こんにちは、野上徳子です。

昨日、5月病の症状についてお話しました。

 

今日は、5月病の原因「なぜ私たちは5月病になるのか?」

そして、なりやすい人の特徴「どんな人がなりやすいのか?」についてお話ししますね。

 

 

 

  5月病の原因

 

5月病は、いくつかの原因が重なって心と体に負担がかかることで起きるとされています。

  • 新しい環境での緊張やストレス
  • 春から初夏にかけての寒暖差や気圧の変化による、自律神経の乱れ
  • ゴールデンウィークなどの長期休暇の後で、生活リズムが乱れてしまう
  • 「周りとうまくやれていない」「自分は役に立っていないのでは」などの自己否定感

こうしたことが積み重なって、知らないうちに心も体も疲れてしまっているんですね。

 

 

 

  5月病になりやすいの人の特徴

 

こんなタイプの方は、5月病にかかりやすい傾向があります。

  • 環境の変化に敏感な方
  • 周囲に気を使いすぎる方
  • 完璧を目指してがんばりすぎてしまう方
  • 一人で悩みを抱え込みがちな方

まじめで責任感が強い方ほど、自分に無理をさせてしまいやすいのです。

 

 

 

 【五月病セルフチェックリスト】

 

次の項目に、いくつ当てはまりますか?

✅通勤電車に乗るのがつらく感じる
✅電話の着信にすぐ出るのが億劫
✅朝起きても体が重だるい
✅自分に自信が持てない
✅つい身近な人にイライラをぶつけてしまう
✅歯磨きや身だしなみがどうでもよく感じる
✅朝、布団の中でなかなか動けない
✅トイレに長くこもることがある
✅他人が自分を軽く見ているように感じる
✅自分の能力が評価されていないと感じる
✅食欲がない
✅肩こりや頭痛がひどい
✅吐き気やめまいを感じる
✅集中力や思考力が落ちていると感じる

 

これらのうち、4つ以上当てはまるようなら、5月病のサインかもしれません。

 

 

 

明日は、「そんな時にどうしたらいいのか?」という、5月病の対処法についてお話しますね。


無理をしないで、ゆっくり深呼吸してみましょう。

あなたの心と体は、がんばりすぎていたのかもしれません。

心をゆるめて、また明日、お会いしましょう。

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。