
癒えるはずない。
うん、そうだね。
言えるはずない。
失えど失えど
繰り返すばかり
遊覧船の沈没
遊楽に砕けた
夢の残骸と
積み立てられた塔の上
嘘を重ねる
甘い言葉の裏側
言葉が削られて
崩れた積木の中で
溺れる様にぶつかって
忘れた様に囁いた
円盤の上で笑う
ノイズは足踏みして
ヘッドフォンの中身は
もう見えない年月
傾けたグラスの紅色は
弧を描いて一回転
滴が飲み込んだ
また動かないって
添えられた花束が嘯く
気付かないのは
幾重に重ねた
泣けない嘘吐き
ただ僕は愛を込めて
失えない 失えない
明日を静かに憂いで
暗くなっていくだけの
夢に落ちていく様に
浅く夢を見ようか、
レコードは軋んでしまうから
ワルツは縺れた指先で
砕けた
星屑
広げた
地図の上で
君は笑う
笑う
銀河の中で
君は歩く
緩やかに
穏やかに
その先は
温かいよ
ゆるりと
握る手
忘れないよ
呟いた
離れた
言葉と
離した
心と
迎えたのは
悲しい
夢
引き摺った
線は
縺れた
足音
繰り返さない
世界の中
笑うのは
星屑の夢
綺麗で
美しくて
泣きそうな
世界
許さないで
逢えないなら
笑っていて
塞いだ五感は
君を拾うから
ほら、温かい