顧問CFO川井隆史のブログ -278ページ目

見える化 -現代的ブラック企業とは その2

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


現代的ブラック企業の特徴として、提供する商品、


サービスが低価格であり、品質もきちんとしていることが


あげられます。したがって顧客にとってありがたい存在で


社会的には称賛される存在です。伝統的ブラック企業が


理不尽な高価格なものを無理やり顧客に押し込むのとは


大きな違いです。


 提供する商品、サービスが「低価格」と認識されるということは


コモデティ(汎用品)であるということです。ブラック企業が


多い居酒屋チェーン産業を考えてみましょう。今、激安居酒屋


をいたるところで見るようになりました。全品270円や280円など


というお店をよくみます。価格破壊は凄まじく厳しい値下げ競争


が起きています。


 この価格で提供して利益を上げるためには徹底してコストを


下げなくてはなりません。そこにブラック化する要因があります。


続く。




見える化 -現代的ブラック企業 その1

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


いままで伝統的ブラック企業の話をしました。率直に


いうと扱っている商品、サービスは胡散臭いものが


多く、その一方で高マージンという特徴がありました。


どちらかというと悪徳商法に近く、経営陣もその筋の方


と近い感じの方が多い、市民社会的にもブラックな会社


でした。


 一方、現代的ブラック企業は市民社会的には優良企業


でとおっています。経営陣もインテリが多く、殴る蹴るなど


の露骨なパワハラなどはありません。ただ、社員によっては


伝統的ブラック企業以上に疲弊し、消耗します。今、話題に


なっているのはこの現代的ブラック企業でしょう。続く


見える化 -ブラック企業経営手法その2

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


伝統的ブラック企業の特徴は高マージンで売上と


人件費の経営管理が必要という話をしました。ふつう


高マージンである場合、顧客にとって高付加価値で


あるのが普通ですが、営業手法として付加価値の高く


ない、または価値がほとんどないものを顧客に価値がある


と思わせるところに特徴があります。したがって、買ってよか


った思う顧客はまれで、リピートは望めません。


 ですからきわめて超短期志向で摘発されたり、悪評判


がネットなどで広がらないうちに売りつくすこととなります。


通常、高マージンのビジネスは人材に投資して高付加


価値の商品、サービスを提供するのですがこの企業では


違います。販売力にたけた人間にコミッションを払い


高収入でモラルを麻痺させ、ひたすら販売マシーンに


していきます。一方で売れない人間はコミッション


制度なのであまり給与は払いませんし、その少ない費用も


削減するために罵詈雑言や暴力で退職に追い込みます。


売れる人間だけ残っていればいいモデルなわけです。


どんなにコミッションが高くても粗利は上まりませんから


売れない人間を徹底的に排除して売れる人間だけで


回していけばモラル的にはともかく単に経営的に


見れば合理的な手法です。