見える化 -下取りの効能
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回
埋没原価の話をしました。しかし、基本的な考え方は必要で
場合によっては理論的にお客様に説明できる方が良いと思い
ますがそれで大丈夫でしょうか? 顧客の理性に訴えるだけでは
最後の購入というハードルは超えられないいような気がします。
やはり感情に訴えることも大事だと思われます。(なんだか営業
コンサルタントみたいになってきましたが・・・)
元を取るという感情を多少満足させてくれるのが「下取り」です。
「古い機械はXX円で引き取りますよ」です。中古で売れないものだ
としても値引きだと思えばよいのです。中古市場がなく価値がゼロの
機械を顧客が持っていたとしましょう。(処分費用はゼロと仮定)
あなたが定価1000万円の機械を800万円に値引くのと、値引かない
代わりに中古機械を200万で引き取るのは経済的には同値ですが
なぜか後者を好むと思われます。もとを取るという感情は残って
しまうのです。
見える化 -不思議な埋没原価への感覚
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回
の続きです。現実のビジネスの場でも、元をとろうという
考え方はあります。たとえば単純な例で機械などでも
購入したばかりだとなかなかある程度期間が経過しないと
買いにくいものです。1000万円の機械を購入して、しばらくたって
製造費用が年500万円下がる1500万円の新機種が出ても
なかなか買いづらいものです(経済耐用年数5年として)。
本来単純に1500万円÷500万で3年以上使えるならば得です。
1000万円の最初の機械への支出はもう支出してしまっている
埋没原価ですから意思決定には影響を与えないはずです。
ただ、なぜか感覚的には(1000万+1500万)÷500万=5年で
計算してしまいます。会計的にはおかしいですし、営業マン
の方も理論的に説明してほしいところです。
ただ、やはり人の感覚って結構大事です。どうしましょう。
見える化 - 埋没原価と機会費用
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。ついつい
買ってしまった映画の前売り券の話をしました。この前売り券
が1000円だとしても、「この映画をみない」という意思決定に
対する追加費用はゼロ円です(もう1000円は支出してしまって
いる)。したがって、純粋に「映画を見る」と「映画を見ないで
他のことをする」の純粋な比較になります。
「映画を見ないで他のことをする」は「映画を見る」の
機会費用と言います。つまり、同じ時間を他の方法
で使っていた時どうなるかということです。
つまり意思決定ではすでに払った1000円は何も影響は
ないはずです。これを埋没原価と言います
獲れる利益と機会費用を比べ良いはずです
しかし、私もそうですが元を取らなきゃといってついつい
みなさんつまらない映画を見たりしませんか。
実は実際のビジネスの場でも似たようなことがあります。
次回見ていきましょう