口から溢れた錠剤

零れ落ちた一粒が

失われていく体温

詰まらせた喉奥で

冷蔵庫の音が響く

パサつく皮膚の上じゃ

誰も愛せないけど


死にたいななんて

甘えを口にして

眩しくて細めた

その青の先が憎い

滲んだ視界じゃ

上手く伝えられないまま

何も言えないで

背中を預けて温かくなってく

アスファルトに転げた

僕の身体は

もう上手く動かないで


否定しないでよ

また死にたくなるから

言いたい事一つ

まともに口に出来ないで

心の中で渦巻く言葉

気付かないクセに

守られたい訳じゃないのに

少しずつ傷付いていく

カーテンの向こうで笑う

傷痕が錠剤に溶けた


突き刺す日差しすら

迎えてくれない

飲み込んで吐き出した

喉に突っ掛かったまま


脳天が痺れる様に

言葉が出なくなって

上手く癒えないまま

飛べないから

もういいかなって

妥協点勝手に見つけて

勝手に納得して

指先伝う震動が

日常を引き連れるけど


もう死んじゃえばいいよって

誰かの声が聞こえた気がして

それなら僕の人生

預けてしまえばいいやって

そう口から洩れた

そんな気がしたから

癒えるはずない。


うん、そうだね。



言えるはずない。