失えど失えど
繰り返すばかり
遊覧船の沈没
遊楽に砕けた
夢の残骸と
積み立てられた塔の上
嘘を重ねる
甘い言葉の裏側
言葉が削られて
崩れた積木の中で
溺れる様にぶつかって
忘れた様に囁いた
円盤の上で笑う
ノイズは足踏みして
ヘッドフォンの中身は
もう見えない年月
傾けたグラスの紅色は
弧を描いて一回転
滴が飲み込んだ
また動かないって
添えられた花束が嘯く
気付かないのは
幾重に重ねた
泣けない嘘吐き
ただ僕は愛を込めて
失えない失えない
明日を静かに憂いで
暗くなっていくだけの
夢に落ちていく様に
浅く夢を見ようか、
レコードは軋んでしまうから
ワルツは縺れた指先で