TRIANGLE -148ページ目
正義の矛先を
君の胸元へ
裏切りを手向けて
一思いに断ち切る
どうしても嫌だったの、
笑った顔も醜く
許せない感情ばかり
胸に犇めく
全部全部燃やして
全部全部殺せば
忘れられる気がして
掻き毟った赤い爪痕が
何処までも気持ちが悪い
赤を引いた口元も
気付けば吐き気を催す
その爪を振り払う
払拭出来ないのは
憎しみと後悔
黒く淀んだ心の中
分かるはずもないのにね
何を見てたんだろう
何を信じたんだろう
君が言う一言は
一体どれほどの重さなんだろうね
君も知らないのに
僕が知るわけがないよ
それなら僕だって
どうしても嫌だったのに、
何一つ届かないなら
言わなければいい
伝えなければいい
ただ憎めば良い
僕はそうするよ
正義なんて大義名分
もう必要ないから
君を千切るだけの
強さが欲しいよ
そうすればこの憎しみも
きっと忘れられるのに
忘れた様に笑いかける
それは歩いた先で
躓いて転んだ君がいたから
迷いそうになったけど
何処か温かい
背中に凭れかかる
穏やかな日和
忘れかけていたのは
きっとこんな単純な事
もう一度振り出しに戻ろうか
今度は間違わないよって
二人して笑いあう
最初の真っ白な感情
僕は君を置いていくよ
温かな世界だから
きっと大丈夫、
大丈夫。
手を取り微笑む
縺れた足に海神は笑う
幼い仕草に首を傾けて
緑に揺られる淵に腰かけて
笑おうか、
忘れても大丈夫
君がいる限り
柔らかな世界は
君を愛してくれる
怖いものなんて
本当は最初からないんだよ
だから笑って、
風に足をとられても
立ち上がれるから
抑える様な
曖昧な笑顔
僕がずっと持っていた
どれもこれも
綺麗なモノばかりで
失くしたくないモノは
虚ろに溶けていく
また今日も
おかえりなさい。
雨降り午後の鐘が鳴る
青く広がる映し鏡
跳ねては悲しがる
嘘吐きお月様は両手で覆う
この両手は
君を護れない
力の入らない
仮面の世界じゃ
僕は歩けないよ
分けていく
大切だったモノ
右、左、右、右、左。
こんな汚い感情
押し殺し隠し通し
君へ届く前に
断ち切って全部
僕を失くしてよ
雨音は寂しくなる
晴れてるはずなのに
どうしても
泣きたくなってしまう
弱い僕の心も
全部嘘であってほしいのに
分けてしまうのは
少し悲しいけど
君の為だと言えば
諦められるよ
多分、これからも
笑顔の後ろの方で
君が泣いてる気がした
曖昧な笑顔は
崩れてもう見えないよ
おかえりなさい
きっと誰のせいでもないから
曖昧に微笑んで
慈しむでもなく
ただ漠然と
未来を呪った
その手は誰を取る
?
狂おしい程に
喉の奥から叫び出す
漏れた声は
届きやしない
言わなければ
何も無くて
知らなければ
何も言えない
押し殺したはずの
感情は灯る事はない
知らないうちに
消失したのは
僕のほうだった
それは愛
?
不思議と許せず
渾然と君を眺める
この世界はきっと
そういうもんだ
納得なんて
理解なんて
解釈も
理由も
意味も
何も
君は
知る筈もないんだ
そんな未来なら
要らないよ
明日を迎える様に
呼吸を殺す
リセット
僕はまたゼロから
やり直し繰り返し
この場所へ還る
未完成な僕と
不完全な僕と
ぐらぐらり揺れる
目隠し足場を失う
もう一度笑える?
伝えた言葉は
遠くではじける
リミッターは
不自由に
与えられないから
染み付いた匂いを
縋る様に掴む
僕は、明日を迎える
今日は殺された
完全な終わりを
この手で引いて
殺めたのは
意味のない言葉
植えた芽は
まだ見えない世界
リセット
明日を迎える為に
今日を殺した
さようならの嘘
大人のふりなんて
出来もしないのにね
リセット
またここから
またそこから。

