Fly to cash | 外国株式アナリストの雑感               ~Why? Why? Why?

Fly to cash

「Fly to cash」


先週末のアナリスト大会で出た言葉ですが、今のマーケットの動きをよく示している言葉だと思います。

「Fly to quality」という言葉は良く使われます。

これは「質への逃避」 と訳されることが多いと思いますが、株式市場等が荒れている時は

質=安全性が高い(とされている)国債等の資産に株式等リスクが高い資産から資金が移ることです。

今回の「Fly to cash」は直訳すれば「現金への逃避」でしょうか。


今のマーケットは過去と違い何がおかしいかというと、普通は投資資金が(満期まで保有すれば)超安全な国債等の資産に移るはずなのに、国債ですらどうなのということで現金にして投資終了になっていることです。


現金にされて保有されてしまうとマーケットの流動性が減少してしまいます。

米投資銀行の消滅もマーケットでの流動性を減少させるという意味でかなり大きくマイナスの影響がでると思う。投資銀行からの流動性供給が減少することでヘッジファンド等に大打撃を与え、最終的には換金売りの投げ売りが出たというのが先週末の暴落の一因なのかなとも思っています。


さて、もうすぐ始まるアメリカの株式市場が当面の世界の株式市場の動き示すかなり重要な分岐点になると思います。


なぜかというと先週末にG7、G20とあり、ここでアメリカの株式市場が下落で終わるようならG7等を評価していない。そして、次に下に崩れるのを支える堤防となりそうなイベントが当面見当たらないから。


仮にここで上げたとしても、モルガンスタンレーへの三菱UFJの出資が本当に行われるかという懸念(今見ていると優先株の形式にして行われるようですが)、今週のはシティの決算発表が16日(なんか嫌な噂を聞きますが取り越し苦労というのを願います)等々、ひとつでも間違えれば一気に下にいきそうなイベントがあるので今日のアメリカは上がってくれないと困ります。


ひとまず欧州は上げているようですが、明日の朝はどうなっているでしょうか。