株式トレーダーKEIZOの相場観・明日の戦略 -251ページ目

ソフトバンクの孫正義社長は100億円を寄付


大震災発生直後、それこそバナナのたたき売りのように

 日経平均は超暴落しました。

 
 更に、東電の原発事故によって更に売られて訳ですが、東電株が、

 額面割れまで売られたことにより、日経平均もだいぶ戻ってきました。


 世界的に見れば出遅れていた日本株ですし、ある程度の外資の買いは

 あるかと思いましたが、想像以上の買い越しを実行して来ました。

 
 原発事故に関する危険性を盛んに煽ったりはしておりますが、外資は

 日本株を買い続けているのです。
 

 たしかに震災の当事者という立場では無く、客観的に相場を

 見ると、こんなにも安く買えるチャンスはなかなか無いと

 言えるかもしれません。


 停電の問題もあり、経済活動が停滞しているため、もう一段の

 下げがあるかも知れませんが、そうなればまた外資の買いが

 入るでしょう。


 言葉は悪いのですが、火事場泥棒のようなもんです。


 戦略としては、怖い状況ではありますが、基本は買いで行くべきで

 あるのです。

 もちろんなんでもいいいという訳にはいかないので、セクターや、

 銘柄の選定は慎重に行わなければいけませんが・・・







 3日にソフトバンクの孫正義社長は3日、東日本大震災で被災した地域へ、

 個人で100億円を寄付すると発表し、ソフトバンクも企業として

 10億円以上を寄付するとし、更に自身の報酬を引退まで全て寄付する

 としました。



 これも戦略では? と言っている方もいるようですが、

 100億はもはやそういったレベルの金額ではありません。

 正直言って驚きました。

 
 節電や節水、自粛も大切ですが、経済活動を元の状態に近づける

 事が一番大切かと思います。

 意識して消費活動をするようにしたいものです。
 


日経平均は3営業日ぶりに反落、今日から4月相場入り


 本日の1日の日経平均は3営業日ぶりに反落。

前日比46円71銭安の9708円39銭で取引は終了しました。


 朝方は、円安傾向が好感されて、買い先行のスタートとなりました。

 寄り付き直後には9800円の大台を付ける場面もありましたが、

 すぐに反落しています。

 個別銘柄では、東京電力が特別買い気配でのスタートとりました。


 午後に入って為替市場で円安が進んだことから9800円台を

 回復も週末要因と今晩の米雇用統計を見極めたいとの様子見ムードが

 強くなり、売りが優勢となってマイナス圏で取引を終了しました。


 東証1部の出来高は26億8484万株。売買代金は1兆6491億円。

 騰落銘柄数は値上がり269銘柄、値下がり1340銘柄、

 変わらず65銘柄。


 

 本日は、中小型株は、一段と低位・小型物色化が顕著になりました。

 今晩のNY市場や、週末中の原発、中東、欧州ソブリンに対する

 警戒感は非常に高い中、引けにかけての売りが優勢は想定内の

 動きと言えるでしょう。

 週明け4日には再集計された日銀短観が公表され、

 今晩発表の米3月雇用統計とあわせて相場の材料になりそうです。




 海運会社が積み込んだコンテナ、製品が放射能反応が出たと言う事で

 海外の港に入れずやむなく引き返したと言うニュースも伝わってきて

 います。


 今後、2次被害、3次被害的な事があちらこちらで表面化する

 ことが予想されます。


 投資スタンスによって戦略は変わってきますが、中・長期的には

 日本企業は復活する可能性は高いと言えますが、比較的短期で

 回す場合は、余力確保がメインになりそうです。

 来週以降は外部要因をにらみながら、押し目等で拾っていくのが

 得策です。

日本株は割安か?


震災後、日本は経済的にも大変な危機を迎えています。


 ・・・がしかし


 ウォーレン・バフェット氏はいっています。


 以下はロイターの記事
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 [大邱(韓国) 21日 ロイター] 訪韓中の米著名投資家

 ウォーレン・バフェット氏は21日、東日本大震災は「大きな打撃」
 
 だが、震災は日本株を「買う機会」との見方を示した。

 記者団に対して述べた。
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米投資情報週刊誌バロンズもいっています。

 以下はロイターの記事
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[ニューヨーク 20日 ロイター] 20日付の米投資情報週刊誌

 バロンズは、日本株について、震災や金融危機に対して投資家が

 過剰に反応していることから、株価は金融危機以降最も割安な

 水準にあり、投資対象として非常に魅力的、との見方を示した。
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2006年1月のライブドアショックの時は

下がった後も小型株は低迷しました。

しかしあの時の景気は天井圏にありました。



今年日本の経済成長が減速することは明らかですが、減速は一時的な

ものとなり、日本企業は復活する可能性は高いと言えるでしょう。

株価は先行して織り込んでいきますので、あと、数ヶ月で上昇相場

になる可能性があります。


もっとも、原発事故の方向性が見えてこないことには先に

進めませんが・・・




テクニカル的に見た場合は短期の運用では逆張り銘柄は

昨日、今日の段階でほとんど決済してしまいました。

逆張りの新規シグナルは無くなってしまったので、押し目を丁寧に

拾っていく形になりそうです。