顧問CFO川井隆史のブログ -461ページ目

見える化 見せる化 -固定費率が高いということ コスト見える化10

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。




見える化 見せる化で、固定費率が高くなるには


業種的なものもあります。設備産業、


わかりやすいのは半導体です。


自社生産していれば設備投資等で固定費は巨大です。


しかもシリコンサイクルで売上は変動しますから、


売上低迷期は非常に固定比率が高くなります。


一方売上が伸びても固定費はさほど変わらないので


好景気には利益は高くなります。


要はハイリスク、ハイリターンな業種なわけです。


これを良いとも悪いともいえません。


そのため、製造を外注化している企業もあります。


ただ、なんとなくそのような企業はミドルリスク


・ローリターンになっているような気がするのは


気のせいでしょうか?




見える化 見せる化 -再び残念な固定費削減 コスト見える化9

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


見える化 見せる化で再び固定費の話になりますが、


よく「売上に対する固定比率が高いので固定費を


削らなくてならない」という話を聞きますが


正しいでしょうか?答えは正しい場合も


違う場合もあります。


「売り上げに比して固定費が高い場合と、


固定費に比して売上が低い場合」


があるからです。前者の処方箋は確かにコスト削減ですが


後者はむしろ売上を伸ばすように逆に販促などコストを


かけなければならないかもしれません。


ざっくりの区分で言うと前者は衰退していく分野、


後者は新規に進出した成長分野によくあることです。


したがって、どんぶり勘定的にで後者の場合にコストを


削減すると成長の芽をつぶすことになりがちです。

見える化 見せる化 -残念なV字回復 コスト見える化8

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。



見える化 見せる化で余談ですがよく


「リストラをして業績V字回復」などという


話があったと記憶されている方もあると思いますが、


それはわかりやすく言うと人員削減の割増退職金、


機械廃棄等で一気に損失計上、家賃キャンセル料


負担で一気に赤字にし、翌期からはこれらの費用


が掛からなくて一気に黒字化です。当たり前ですよね。


この方式に関しては否定も肯定もしません。


古い負の遺産を思い切って処分して生まれ変わる


という意味で正しいこともあります。


古い例ですがゴーンさんの日産リバイバルプラン


などは比較的良い方の例だと思います。


残念な例はこのV字効果を狙って、短期的志向


のファンドなどが必ずやりたることです。


悪い例だとV字回復は一瞬しても目的が短期的


ですと「脂肪でなくて筋肉も落ちるリストラ」


になってしまいます。人員整理しても実は将来を


支える幹部や幹部候補生がごっそりやめていたり、


研究開発中止で有望な技術が失われていたり、


黒字化に喜んでファンドから買収した企業


はその後痛い目にあうわけです。