言えない事を誤魔化して

隠した事を笑い飛ばして

何度だって目を逸らして

そうやって、いつも。


雑音の中に

触れたふり

振り返っても

君はいない

どれだけ声をあげても

もう届かないから


いつかの事も

これからの事も

これまでの事も

同じだって言って

両手で塞いだ


隠したい

言葉も

君だけの

僕が死んでいくから

呼吸が出来なくて

抑えた心臓と

笑えない

瞳の奥で

立ち止る

二人と

僕だけの


どうしたって

結局変わらなくて

でも苦しくて

変えたいのは

きっと僕のほうだ


失くしたって

同じだって

言っても、

君がいたから

僕は

また隠すんだ


これからの事、

僕が言いたい事。

君が言えない事、

癒えない事。

知ってるから


此処で生きるには

隠す事を

何度も繰り返して

価値を見いだせても

あまりにも

与えられるものが

与えるものが

呼吸が、

何もなくて

失うものも

得るものも

何もないのに

浮かんだ言葉が

酷く溺れる、


どうしても意味がなくて

どうしても意味を求めて

生きられる理由も

僕がいる理由も

何もかもが

曖昧に揺れているから


僕が笑えなくなる

世界の嘘を

君が破り捨てた

境界線の上で

僕が死んでいくのも

きっと仕方がなくて


ただ今は苦しいだけの
呼吸出来ない海の中
生み出した言葉も
嫌いの渦に飲み込まれて

そうして、
君の言葉が
静かに突き立てた
灯らない、
声、が。

明けない
開けない
目蓋の奥が
目覚めない
痛いだけの
嘘と、

まだ苦しい
天秤にかけて
弾き出した
本当の心

残ったそれに
私はなかった

笑えない、
笑えない。

嘘吐いて、
また吐き出して
蟠りだけ
膝掛けて俯く

蹲って
膝抱えて
本当の事も
馬鹿みたいな事も
二人ぼっち
また抱えてんだ

上手く言えなくて
上手く伝えられなくて
一つ二つ増えていく
言葉の意味も携えた
本音と建前に震えていた

嗚呼、そうだね、
笑える訳ない。

僕は此処に心を置いてない

また同じ様に明日を迎えて
笑えないくせに
笑った様に涙を溢すんだ
希望なんて見つからなくて
絶望だけを片手に引き連れて
歪んだ様に見えた世界を
静かに蓋した

弱いままの僕が呟いた
独り言は心を砕いて
居場所をもがきながら
いつまでも探してる

諦める事も
逃げる事も
許してはくれない
僕の出した答えが
間違えだと言う様に
目を伏せて溢れさせた
涙の分だけ
僕の答えが殺された

頑張る事は
もう無理だよ
死んで、って
そう言ってる様で
だから耐えろって
そう言うから
そう言うから、僕は、

遠ざかる景色に
涙を溢すしかないんだ

どうしても嫌で

どうしても嫌で

どうしても辛くて

どうしても苦しい


上手く呼吸が出来なくて

綺麗事しか口に出来なくて

でも僕は曖昧に笑う事も

軽く足並み揃える事も

出来なくて、

涙が溢れて、

抱き締めてくれる腕を求めた


あの場所も

あの声も

あの姿も

あの笑顔も

なにもかもが

懐かしくて

懐かしくて

会いたいのに

逢いたいのに

言えなくて

また涙だけが

静かに溢れて


どうしても言いたいのに

どうしても逃げたいのに

どうしても笑いたいのに

どうしても泣きたいのに


また詰まっていく

痛みだけが

心臓の上で踊って

嘘だけが積み重なって

建前を浮かべた

言葉の奥で

笑えない僕が嗤ってる

どうして、どうして

居たくて

居たくて

痛くて

どうしようもなく辛い


また苦しくなって

また悲しくなって

また寂しくなって

また探して

また、誰もいない


どうしても、逢いたいのに

どうしても、逃げたいのに

どうして、こんなにも

こんなにも辛くて、

こんなにも苦しくて、


こんなにも 救い がない、の?