顧問CFO川井隆史のブログ -350ページ目

見える化 -下取りの効能

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回


埋没原価の話をしました。しかし、基本的な考え方は必要で


場合によっては理論的にお客様に説明できる方が良いと思い


ますがそれで大丈夫でしょうか? 顧客の理性に訴えるだけでは


最後の購入というハードルは超えられないいような気がします。


やはり感情に訴えることも大事だと思われます。(なんだか営業


コンサルタントみたいになってきましたが・・・)


 元を取るという感情を多少満足させてくれるのが「下取り」です。


「古い機械はXX円で引き取りますよ」です。中古で売れないものだ


としても値引きだと思えばよいのです。中古市場がなく価値がゼロの


機械を顧客が持っていたとしましょう。(処分費用はゼロと仮定)


 あなたが定価1000万円の機械を800万円に値引くのと、値引かない


代わりに中古機械を200万で引き取るのは経済的には同値ですが


なぜか後者を好むと思われます。もとを取るという感情は残って


しまうのです。

見える化 -不思議な埋没原価への感覚

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。前回


の続きです。現実のビジネスの場でも、元をとろうという


考え方はあります。たとえば単純な例で機械などでも


購入したばかりだとなかなかある程度期間が経過しないと


買いにくいものです。1000万円の機械を購入して、しばらくたって


製造費用が年500万円下がる1500万円の新機種が出ても


なかなか買いづらいものです(経済耐用年数5年として)。


本来単純に1500万円÷500万で3年以上使えるならば得です。


1000万円の最初の機械への支出はもう支出してしまっている


埋没原価ですから意思決定には影響を与えないはずです。


ただ、なぜか感覚的には(1000万+1500万)÷500万=5年で


計算してしまいます。会計的にはおかしいですし、営業マン


の方も理論的に説明してほしいところです。


  ただ、やはり人の感覚って結構大事です。どうしましょう。



  




見える化 - 埋没原価と機会費用

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。ついつい


買ってしまった映画の前売り券の話をしました。この前売り券


が1000円だとしても、「この映画をみない」という意思決定に


対する追加費用はゼロ円です(もう1000円は支出してしまって


いる)。したがって、純粋に「映画を見る」と「映画を見ないで


他のことをする」の純粋な比較になります。


 「映画を見ないで他のことをする」は「映画を見る」の


機会費用と言います。つまり、同じ時間を他の方法


で使っていた時どうなるかということです。


 つまり意思決定ではすでに払った1000円は何も影響は


ないはずです。これを埋没原価と言います


獲れる利益と機会費用を比べ良いはずです


しかし、私もそうですが元を取らなきゃといってついつい


みなさんつまらない映画を見たりしませんか。


 実は実際のビジネスの場でも似たようなことがあります。


次回見ていきましょう