「風紋」(原典版)について考える

テーマ:
1987年のコンクール課題曲として演奏し、数年前に中学校の定期演奏会でも演奏(指揮)したこの曲だが、再び市民バンドで取り上げることになった。しかし、今回はかなり苦戦している。
どこが、と言えば練習番号23から。特に5小節目と6小節目である。
楽譜は2/2であるが、実際には4/4で振っている。
が、本当は次の写真の拍子のように聴こえる。(写真①)
が、実際の楽譜(リズム)はこうである。(写真②)

 
何故、保科先生はこのように書かれたのだろう?と考えて着目したのが、「拍が持つ意味」。特に上の写真にある「強拍」の持つ意味なのではないだろうかと考えた。
①と②を比べてみたら、最初の音以外は見事にずれている。
 
では最後の部分はどうか検証してみた。(③と④)

 

 
なるほど。
では全編変拍子振りはナシという事で。