外国株式アナリストの雑感               ~Why? Why? Why? -18ページ目

日経新聞 経済教室がおもしろい

先週から日経新聞朝刊 経済教室が連日で金融危機についての特集を掲載しています。


先週17日はボストンコンサルティングブループ日本代表の御立尚資さんのが書かれていました。


内容は投資銀行はが原点回帰という内容で、要は現在の投資銀行という業態はなくなるが、

投資銀行業務が担っていた業務自体残るだろうというもの。(現在程レバレッジをかけるのは無理だろうが商業銀行化した元投資銀行が担うか、もしくはわブティック型として新たな所がでてくるか。)


内容も論理的に書かれていて非常にわかりやすいのだがそれ以上に凄いと思ったのは内容を補足するための表です。


人目でどういう現象が起きているかというのをマトリクスで超わかりやすくまとめています。

このセンスが凄いと思いました。


さすが日本でもトップレベルのコンサルタント!

と一人お昼に感心していました。


ちょっと日が経ってしまっているのは先週親末から体調崩しつつ、ちょっと目にして読みたいな~と思いその記事をとっておいて、ようやく今日の昼に読んだから。

もしまだお手元にある方はぜひ見てみてください。

夢をかなえるゾウ




今さらながら「夢をかなえるゾウ」です。

ベストセラーにもなって最近テレビ化されて懐かしくなって本棚から引っ張りだして軽く読んでいました。


色々な啓発本のいい所取りですが、ストーリー性があっておもしろいです。

インドの神様のガネーシャが出す課題をどんどんこなしていって自分を高めようという内容。


そんな中今の自分にあってるな~と思う課題

「どんな状況でも運が良いと言う」というもの。


確かに自分が思ってもいないことは実現しないと思いますし、思い込みってちょっとのことですが非常に重要だと思います。そして、私は元々自分のことをかなり運が良いと思いこんではいます。


というわけで


最近株式市場は非常に荒れていて、100年に一度の危機とまで言われています。

そんな100年に一度のタイミングで米株のアナリストをやってる私はなんて運がいいんでしょう。

こんな相場でアナリストをやってるなんてもう死ぬまでないかもしれません。


私は非常に運が良いのでしょう♪


しばらくしてマーケットが落ち着いて、何十年後とかに運がよかったと言えることを祈っておきましょう。

Fly to cash

「Fly to cash」


先週末のアナリスト大会で出た言葉ですが、今のマーケットの動きをよく示している言葉だと思います。

「Fly to quality」という言葉は良く使われます。

これは「質への逃避」 と訳されることが多いと思いますが、株式市場等が荒れている時は

質=安全性が高い(とされている)国債等の資産に株式等リスクが高い資産から資金が移ることです。

今回の「Fly to cash」は直訳すれば「現金への逃避」でしょうか。


今のマーケットは過去と違い何がおかしいかというと、普通は投資資金が(満期まで保有すれば)超安全な国債等の資産に移るはずなのに、国債ですらどうなのということで現金にして投資終了になっていることです。


現金にされて保有されてしまうとマーケットの流動性が減少してしまいます。

米投資銀行の消滅もマーケットでの流動性を減少させるという意味でかなり大きくマイナスの影響がでると思う。投資銀行からの流動性供給が減少することでヘッジファンド等に大打撃を与え、最終的には換金売りの投げ売りが出たというのが先週末の暴落の一因なのかなとも思っています。


さて、もうすぐ始まるアメリカの株式市場が当面の世界の株式市場の動き示すかなり重要な分岐点になると思います。


なぜかというと先週末にG7、G20とあり、ここでアメリカの株式市場が下落で終わるようならG7等を評価していない。そして、次に下に崩れるのを支える堤防となりそうなイベントが当面見当たらないから。


仮にここで上げたとしても、モルガンスタンレーへの三菱UFJの出資が本当に行われるかという懸念(今見ていると優先株の形式にして行われるようですが)、今週のはシティの決算発表が16日(なんか嫌な噂を聞きますが取り越し苦労というのを願います)等々、ひとつでも間違えれば一気に下にいきそうなイベントがあるので今日のアメリカは上がってくれないと困ります。


ひとまず欧州は上げているようですが、明日の朝はどうなっているでしょうか。