5月病かな?と思ったら

 自分を守るためにできる日々の体の対処法

 

春からの新生活に少しずつ慣れてきた頃、ふと感じる心と体の重だるさ。
「やる気が出ない」「なんだか毎日がつらい」――それ、もしかしたら5月病かもしれません。

 

今回は、そんなときにこそ意識したい、今日からできるセルフケアのヒントをお届けします。
まずは土台づくりから。

 

 

   “体の土台”を整える3つの対処法

 

どんなときも、自分を支える力になってくれるのは、毎日のちょっとした習慣です。
気持ちがゆらぎやすいときほど、生活リズムを整えることが心の回復にもつながります。

 

 

1.睡眠のリズムを整える
夜ふかしや寝不足が続くと、心も体もぐったりしてしまいますよね。
できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。

 

私は23時に寝て、6時に起きるように心がけています。

たったこれだけでも、心の安定にやさしく効いてきます。

 

 

2.栄養バランスのとれた食事を
忙しい日々でも、食べることは心のエネルギー源。
野菜やたんぱく質を意識して、朝ごはんはできるだけ抜かないようにしましょう。
きちんと食べることで、気持ちも整いやすくなります。

 

 

3.軽い運動を日常に
体を動かすことは、心にも栄養を届けてくれます。
散歩やストレッチ、軽めの筋トレなど、ほんの少しでもOK。
動くことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、

前向きな気持ちになりやすくなりますよ。

 

私は毎朝、愛犬(奈々太郎)と30分散歩しています犬

忙しい方は、1分でも体を動かすだけで気分転換になりますよ。

 

 

 

この3つの「体の土台」を意識するだけでも、気持ちが少しずつラクになっていきます。
全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫。

「今の自分にできることを、できる範囲で」続けていくことが、いちばんの近道です。

 

 

明日は、心の整え方についてお話しますね。

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。