曖昧に微笑んで

慈しむでもなく

ただ漠然と

未来を呪った


その手は誰を取る


狂おしい程に

喉の奥から叫び出す

漏れた声は

届きやしない


言わなければ

何も無くて

知らなければ

何も言えない

押し殺したはずの

感情は灯る事はない


知らないうちに

消失したのは

僕のほうだった


それは愛


不思議と許せず

渾然と君を眺める

この世界はきっと

そういうもんだ


納得なんて

理解なんて

解釈も

理由も

意味も

何も

君は

知る筈もないんだ


そんな未来なら

要らないよ