顧問CFO川井隆史のブログ -259ページ目

見える化 -ブラック企業と黒光り企業 その3

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


少し整理しますが、ここで(現代的)ブラック企業とは


低付加価値(ようは激安)商品、サービスを提供するため


人件費を極端に削減する必要がある産業に存在します。


その手法として、極端なマニュアル化や残業代を払わない


長時間労働、威圧的なマネージメントを使用する企業です。


製造業などでは、代わりに海外に工場を移転したり


機械導入で自働化して乗り切ることが可能ですが、


サービス業などではすべて個々の従業員にのしかかって


きます。従業員のモチベーションはカルト的な社員教育


で洗脳して保つ手法で、社会的にはともかく企業経営的には


一定の合理性のあるモデルです。


 黒光り企業は逆に高付加価値(要は利益率の高い)ビジネス


に多く、かつその源泉は特許や規制ではなく、個々の


従業員の提供するサービスにあります。したがって、非常に


厳しく成果をとわれますが、個々の従業員の創意工夫の


範囲は広く、給与などの見返りもきっちり行います。この


違いをもう少し見ていきます。


 


見える化 -ブラック企業と黒光り企業 その2

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


皆さんの中で「プロジェクトX」を以前視たことがあるかた


は多いと思いますが、彼らの働きぶりを見ていると、3か月間


ほとんど休みなく働いたとか、労働条件だけみると実は


ブラック企業並みです。ただ、誰もこれをブラック企業と


いう人はいないと思います。


 自分で問題発見、解決を行うために昼夜問わず、働いて


いるわけで、上意下達で働かされているわけではありません。


ブラック企業の場合は、マニュアル化された仕事をひたすら


大量にかつ短時間に処理することを強要される組織です。


したがって、自分の頭で考える時間も余裕も与えられません。


「365日24時間死ぬまで働け」と某居酒屋チェーンのグループ


理念集にあるようですが、プロの心構えとして何かを成し


遂げるためにはこのくらいの心構えは持っててもよいと


思います。しかし、これは他人から強要されるものでは


決してありません。ましてや、、マニュアル的な作業の中


で言われれば、「君は人間でなくロボットになりなさい」


と言われていると感じますね。

見える化 -ブラック企業と黒光り企業の違い その1

見える化経営コンサルタントのかわい たかしです。


先日蟹沢孝夫氏の「ブラック企業世にはばかる」


を読みましたが、その中でブラック企業を肉食系


草食系、グレー系と分類されていました。「グレー系」


が私の言うところの「黒光り企業」で「肉食系」がいわゆる


「ブラック企業」にあたります。ただ、個人的には「黒光り企業(


グレー系)」はブラック企業のカテゴリーの中には


いれたくないところです。理由は厳しいが一流のプロフェッショナル


としてやっていくための重要な経験がつめるからです。


前にGE(ジェネラルエレクトリック)のCAS(コーポレート


オーディットプログラム)を途中で脱落した人間が


HBS(ハーバードビジネススクール)に入学を許される


ように米国では困難な仕事に挑戦した人間は成功しな


かったとしても評価する文化があります。黒光り企業


がブラック企業のカテゴリーに入れられてしまうというのは


実はいったんレールから外れた人間に冷たい日本の


伝統的価値観を表している点では妥当な側面はあると


思います。




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