こんにちは、野上徳子です。

ゴールデンウィークが明けて、5月も半ば過ぎましたね。
今日はこの時期に気をつけたい「5月病」について、お話ししたいと思います。

 

 

ゴールデンウィーク明けに心と体がついてこない…それ、「5月病」かもしれません

 

春は出会いや始まりの季節。
進学、就職、転勤など、新しい環境に身を置く方も多いですよね。


4月は「頑張らなきゃ」と気を張って過ごしていたけれど、
ゴールデンウィークが終わった頃から、なんだか元気が出ない、気分が沈む…。

 


そんな方は「5月病」のサインかもしれません。

実は「5月病」という言葉は医学的な診断名ではありませんが、
「適応障害」や「うつ病」と診断されることもあるんです。

 


環境の変化やストレスに無理をして頑張ってきた心と体が、
連休を境にふっと緊張の糸が切れてしまう…。
そんな状態を「5月病」と呼んでいます

 

 

  5月病の症状:3つのチェックポイント

 

✅1. 身体のサイン
・寝つけない、眠りが浅い
・疲れが取れない、ずっとだるい
・胃が重く、食欲がわかない

→ 自律神経のバランスが乱れると、体がうまく休めなくなってしまいます。

 

 

✅2. 心のサイン
・気分が沈みがち
・理由もなく不安になる
・やる気が出ない
・イライラしたり、焦ってしまう

→「何をしても楽しくない」「自分だけ取り残されているような気がする」…

 そんな感覚に心が支配されることも。

 

 

✅3. 行動のサイン
・朝なかなか起きられない
・会社や学校に行くのがつらい
・人と会うのが億劫になる
・生活リズムが乱れがち

→ 心や体の疲れが行動にも表れ、日常生活に支障をきたしてしまいます。

 

 

少しでも当てはまると感じた方は、

どうか一人で抱え込まないでくださいね。
「頑張りすぎた自分」を少しゆるめてあげることも、大切なセルフケアです。

 


次回は、5月病になりやい人の特徴についてお話ししますね。

今日も心と体に、やさしい1日を。

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。