TRAアカデミーのブログ -7ページ目

相関語句は5つだけ覚えよ!

みなさん、こんにちは。TRAアカデミー講師のテリーです。


パキスタン大地震の被害はますます甚大になっていくようで心配ですね。
それにしても今年は年頭から津波・ハリケーン・大地震と続き、本当に自然災害の年になりそうです。
私としては「関東大震災」が起こらないことを祈るばかりです!


さて、今日の問題です。今日は、組(ペア)で使う接続詞である「相関語句」を扱います。
レベルは初級です。

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■No.21■

Unfortunately, the frequent-flier miles Ms. Jackson had acquired could be used -------- in August nor during the year-end holiday season.

(A) both
(B) either
(C) whether
(D) neither

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《語注》frequent-flier miles=マイレージ(頻繁に飛行機を利用する人が貯めるマイル)

みなさん解けましたか。

正解は(D) neitherです。
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英文の空欄の後方にあるnorに注目できましたでしょうか?
そうしたら答え一発、neitherに決定です!
このような問題は、英文をすべて読む必要はまったくないのです!
5秒で解けてしまう瞬間技の問題です。

このneither A nor B=「AでもBでもない」のように、組(ペア)で使う接続詞のことを「相関語句」と呼ぶのですが、TOEICに出るものは5つしかありません!(最後の1つは本日の【類題】)
次のものを頭に叩き込んでおき、本番では瞬間技で解いて時間を節約しましょう!

・either A or B=「AとBのいずれか一方」
・whether A or B=「AかBか」
・both A and B=「AとBの両方とも」

いかがでしたか。
「相関語句」は前後どちらを空欄にされても、もう片方を素早く見つけて解くんですよ!
TOEICでは、この問題のように、ちょっと準備をしておけば本番でいとも簡単に解けてしまう問題が多数出題されています。
TOEICの文法問題対策に「分厚い文法書」は一切不要です!

当TRAアカデミーの「6日間集中合宿講座」&「当ブログ」だけで、TOEIC対策はもう万全ですよ!!


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相関語句は5つだけ覚えよ!
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それでは今日の類題です。実は「相関語句」として忘れてはならないものがもう1つあります!
正解はどれでしょうか?

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■類題21■

Mr. Eguchi is not only a successful businessperson, ---------- a highly skilled musician.

(A) as well
(B) but also
(C) in addition
(D) or else

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《語注》skilled=腕のいい

正解は(B) but also
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not onlyに注目!
not only A but (also) B=「AだけでなくBもまた」
これも瞬間技ですね!
alsoは省略されることもあります。


『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)

それではみなさん、また次回をお楽しみに!

紛らわしい自動詞・他動詞はセットで覚えよ!

みなさん、こんにちは。TRAアカデミー講師のテリーです。


今週もまた3連休の最中ですがいかがお過ごしですか?
それにしても最近3連休が多いですよね。
私としては細切れに3連休をくれるより、欧米流にドーンと1ヶ月くらいの長期休暇のほうが嬉しくはありますが。
やはり日本人には長期休暇はかなわぬ夢なのでしょうか・・・。


さて、今日の問題です。今日は、紛らわしい自動詞・他動詞のセットを扱います。
レベルは中級です。

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■No.20■

Part6「誤文指摘問題」

Since the new management took over Oakwood Inc., profits have raised dramatically.

(A) Since
(B) took over
(C) have raised
(D) dramatically

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《語注》
management=経営陣
took over=~を引き継ぐ

みなさん解けましたか。

正解(=誤りの箇所)は(C) have raisedです。
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raiseは「~を上げる」という他動詞です。
他動詞は目的語を必要とする動詞ですが、本問では、後にOがついていないので、自動詞のrise の過去分詞risenにする必要があります。
このように、スペルが似ており紛らわしい自動詞・他動詞は、TOEICでは非常に狙われやすいのです!
あまり多くはないので、次のものをセットで覚えておきましょう。

[自]lie=横たわる、~にある
[他]lay=~を横たえる、置く

[自]rise=上がる
[他]raise=~を上げる、育てる

[自]arise=生じる
[他]arouse=~を生じさせる

[自]sit=座る
[他]seat=~を座らせる

いかがでしたか。自動詞・他動詞は後に目的語がついているか否かで判断してください。


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紛らわしい自動詞・他動詞はセットで覚えよ!
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それでは今日の類題です。
ここでは特に紛らわしい「lieとlay」の識別を取り上げます。
正解はどれでしょうか?

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■類題20■

Research by motorcycle manufacturers shows that the key to long engine life -------- in the frequent changing of engine oil.

(A) lie
(B) lies
(C) lay
(D) lays

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《語注》
the key to=~へのカギ、秘訣
ex.) the key to success=成功へのカギ

正解は(B) lies
==============

主語と目的語に注目!
まず主語はthe keyなので、三単元のSが必要です。
また、空欄の後は前置詞inなので、目的語はナシということですから、自動詞が正解になります。
なお、「lieとlay」はどちらも不規則動詞で、lie → lay → lain lay → laid → laidと変化しますので注意してください!


『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)

それではみなさん、また次回をお楽しみに!

『意外な他動詞&自動詞』は暗記せよ!

みなさん、こんにちは。TRAアカデミー講師のテリーです。


すっかり秋も深まってまいりました。10月もTOEIC公開テストがありますので、また今週から続々と配信していく予定です。
頑張っていきましょう!


さて、今日の問題です。今日は、「自動詞 vs 他動詞」を扱います。
レベルは中級です。

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■No.19■

Part6「誤文指摘問題」

Mr. Flacker announced publicly that there would be a full-staff meeting tomorrow to discuss about the company's new strategy.

(A) publicly
(B) would
(C) a
(D) discuss about

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《語注》full-staff meeting=全社会議

みなさん解けましたか。

正解(=誤りの箇所)は(D) discuss aboutです。
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実は、discussは他動詞です。
「他動詞」とは、後に直接目的語をとる動詞であり、したがって後に前置詞はつきません。
本問では、discussの後のaboutは削除しなければいけません。
また、「自動詞」とは、目的語をとらない動詞であり、目的語をつける場合には、前置詞が必要になります。
例えば、talkは自動詞なので、前置詞aboutが必要になり、結局、talk about=discussという関係が成り立ちます。

TOEICでは、私たちがつい間違えやすい、『意外な他動詞』と『意外な自動詞』に関する出題が多く見られます。
特に『意外な他動詞』に余計な前置詞がついているミスが、Part6の大好物なので注意してください!
したがって、TOEIC頻出の『意外な自動詞&他動詞』はある程度覚えておく必要があります。

以下に挙げる代表的なものは是非覚えてしまいましょう!

『意外な他動詞』12選

・discuss
・marry
・reach
・resemble
・approach
・enter
・answer
・contact
・mention
・follow
・survive
・oppose

【注1】TOEICのPart6で、これらの他動詞の後に前置詞が付いていて、かつ、そこにアンダーラインが引かれていたら、原則的に即それが誤りということになります。
【注2】ただし、これらの他動詞が名詞形になったときには、後に前置詞が必要になります。気をつけましょう!
ex.) We had a heated discussion about the issue.

『意外な自動詞』7選

・apologize for
・reply to
・object to
・graduate from
・deal in
・dispose of
・knock on

【注】このように自動詞は前置詞付きで覚えるようにしましょう!

いかがでしたか。自動詞・他動詞を考えるときに日本語を介入させてはなりませんよ。
日本語は必ず「助詞」を使うので、動詞の区別はないのですから。


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『意外な他動詞&自動詞』は暗記せよ!
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それでは今日の類題です。
自動詞・他動詞のさらに例外にチャレンジです。
正解はどれでしょうか?

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■類題19■

Part6「誤文指摘問題」

The securities firm entered into a five-years contract with Halifax & Schulz Corporations.

(A) securities
(B) entered into
(C) five-years
(D) with

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《語注》securities firm=証券会社

正解(=誤りの箇所)は(C) five-years
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実は、enter には、「~に入る」という他動詞の用法以外に、「enter into+抽象名詞」で「~を始める」という自動詞の用法もあるのです!
ex.) enter into negotiations=交渉を始める

このように自動詞・他動詞の両用法があり、しかも意味が異なるものとして、次の動詞も覚えておいてください。

leave=~を出発する
leave for=~へ向けて出発する
search=~の中を調べる
search for=~を探す
attend=~に出席する
attend to=~に注意する

本問では、複合形容詞であるfive-years は、s を削除してfive-yearとしなくてはいけません。
詳しくは【複合形容詞は複数形にするな!】をご覧下さい。


『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)

それではみなさん、また次回をお楽しみに!

冠詞と所有格は並べて使うな!

みなさん、こんにちは。TRAアカデミー講師のテリーです。


昨日TOEIC公開試験を受験された方、どうもおつかれさまでした。
最近はリスニングが易しく、リーディングが難しい傾向にあるようですね。
結果が来るまで約1ヶ月かかりますから、10月や11月も受けられる方は一息ついたらまたすぐに勉強を再開しましょう。
当TRAアカデミーの渋谷教室における『TOEIC短期集中合宿講座』も「TOEICの駆け込み寺」
として即効性は抜群です!みなさまぜひ一度お越し下さい。


さて、今日の問題です。今日は「所有格」one'sを扱います。
レベルは初級です。

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■No.18■

Part6「誤文指摘問題」

Most of the Hemingway's novels are out of stock, so we have to place an order for them with a wholesaler.

(A) Most
(B) the
(C) out of
(D) with

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《語注》
out of stock=在庫が切れている
place an order for A with B=AをBに注文する
wholesaler=卸売業者

みなさん解けましたか。

正解は(B) theです。
===================

今日の問題は比較的簡単だったのではないでしょうか?
はっきりいって、知識的には、英語を勉強している人なら誰でも当然知っていることであり、「本番で気付くか否かが勝負」の問題であると言えます。
しかし、このようなタイプの問題が実際TOEICには毎回数多く出題されており、意外に、この手の問題を試験本番で落としてしまう人も多いので注意しましょう!

さて、今日のポイントですが、所有格と一緒に並べて使うことの出来ない語があります。
冠詞a/an/theもそうですし、それ以外にも、this/that/these/those/some/any/noなどがあります。

例えば、「私のこの車」と言うときには、

× this my car
◎ this car of mine

となりますので、くれぐれも注意しましょう。

本問では、the Hemingway'sの部分が冠詞と所有格の併用になっていますので、このtheは削除する必要があります。

いかがでしたか。冠詞や所有格などは、私たち日本人はついうっかり見逃しがちですよね。
しかし、TOEICの文法問題は得てして、このような「日本人の弱点」を突いてくるように出来ているのです!
なにしろ、TOEICの受験者の大部分は日本人ですから・・・。


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冠詞と所有格は並べて使うな!
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それでは今日の類題です。同じく「所有格」がらみの問題です。
正解はどれでしょうか?

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■類題18■

---------- our questions are required to be answered immediately; otherwise you won't be released.

(A) all
(B) some
(C) any
(D) every

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《語注》
otherwise=さもなければ
release=釈放する

正解は(A) all
=============

所有格ourの前に置けるのは、選択肢の中では(A) allだけです。
some/any は、some[any] of our questions とする必要があります。
またeveryは、every one of our questions とするか、単純にevery question とすべきです。
またeveryは単数扱いです。


『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)

それではみなさん、また次回をお楽しみに!

意外な不可算名詞は理屈抜きで覚えよ!

みなさん、こんにちは。TRAアカデミー講師のテリーです。


三連休の初日、今日は秋分の日(Autumnal Equinox Day)ですね。
あさっての日曜日はTOEIC。みなさんの健闘をお祈りしております!
とにかく最後まで諦めないことが大切です!
結果がどう出るか分からないのがTOEICですから。
私の場合も、大幅に遅刻し、なんとか頼み込んで受験させてもらった回に最高点が出たのですから不思議なものです。
完全に開き直ったのが勝因でしょうか!?

Good luck! I'll have my fingers crossed for you.


さて、今日の問題です。今日は、TOEICによく出る「不可算名詞」を扱います。
レベルは中級です。

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■No.17■

Part6「誤文指摘問題」

Although the new CEO came to the company with a reputation for cost-cutting, he has had little successes so far.

(A) Although
(B) came
(C) reputation
(D) successes

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《語注》
CEO=最高経営責任者
reputation=評判
cost-cutting=経費節減
so far=これまでのところ

みなさん解けましたか。

正解(=誤りの箇所)は(D) successesです。
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実は、(D) のsuccessは不可算名詞です。直前にlittleが付いていることからも、それは裏づけられます。
よって、複数形のSを付けることはできません!

不可算名詞の文法ルールとして、以下の点に注意しましょう。

(1) 冠詞a/an は付かない。
(2) 複数形にならない。
(3) many/few は付かない。(much/little/a lot of はOK)
(4) 数字は付かない。
(5) each/every は付かない。
(6) 不可算名詞が主語になったときは「単数扱い」になる。
(7) 数える必要がある場合は、a piece of, two pieces of 等を付ける。
ex.) two pieces of information, three pieces of furniture, a sheet of paper

さて、可算名詞と不可算名詞をどうやって区別するかですが、くれぐれも「日本語感覚」で考えてはいけません!
なぜなら、そもそも日本語には可算も不可算もないからです。
(例えば、日本語では「アドバイスを3つもらった」などと平気で言いますが、英語の“advice”は絶対に不可算なのです。)
本問でも、「なぜreputation(名声)は可算なのに、success(成功)は不可算なのだ?」
と考え出したら、夜も寝られなくなってしまいます!(笑)

要は、次の頻出不可算名詞を理屈抜きに覚えてしまうのが必勝法です!

「意外な不可算名詞」12選

information=情報
advice=忠告
news=知らせ
fun=楽しみ
mail=郵便
money=お金
baggage/luggage=手荷物
furniture=家具類
equipment=装置
clothing=衣類
scenery=風景
machinery=機械類

これらの不可算名詞は、さらに「抽象名詞」や「集合名詞」に分類することは可能です。
しかし、分類すること自体にあまり意味はなく、TOEICでもそんな区別は問われませんので、とにかく、これらの単語を覚えてしまえばそれで万全です!

また、不可算名詞には、これ以外に、「固有名詞」や「物質名詞」もあります。
しかし、例えば、New York や water が不可算であることは誰が考えても当然ですので、暗記不要でしょう。(笑)

なお、辞書を引くと一応successにも可算名詞の用法があり、a success=成功者などと記載されていると思いますが、そのような例外的な用法がTOEICの文法問題で直接問われることはまずないと言えます!
TOEICはそこまで意地悪ではありません!
(そんなこと言ったら、waterですらwaters=水域・領海といった可算名詞的な用法も一応あり、収拾がつきません!)

ですから、TOEIC対策としては、頻出の可算名詞を暗記しておき、それらにアンダーラインが引いてあり、複数のSが付いていたら、100%それが正解(=誤りの部分)だと考えてください!

『間違いナイ!』 ← Who's this?

いかがでしたか。英語は「数」に関しては大変厳しい言語ですね。
しかし、完璧を目指す必要はないので、重要なものだけ覚えるようにしましょう!
(決して「名詞オタク」になってはいけませんよ。)


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意外な不可算名詞は理屈抜きで覚えよ!
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それでは今日の類題です。「不可算名詞」の応用問題です。
正解はどれでしょうか?

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■類題17■

Our company doesn't have any Chinese-speaking ----------, but we are going to expand our business in Shanghai next year.

(A) staffs
(B) staff member
(C) the staff
(D) staff members

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正解は(D) staff members
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実は、staff は「スタッフ陣」という意味の「集合名詞」であり、不可算名詞です。
よって、staff は個々の職員を指すことは出来ず、複数形にもなりません。
個々の職員を指すときには、staff memberを使います。
否定文のany の後は複数名詞がくるので、staff membersが正解になります。
ちなみに、(C) the staff はtheがなければOKです。


『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)

それではみなさん、また次回をお楽しみに!