見える化 -現代的ブラック企業とは その2
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
現代的ブラック企業の特徴として、提供する商品、
サービスが低価格であり、品質もきちんとしていることが
あげられます。したがって顧客にとってありがたい存在で
社会的には称賛される存在です。伝統的ブラック企業が
理不尽な高価格なものを無理やり顧客に押し込むのとは
大きな違いです。
提供する商品、サービスが「低価格」と認識されるということは
コモデティ(汎用品)であるということです。ブラック企業が
多い居酒屋チェーン産業を考えてみましょう。今、激安居酒屋
をいたるところで見るようになりました。全品270円や280円など
というお店をよくみます。価格破壊は凄まじく厳しい値下げ競争
が起きています。
この価格で提供して利益を上げるためには徹底してコストを
下げなくてはなりません。そこにブラック化する要因があります。
続く。
見える化 -現代的ブラック企業 その1
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
いままで伝統的ブラック企業の話をしました。率直に
いうと扱っている商品、サービスは胡散臭いものが
多く、その一方で高マージンという特徴がありました。
どちらかというと悪徳商法に近く、経営陣もその筋の方
と近い感じの方が多い、市民社会的にもブラックな会社
でした。
一方、現代的ブラック企業は市民社会的には優良企業
でとおっています。経営陣もインテリが多く、殴る蹴るなど
の露骨なパワハラなどはありません。ただ、社員によっては
伝統的ブラック企業以上に疲弊し、消耗します。今、話題に
なっているのはこの現代的ブラック企業でしょう。続く
見える化 -ブラック企業経営手法その2
見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。
伝統的ブラック企業の特徴は高マージンで売上と
人件費の経営管理が必要という話をしました。ふつう
高マージンである場合、顧客にとって高付加価値で
あるのが普通ですが、営業手法として付加価値の高く
ない、または価値がほとんどないものを顧客に価値がある
と思わせるところに特徴があります。したがって、買ってよか
った思う顧客はまれで、リピートは望めません。
ですからきわめて超短期志向で摘発されたり、悪評判
がネットなどで広がらないうちに売りつくすこととなります。
通常、高マージンのビジネスは人材に投資して高付加
価値の商品、サービスを提供するのですがこの企業では
違います。販売力にたけた人間にコミッションを払い
高収入でモラルを麻痺させ、ひたすら販売マシーンに
していきます。一方で売れない人間はコミッション
制度なのであまり給与は払いませんし、その少ない費用も
削減するために罵詈雑言や暴力で退職に追い込みます。
売れる人間だけ残っていればいいモデルなわけです。
どんなにコミッションが高くても粗利は上まりませんから
売れない人間を徹底的に排除して売れる人間だけで
回していけばモラル的にはともかく単に経営的に
見れば合理的な手法です。