公務員の給与は減らすべきか?
民主党と維新の会が公務員給与2割削減を参議院選挙の公約
として挙げるそうです。労働組合である連合を支持基盤としている
民主党がよく受け入れたものだと思います。しかし、国の財政赤字
拡大の根本的な解決にはならない気がします。
国家公務員の給与は高いか低いかということですが、日夜様々な
法案作成に携わっている中央官庁の人たちは明らかに私は低い
と思います。自分はわかりませんが、年功序列で対した仕事もし
ていないのに高給をもらっている公務員がいるのかもしれません。
しかし、根本的な問題はパーキンソンの法則で示されたように
「役人の数は、仕事の量とは無関係に増え続ける」ことだと思
います。役人はライバルではなく部下が増えることを望むし、
役人は相互に仕事を作りあうからです。本来やるべきは必要
ない仕事を省庁仕分けのような雑なやり方ではなく丁寧に
粛々減らし、公務員の数を減らすことだと思います。ただし、
国家公務員は労働3権のうち、団体協約を締結する権利と
争議権がないのでそのあたりの見直しは必要でしょう
一方、公務員は全てダラダラ無駄な仕事をしているわけではなく
国家のために日夜奮闘している方も少なからず存在していると
思われます。そういった意味で一律に20%というのはそのような
人々のモチベーションを下げる方策のように思われます。頑張って
いるとは思いつつ、人気取りの現実性の薄い政策と感じます。
川崎汽船81億減損 -日経平均18000円割れの影響か?
日経平均の18000円割れがそろそろ企業の決算に影響を与え始めた
のでしょうか?川崎汽船が持合い株の減損処理などで81億の特別損
失を計上すると発表しました。通常上場株式は時価評価ですが、売買
目的でない場合は損益は認識せずにBSの調整項目になります。ただし、
時価が取得価額の50%を下回ると回復可能性が明らかにある場合を
除き減損処理(損失の認識)をしなければなりません。
通期の計上利益予測が400億ですから、半期の減損処理だけで2
割程度が吹っ飛んでしまった計算になります。有価証券報告書を
見ると約480億程度その他の株式がありますのでかなり持合い的
な株式が多い会社かもしれません。ただ、例えば保有株式のJFE
ホールディングスでいうと現在の株価が1500円くらいで、確かに
ピーク時は3000円を超えていましたが2012年などは1000円程度
で低迷していました。そういった意味では昔から保有していた株式
でしたら減損処理は行われないはずで比較的最近購入した株式
が多いのではないかと想像されます。ただここまで減損額が大きい
のは少し不思議な気はします。
大抵の企業は株式持ち合いは減らす方向にあるので近年の株式
購入は少ないのではないかと思われます。したがって、株安が大き
く企業経営に影響を与えるかというと、川崎汽船がまだまだ特殊な
ケースかもしれません。
道路公団民営化10年たって
今日で道路公団が民営化されて10年たったようです。変化の印象
としてはサービスエリアが昔に比べよくなったことはあると思います。
昔はまずくて高いレストランとフードコートのイメージが強かったです
が最近はサービスエリアも立ち寄るのが楽しみになってきました。
また、ずいぶんETCのゲートも増えて便利になった気はします。
しかし、首都高速の箱崎や竹橋、関越道の花園、中央道の相模湖、
東名の大和トンネルなどの渋滞の名所は相変わらず改善されま
せんし、料金も高くはなりこそ下がってはいません。以前50年には
無料化という話もありましたがこっそり65年まで先送りされたよう
です。理由として笹子トンネルの崩落といった設備の老朽化補修など
のためということでしたが、普通の民間企業であれば機械などの
補修のための修繕引当金を引き当てる(または資金を準備しておく)
というのは常識です。まだまだ、親方日の丸精神が抜け切れない
残念な組織であることがうかがわれます。
新直轄方式については新たなバラマキだと新聞などでは批判が多
いですがやや一律に考えることは違和感があります。少なくとも地
方は高速道路を作っても一部を除き時間短縮効果は都内や府内
に比べ小さいと言えます。したがって、高い高速料金をとれば下手
をすると維持費も取れない悲惨な高速道路になります。道東自動
車道(写真)などはほとんど車を見ない素敵な高速道路ですが採算
は悲惨だろうなと想像しします。そういった意味では(ある程度の
必要性があれば)無料の高速道路をつくる新直轄方式は意味が
あるかもしれません。しかし、都内などの渋滞の解消の費用対経
済効果などと比較検討してのことではあるかと思いますが。
まだ実証もしていない思いつきですが、首都高などはインフラファン
ドなどに売却することはできないものなのでしょうか?利用者の
増加でカバーできれば渋滞区間の解消などの投資も積極的、かつ
効率的に行う気がします。少なくとも修繕費の見積もりもして
いない(多分見て見ぬふりをしていたと思いますが)無責任な組織
よりましな気がしますが。


