節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ

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転職により、大幅な年収ダウン しかし節約の本も出している著者は違った!!いかに生活費を押さえ、楽しく生活していくのかを実践してきた節約アドバイザーの著者が今度は節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのこと語ります。



第6話 未払賃金立替制度



 

★現金かJコインか?

 

 

 

 「では未払い賃金の話を聞きましょうか?ただし経営者が失踪している場合、未払い賃金が戻ってくるのに時間がかかることがありますが、それは大丈夫ですか?」と瀬奈が切り出す。

 

 

 

「そうですね。私だけではなく、アルバイトさんもいますので、それは私から説明します」

 

「そうですね。そうしていただけると助かります。それと報酬の支払いは戻ってきたお金の10%をいただきます。支払い方法はJコインでお願い出来ますか?」

 

「Jコインですか?なんですかそれは?」

 

「ステーブルコインと言って法定通貨と連動した暗号資産の事です。今、なんとかPayとかが流行っていますよね?それとおんなじ感じです。若い吉田店長ならアプリを入れたらすぐ使えますよ。簡単です」

 

「はい。私も一つ使用しています。LINPayです。無料通話アプリの」

 

「なら、話が早いですね。LINPayと一緒です。あれは口座登録しておくと自動チャージしてくれるアプリですよね?Jコインは口座登録しておくとそこから、電話番号だけで送金、入金が出来るアプリです。問題なさそうですね?」

 

 

 

「はい、私は大丈夫ですが、アルバイトさんには年配の方もいるので出来るかどうか?」

 

「大丈夫ですよ。吉田店長が集金してJコインで送ってもらえれば良いんです」

 

「あのー先生、それなら現金では無理なのでしょうか?」

 

「吉田店長、瀬奈先生はJコインでしか受け取らんのだよ、おかしいじゃろ?」と笑いながら大屋敷が口を挟んできた。

 

 

 

「大屋敷さん、余計なことを言わないで下さい。この時代に現金主義の大屋敷さんの方が成り金みたいでおかしいですよ。いつも財布に50万円入れているなんて、現代では考えらません。紛失や盗難のリスクを考えたら、カードや電子マネー、Jコインの方が安全ですよ。ATMに並ぶこともないんですから・・・」と瀬奈は自分の考えを述べた。

 

 

 

「いや、先生違うぞ、わしはそんな利便性は必要じゃないんじゃ、わしは今のお金はデータという考えがものすごく嫌いでのう。昔、幼少期は貧乏だった影響かもしれんし、現金で給与を受け取っていた最後の世代だからかもしれん。


今の世代は現金のありがたみをわかっていないとさえ思っている。持論だが、給与振込が出来てから日本は駄目になった気がする。


父親が、母親が、額に汗して働いてきた給与袋に入った現金のありがたみ、そしてわしが父親になった時の家族からの感謝の言葉。今でも忘れられん。今月もありがとうございました。と家族皆に言われるんじゃぞ、瀬奈先生は言われたことがあるかいのう?」

 

 

 

「時代が違いますから無いです。でも今の話を聞くと羨ましいですね。私が子供のときにはもう親父たちは銀行振り込みだったし、そんな経験もありません。でも想像は出来ます。いい時代ですよね。家族が片寄せあって、力を出し合って、知恵を振り絞って・・・お金のありがたみをみんなで分かち合って・・・」

 

 「そういう意味では大屋敷さんの方が正解なのかもな・・・」瀬奈は少し寂しそうにつぶやいた。

 

 

 

「せやろ、だからわしは現金オンリーなんや、キャバクラなんかいったらチップで現生が一番や!これでアフターも同伴も簡単やで!」と高らかに笑った。

 

 

 

 瀬奈も吉田店長も目を丸く見開いて言葉を発しない。


 いや、発せない。すぐ前の格好いい話は何だったんだろうと瀬奈は思った。


 目で吉田店長に【こんなオーナーで大丈夫?】とサインを送る。【多分大丈夫です】と吉田店長から帰ってくる。

 

「では本題に入りましょうか」と瀬奈が言った。



 

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第6話 未払賃金立替制度



 

★店長の話

 

 

 

 大屋敷と一緒に店長が現れた。年齢は30代後半といったところか、真面目そうなタイプである。

 

「本日はよろしくお願いいたします。私、吉田 規(よしだ ただし)と言います」と頭を下げた。

 

 瀬奈は名刺を差し出して「瀬奈です。よろしくお願いします」とお辞儀した。

 

「大屋敷オーナーから聞いていると思いますが、未払い賃金の事で相談があります」

 

「その前になんで君がオーナーにならないんだ?」と瀬奈は聞いた。

 

「最初はオーナーに成るために店長として雇っていただきました。しかし失踪したオーナーを見ているとオーナーは本部の奴隷でしかないと気がついたんです。あっ!すいません!言い過ぎました」大屋敷がいる事に気がついて慌てて訂正した。

 

 

 

「かまへんよ、続けてーな」と大屋敷

 

「はい、すいません。実はオーナーにも2種類ありましてA契約とC契約があります。この2つはオーナーが自前の土地を持っているかで変わるんです。大屋敷オーナーの様に土地を持っているオーナーはA契約になります。


この場合は月の粗利益の30%のロイヤリティを本部に払います。つまり利益の70%は店に残ります。そこから人件費や光熱費や消耗品費を払って行く形になります。


しかしC契約のオーナーは月の粗利益の50%を本部に払います。この差がでかいんです。C契約のオーナーはほとんどが利益は出ません。A契約のオーナーさんだけには利益が出るような構造になっているんです。当然、私もオーナーをやるとなるとC契約です。こんな奴隷契約にはサイン出来ません」

 

 

 

「でも自分の裁量で利益を伸ばせればC契約でも利益が出せるんじゃないの?」ともっともらしい事を瀬奈が尋ねた。

 

「コンビニは立地が全てです。実際当店は品揃えや接客はこの地区で1番だと思います。ミステリーショッパーって知っていますか?」

 

「聞いたことはあるよ、覆面調査って事だよね」

 

「そうです。うちの店はこの地区では1,2位の常連なんです。それでもオーナーが失踪するレベルなんです。全ては立地なんです」

 

「おいおい、君の話を聞いていると君の店はもう駄目なんじゃないかい。大屋敷さんがオーナーになっても変わらないだろう」

 

「いや、大屋敷さんだから可能なんです。うちの店の土地のオーナーが大屋敷さんだからなんです」

 

少し顔をしかめた大屋敷。

 

 

 

「ふー、なるほどそういう事か、なるほど、なるほど良くわかったよ、ありがとう」

 

 瀬奈は大屋敷に向かって

 

「大屋敷さん、何でこの事を黙っていたんですか?」と問いただす。

 

「いや、その、格好つけたかったさかいに、堪忍な・・・」

 

「では店の将来はなんとかなりそうだ、本部からの借金は?」



 「それは本部の方で処理するので我々は関係ないそうです」と吉田



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第6話 未払賃金立替制度


 

 ★大屋敷登場

 

 

 

「先生ー おるかいのう?」事務所に大屋敷が突然やってきた。


 今、瀬奈はちょうど【しいくがかり】限定7枚組LP つまりレコードを掛けていた所だった。


 もちろん瀬奈はこの為にレコードプレーヤーも購入したのだった。


 娘の陽菜には何?この円盤?と言われながらも、大枚をはたいて買ったこのLP。


 今は瀬奈の宝物である。全てのCDもコレクションしているのにこれも買ってしまったのだ。

 

 

 

 つまりこの限定7枚組LPはCDのレコード盤でCDを持っている人にはあまり意味のないものだったが、そこは大人買い。


 娘の陽菜も何故同じものを2個買うのか?不思議だという。

 

「はいはい、今、行きますと」レコードの針を上げて、入り口に向かった。


 かかっていた曲は瀬奈が大好きな曲、【茜色の空】だった。

 

 

 

「今、大丈夫でっか?」と大屋敷

 

「ええ、大丈夫ですが・・・その手に持っているぬいぐるみは・・・もしかして・・・」

 

「もらいもんやけど、先生要りますか?【しいくがかり】の公式マスコットらしいですよ」

 

「【しいくーモンスター】じゃないですか?イイんですか、もらっちゃっても?」

 

「かまへんがな、さっきも言うたが、もらいものやで」

 

「いやー 嬉しいですよ。さあ上がってください」と事務所のテーブルに案内する。

 

 

 

  ピンク色の変なキャラクターだ。全然可愛くないと私は思った、私は瀬奈のAI搭載スマートフォンである。

 

 

 

「でどうしました?何か起こりましたか?」

 

「また、厄介事でんねん・・・」

 

「厄介事?」

 

「そう厄介事でんねん」

 

「厄払いしたほうがいいんじゃないですか?佐野厄除け大師あたりで・・・」

 

「毎年、しとるわ・・・」

 

「場所を変えてみたら・・・」

 

「毎年変えておるが、毎年厄介事しかおきへんのは?どういうこっちゃ?」

 

「その厄介事を毎回持ち込まれても困りますよ。でなんですか、本日は?」

 

 ピンクの【しいくモンスター】のぬいぐるみをテーブルの椅子に座らせて微笑んでいる瀬奈が私には不気味に見えた。     

 

 

 

「わしがやっているコンビニの本部から4店舗目の打診があってのう・・・やるかどうかで悩んでいるんじゃ、何しろ条件が悪すぎるんじゃー」

 

「それなら断ったほうが無難ですよ。無理すると他の3店舗もおかしくなりますよ」

 

「やっぱり先生もそう思うか?」

 

「そうですねー具体的な話をまだ聞いていませんが、良い話ではなさそうですね・・・」

 

 

 

「だがのー わしがやると言ってあげれば救える人もいるんじゃ」

 

「どういうことですか?」

 

「わしのオーナー仲間の一人が失踪してしまったんじゃ、従業員にも何も言わずに、もちろん本部にも。そして一週間たってもまだ行方不明なんじゃ」

 

「ほう、それで」と続きをうながす瀬奈

 

「困ったのはそれだけじゃのうて、従業員には未払い賃金があって、本部には借金がある状況なんで、もう本部は夜逃げだと思っておる。そこでわしにその店をやらないかと本部が言って来ているんじゃ」

 

「なんか、怖い話ですね」と瀬奈が率直に言う。

 

「最初にその店の社員だった店長に店を継がないか?と本部が打診したらしいんじゃが、断られたらしい。そりゃ、そうじゃ、誰もそんな店に手を挙げんわな・・・」

 

「大屋敷さんももちろん断りますよね?」

 

 

 

「さっき言った救える人がいるっていうのはこの店長とアルバイトさん達の事なんじゃ・・・わしもこの店のオーナーとは仲良くしていたから知らんぷりも出来んというわけなんじゃ。店長にもオーナーになってくださいと言われて困ってる。もしわしがオーナーになったらみんな続けてくれると言ってくれるんじゃ。わしもそう言われたら引くに引けんのじゃー・・・」と男泣き、いや嘘泣きの様にも見えるようにつぶやく大屋敷であった。


 

「私は反対です。何も大屋敷さんがやる必要はないじゃないですか?本部が直営でやれば良いじゃないですか?」

 

「いや、本部は代わりのオーナーがいなかったら、閉店するそうだ。かなり厳しい条件の店らしい」

 

「なら閉店が一番ですね」と瀬奈は正論を言った。



 

「先生!わしはこの店長とアルバイト達を救いたいと思ってるんじゃが?助けてくれへんか?」

 

「私が何か手伝うことがありますか?大屋敷さんがそう決めたんなら、私は何も言うことはありませんよ」

 

 

 

「未払い賃金の事じゃよ、これを何とかしてほしいんじゃ、店長とまだ残っているアルバイトはこの6ヶ月間給料の半分しか貰ってないらしい。店長も賞与もなしになったと言っていた。それをなんとかして欲しいんじゃ、わしが出すのもおかしい話じゃろ?本部も未払いの賃金は消えたオーナーさんに請求してくださいとしか言わんのでのー」

 

 

 

「確かに未払い賃金の立替の制度はありますが・・・事業主が失踪しているとなると結構大変ですよ・・・」

 

「そんなもんかのー?先生だったら、簡単にいきそうなもんじゃけどのう・・・」

 

「安請け合いは出来ません。まずはその店長から話を聞いてみて可能性を知りたいですね」

 

「わかった!では店長に会って話を聞いてみよう。いつがいい?」

 

「明日でも大丈夫ですよ」

 

 

 

「ちっとまってな」と言って大屋敷は電話をかけ始めた。

 

「うん、そうや、明日の14時でどうや、うん、そうか、うん、ほな」と言って電話を切った。

 

「店長、明日の14時で大丈夫だそうだ」



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節約アドバイザーのヨースケ城山です。




子供の大学受験も終わりました。



無事に志望大学に合格!!



そして表紙の絵の通り、入学前というのに本当に羽が生えた様にお金が飛んで行っています。(笑)



やはり教育資金の準備は重要だなあと実感しております。



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期間:2020年2月28日17:00~

2020年3月4日16:59分まで

 



 

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節約アドバイザーのヨースケ城山です。


いよいよ春めいて参りました。私の上の子も大学受験が無事終わり。


見事 春からは大学生となる事となりました!!


良く頑張りました!!!!!!



今年度は例年より早めに教育費計画書の無料配布を開始しましたので

お知らせいたします。



ダウンロードしていただけたらと思っております。


この教育費計画書は私の家で使用しているものです。

あくまでも参考までにお願いいたします。


しかし小学生高学年から始めたこの教育費計画書ですが・・・


計画通りに進行しておりますと言いたいところですが、当初は塾禁止と言っていましたが、

やはり、子供のお願いには勝てずに塾通いをさせております。


塾は本当に高い!!でも頑張っているから応援します!!頑張れ子供達!!




塾も予算を決めてやりくりしてもらっております。4教科受けたいのを我慢して3教科にしたりして、

本当に今の子は大変だなあと実感しております・・・





そして当初は受験校は5校までなんて言っていたのですが、入学定員数の厳格化の影響もあり

浪人することも考えると10校以上の受験となりました。




残念ながら「受験校は減らせません!!」

しかしその甲斐もあり、複数校から合格をいただき、大学を選べるというささやかな幸せもいただきました。




さて教育費計画書ですが、


なんと今回で6年目を迎えます。我ながら6年連続で良く作成した!! パチパチパチ!


この計画書を始めてやったのは2人とも小学生でした。

それが今では2人とも高校生! 


そして春からは大学生と受験生という構成になります。


教育費はいったいいつまで続くんだ(笑)

そして教育費計画書の行方は・・・・

どこの家庭もそれぞれの教育方針をお持ちだと思いますが、私の家では


「奨学金を利用しないで大学進学を目指す」というのが目標となっております。


子供が2人いるものですから無計画では子供に借金をさせてしまいます。(笑)

ハッキリ言って私の家は低所得です。(笑)それでも奨学金は利用したくない!!



(給付型は別ですが・・・・・・)(笑)


今年度のトピックスはこの給付型についに拡充の動きが・・・・という事で、私の家では



【給付型奨学金を貰いながら大学進学を目指すに方針転換いたしました】


この給付型奨学金をもう貰うつもりで教育費計画書2020年を作成しております。(笑)


低年収の為に給付型奨学金の対象となりました。!!


あとは上の子が大学に行って進学届を提出すれば給付型奨学金が貰えます。

なんて素晴らしい制度なんだ!!!!!! パチ パチ パチ パチ


日本国政府の方、ありがとうございます。


絶対に「給付型奨学金をもらって進学する」を合言葉に家族でベクトルを合わせております。


同じような考え方をお持ちの方に是非利用していただければ嬉しいです!!


ダウンロードはこちらから

https://kotukotushinai.jimdofree.com/ 教育費計画書2020/


私のHPからダウンロードできるようになっております。


よろしくお願いいたします。



それでは良い新学期をお迎えください。


ヨースケ城山


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第6話 未払賃金立替制度



 

★店長と本部の話

 

 

 

 吉田 規(よしだ ただし)店長は本部の担当者とバックヤードで話し込んでいた。

 

 吉田店長が言うには昨日からオーナーと連絡がつかないという。


 本来なら自分と交代で夜勤に入る予定だったのだがこなかったので自宅にも行ってみたが、留守であったと言う。


 可能性のありそうな所には片っ端から連絡をとったが、誰も所在はわからなかった。


 しょうがないので本部の担当者に来てもらっていたのである。

 

 

 

「連絡がついていないのは昨日の夜から、今日の昼間にかけてですよね?」と担当者

 

「そうです。でも今までこんな事がなかったので心配してるんです」と店長

 

「でもあの人のことなんですから、シフトを間違えて飲みに行ったまま、羽目をはずしちゃたんじゃないですか?今頃は自宅に戻ってるとか?」と担当者

 

「ないとは言えませんね。あの性格ですから・・・」と店長もその可能性は否定出来ない。

 

 

 

「でも!」と吉田店長は力強く言った。

 

「最近、様子がおかしかったことは確かなんです。経営がうまく行っていないことは私がよくわかっています。最近は従業員全員の給料も未払いが続いていました」

 

「なんですって!」担当者はビックリしている。

 

「それは本当の話ですか?」重ねて聞いてくる。

 

「はい、本当の話です」と答える店長

 

 「ちょっと待って下さい。上司と連絡を取りますので・・・」慌てて席を外して本部に電話をかけに行った。

 

 

 

担当者が戻ってきて言った「未払い賃金があったのは知らなかったなあ・・・ この事を上司に報告したらとても驚いていました。実は本部からもオーナーは借金していたのですよ・・・ご存知でしたか?」

 

「え! 今、初めて知りました。未払い賃金が続いていたので苦しいとは思っていましたが・・・」

 

 

 

 担当者「どうしてもっと早めに相談してくれなかったんですか?」

 

「オーナーに毎月、給料の事を催促するたびに、今、本部と相談中だから待ってくれと言われてしまって・・・ 本部が知っているものだとずっと思っていました」と店長

 

「本部と相談した結果、夜逃げした可能性が高いと私達はみています。我々の方でもオーナーを探しますが、ご協力していただけますか?」

 

 

 

「もちろんです。でもお店はどうしたら良いでしょうか?」

 

「お店は続けていて下さい。本部からも応援を送るように手配します。早めに連絡がつけば良いのですが・・・」

 

 こうしてオーナーが失踪した中、吉田店長は営業を続けることとなった。


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第6話 未払賃金立替制度


 

★プロローグ 

 

 「もう限界だ」とつぶやいて

 

 あるコンビニのオーナーが失踪してしまった。

 

 

 

 コンビニの本部からも借金をしながらなんとかやってきたが、24時間のお店を回すのはとにかく大変であった。


 雇っている店長にはなんとかうまく言いくるめて、長時間労働、少ない休日で働いて来てもらったが、それでも限界である。


 そもそもフランチャイズの経営は基本は夫婦である。または兄弟、親族。いずれにしても2人で経営するというのが条件なのである。

 

 

 

 雇っている店長は経営者ではない。


 オーナーにはかつて奥さんがいたが、コンビニの経営に嫌気が差して離婚して辞めてしまった。


 本部は代わりの経営者を立てろと言って来てはいたが、いないものはしょうがない。


 オーナー、店長、アルバイト少数の人数でなんとか回してきたというのが現実である。

 

 

 

 それほど人件費を抑えていても利益は出ていなかった。


 目の前には他のチェーンのコンビニがあり、なおかつ、同じチェーンの店が100メートルだけ離れたところにある。


 平均日販も40万円という苦しい立地である。

 

 

 

 オーナーが初出店した時はこうではなかった。


 店の前はただの駐車場で何もなかった。


 同じチェーンの店も初出店時は他のチェーンの看板を出していて、差別化はされていた。


 初出店時の平均日販は65万円である。同じチェーンに裏切られたのと一緒だった。

 


 

 要は経営が苦しくなってとんずらしてしまったのだ、従業員の給料の未払い分を残したまま・・・



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第5話 賞与・有給・退職金 夢見る就業規則


★村上さんからの支払い
 
「今回は本当にお世話になりました。結局会社都合になり、退職金も3割増になりました。ありがとうございます。でもこれは先生も想定していなかったお金なので私が全部いただきます」と秀子節が全開だ。

「そうですね。私も想定外でしたよ。それには・・・ ところで新居はいかがですか?」


「そうですね。もっと良いところに住みたいというのが本音ですけど。団地でしょうがないですね」と秀子


「それで、先生はいつうちにいらっしゃいますー」としつこい


「まあ、そのうちに・・・」と言葉を濁した。
 
「ところで支払いの方法ですが、Jコインで大丈夫ですね?」


「もちろん大丈夫ですけど、使い方がわからないんで教えてくれますか?」と言って瀬奈の隣の席にスマホを持って移動してきた。


「どうやるんですか?」と言ってにじり寄ってくる。

 いや、近すぎるだろうと瀬奈は思ったが、我慢我慢と自分に言い聞かせて、秀子にピッタリとついて教えてあげる。


「まずはJコインのアプリをダウンロードしましょう」


「えーわかんないー どれを押せばいいの?」


「こちらです」と瀬奈がスマホの画面を指す。


「これですか?」と秀子が言って、アプリをダウンロードする。

 そのダウンロードの待っている間に秀子がとんでもない事を言いだした。


「先生は独身ですか?」


「一応そうですね。バツイチで娘が一人います」


「あら、良いですね。私も娘が欲しかったんですー 娘なら老後も話し相手になるじゃないですか?」


「そうですね。でも妻のほうが引き取っていますのでほとんど会話はないです」


「先生が引き取ったらいかがですか?なんなら私と一緒になって・・・」
 
「あ!ダウンロードが終わりました。これでようちょ銀行の口座を入力してください」


「瀬奈 秀子って名前も良いわね・・・」


「早く、入力しないと時間切れになりますよ」と瀬奈


「あ、そうなの」とあわてて銀行口座を入力した秀子
 
「はい、これで完了しました。私の方から初回の請求書を村上さんのスマホに送りますね」と瀬奈


「今、送りました。これは電話番号だけでお金のやり取りができるすぐれものです。どうですか請求書が届きましたか?」と瀬奈が聞く。
 
「はい、届きました。でも先生のLINEは聞いてないですよ。ID教えてもらえますか?」と秀子


「いや、LINEはやっていません。メッセージだけで十分です。必要な事はメッセージで送って下さい。では届いた請求書を開いていただいて、この金額で合っていれば、送信ボタンを押して下さい」と瀬奈


「金額も大丈夫です。送信っと」秀子
 
「はい送金完了です。私のスマホに入金されました。これからは支払いのたびにこの要領で請求書を送りますので、送金をお願いいたします」と事務的に瀬奈
 
「先生、ありがとうございます。でもまだ使い方が不安だわ、先生良かったら、一緒に住みませんか?」


「いや、覚えれば簡単ですよ。わからないことは都度教えますから」と瀬奈は頑張る。


「私、先生を好きになってしまいました。これからも相談に乗ってもらえますか?」と秀子も頑張る。


「相談は仕事ですから構いません。ただ先程、私は嘘を付きました。バツイチと言いましたが、実は妻は病気で亡くなったのです。ですから今でも妻の事を愛しています。ですから私は他の女性とはお付き合いできないのです。嘘をついたのは病気で死んだことを話すのが辛いからです。察していただけるとありがたいです」と苦渋の顔で話す瀬奈。


 
「そうだったんですね・・・」とハンカチで涙を抑える秀子


「では友達からという事で・・・」と秀子は言った。


「そうですね。友達からで・・・」と瀬奈が言った。

 秀子は落胆しながらも帰っていった。


 私は驚いていた。陽菜と瀬奈の会話は始終聞いているが、元奥さんの話はほとんど出た事がない。


 もしかして本当に病死で2人は心の奥底に思い出をしまって触れないようにしているのだろうか?私はその健気さにスマホながらに涙マークが出てきた。





「ちょっとーなに勝手にお母さんを殺さないでよ!」と陽菜が奥から出てきた。


「うるせーなー、なに盗み聞きしてんだよ!どんな人なのか見てみたいというから、隙間から見ていろと言ったが、大人の話に口を挟むな!」


「まあ、いいけどさ、でもこれお母さんに言っちゃうよー、依頼人のおばさんに言い寄られて、お母さんが死んだことになっているって」と陽菜が笑いながら言う。


「いや、まてあんなおばさんに俺がどうにかなるわけ無いだろう」と瀬奈


「どうかな?奥から見てたら、まるで夫婦みたいだったよ」と笑う陽菜


「あいつにはこの事を言うなよ!」


「いや、絶対言う!最高に面白かったもん!」

 私は涙マークをデリートした。


 やっぱり瀬奈は私の知っている瀬奈だ。


 適当な瀬奈だ。


 でも良かった。もしあの女と瀬奈が付き合ったりしたらと思うとゾッとした。それは私に送金してきた女のスマホからも私に好意のオーラが出ていた。


 でもあの女のスマホはあの女同様、他人への憎悪で溢れていた、これからもあのスマホから好意と憎悪の送信が来ると思ったら恐ろしい。

 第5話 完



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第5話 賞与・有給・退職金 夢見る就業規則


★大屋敷の作戦
 
 大屋敷とは事務所で会うことになった。


 ちょうど娘の陽菜も来ていた時だったので、今回のあらましを簡単に説明しておいた。


 まず、ビックリしていたのが、東京オリンピックの開会式のペアチケットだった。


「大屋敷さんてお願いすれば、何でも手に入るんだね・・・ドラえもんみたい」と陽菜が笑って言った。


「いや、今回はさすがに苦労したみたいだな、結構お金も使っているみたいだし・・・」と瀬奈も苦笑いする。
 
「しかし最後のあのウルトラCはどうやったんだろうな?」と瀬奈がつぶやく。


「ねえ、パパ?ウルトラCって何?リポビタンDみたいなもの?」と陽菜が聞く。


「死語だよ。昔の体操の難易度で超高難度の技のことをこう言ったんだよ・・・今ではウルトラCは聞かないけど今はI難度まであるらしいぞー」瀬奈はふと思いついた。


 そういえば昔は女の子の胸もCカップって言ったら巨乳だった。今ではIカップもいると聞く。体操の技の難易度と女の子の胸の成長は比例するのか?と馬鹿な事を・・・      
 
「何ボーッとしてんのよ、それよりも1200万円が相場の物件をどうやって620万円のを見つけたんだろう」と陽菜が率直に聞く。


「そうなんだよなー 案外単純に差額を大屋敷さんが出してるのかもしれないぜ」と瀬奈


「でも自分の物件の店子に500万円以上も払ってでも出ていってもらいたいレベルの人っているのかしら?相当な人なの、その村上さんって・・・」
 
「相当な人なんじゃー あいつはー」と大屋敷が入ってきて言った。


 瀬奈は「大屋敷さん!勝手に入ってこられたら困りますよ!」


 大屋敷は悪びれずに「いやーすまん、すまん何度か呼んだけど、いないみたいだったので、入ってもうた。堪忍なー」瀬奈は大屋敷を一瞥して考えた。


 これはわざとだなと。最初から会話を聞いていたに違いない。


 実際、どこで聞いてくるのか?というような情報も大屋敷は持っている。


 つまり、盗聴、いや盗み聞き位はなんとも思っていないだろう。
 
 陽菜はそんな事はおくびにも出さずに
「大屋敷さん、こんにちは!ちょうど今、大屋敷さんの話ししていたんですよ。ドラえもんみたいだって」


「体が?」ととぼける大屋敷


「違いますよー」と笑いながら陽菜は「なんでも可能にしちゃうっていう意味です」


「無理、無理、そんなんやったら、いつも先生に相談なんかしまへんがな・・・ それはそうとやっと村上さんが退去することになったんや、わしは嬉しくってもう・・・先生のおかげです。団地リノベーション物件なんてアイデアはわしにはなかった。ましてや退職金で団地を一括で買わせてしまうなんて、まさにレボリューション!」と満足そうに大屋敷は叫んだ。
 
「ごほん!」と瀬奈が咳払いをして言った。


「で?どうやってあの物件を用意したんですか?」


 大屋敷はしれっとした顔で言った。


「あの不動屋さんでマンションを一棟、買うことにしたんや、もちろん収益物件としてやけどな~ そしたら、あの物件をおまけとして、安うしてくれるちゅうんで、あそこで決めたんや」


「マンション一棟っていくら位の物件なんですか?」と瀬奈


「そんな大規模じゃないで5億円位なもんやで・・・」と大屋敷


「それは大きな買い物ですね。でもこれで村上さんが退去してくれるんだったら安いもんですね」と冗談で瀬奈が笑いながら言った。


「ほんまに、あいつが出ていくことを考えたら安いもんや」と大屋敷は真顔で答えた。




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