顧問CFO川井隆史のブログ -473ページ目

見える化 見せる化 -誰が旗をふる??はじめに3

見える化 見せる化運用で誰が旗を振るかですが、


本を読むと社長がやるべきという話と、従業員が


自主的にやらないと意味がないという2つの説があります。


これはどちらも間違ってはいません。会社のステージに


よって異なります。会社が原始時代や古代のステージで


社員の自主性などということを求めても机上の空論です。


このステージだと例えば営業の社員で売上はさすが自分の責任と


思っていますが売掛の回収は経理の仕事だと思っている


社員がいたりします。当然期日に入金がないと経理が


連絡するわけですが「忙しいからそっちでやっておいて!」


などと平気で言います。


このあたりは社長が旗を振らないとどうにもならないです


逆に「中世」以降の結構ツールの導入は進んでいるのにと


いった会社は社長はかかわるにしても従業員参加型でない


とワークしないです。「見える化の恐怖」を従業員を感じるの


はこのステージからです。


さて、見える化をしない、または中途半端


な見える化による運用の失敗例を少し次回見ていきましょう。

見える化 見せる化 -原始時代の会社??はじめに2

見える化 見せる化導入で注意しなければならないのは


その会社のステージです。これはステージが「原始時代」


だと会社としてダメだとかそういうことではありません。


業種や社長さまのキャラ、会社の大きさによっては「原始時代」


が良いケースもあるかもしれません。以下説明します。


「原始時代」 管理がほとんどない。社員が決められた


ことだけを何も考えずにやっているケースときわめて


クリエイティブな方々が自由にやっているケースがある。


後者は天才の領域なので私にはわかりません。


「石器時代」 売上とかざっくりした目標はあるが


予算と経費などの概念が社員に浸透していない。


したがって売り上げを上げるために値引きしすぎたり


経費を使いすぎたりなどが起こりうる


「古代」 予算とか経費などのツールは導入されているが


形骸化していて、利益などの結果をみて社長が叱咤激励するだけ


「中世」 事業計画があり、予算管理や分析なども行われている。


しかし、管理手法に対して社員の目に見えない不信感があり、


経営陣も手法に不満を抱いている


「近代」 費用管理もABMが入っていたり、事業計画にBSCの


発想が入っているなど一般的なツールは入っている。


しかし、企画部門などがやたら肥大化している気がする割に


効果が出ていない気がする


「未来」 管理ツールのエッセンスを取り入れ、最小限の


本社スタッフでポイントだけ押さえておけば、現場が創意


工夫を行い、継続的改善が行われる。



日本の上場企業でもさすが「石器時代」はないですが


「古代」「中世」もけっこうあります。一般的な中小企業だと


「石器時代」ですが実は「未来」の会社があったり


してたまに驚きます。私は中小、中堅企業で「未来」の


会社を一緒につくっていくことをお手伝いしております。







見える化 見せる化 -はじめに

見える化 見せる化の目的をここで考えてみましょう。


本来の目的は問題点の早期発見とその改善です。


ノルマを与えて従業員にムチを入れるためのものでは


ありません。したがって、問題点が起こった時に起こし


た人間を責めるのではなく(前述「つるし上げの恐怖」)


でなく、問題点を解決するための一致協力すべきです。


往々にして、問題点を起こした人間でなく、見つけた人間


を責めることが多いもので、そうすると「見て見ぬふり」


文化がはびこっていきます。問題点を発見するとその人間


が戦犯になってしまうので見ても見えないふりをするのが


得になってしまうわけです。本来、見える化 見せる化という


のはそのような文化を一掃するためのものであるわけです。