動詞・形容詞の同形語に注意せよ!
はじめまして。TRAアカデミー講師のテリーです。
みなさんもご存知のTOEICは、私たちノン・ネイティブの英語力を測るための非常に優れたテストです。
しかし、この世に万能な試験というものは残念ながら存在しません。
いつ受けても同じ基準で採点されるということは、いつ受けても同じ特徴をもつ問題が出題されるということを意味します。
そして、ここに「対策」や「戦略」といったものが生まれるのです。いわばメーク・ドラマの始まりです!?
このブログでは、日夜TOEICの研究に明け暮れている(?)一講師である私テリーが、日頃の研究成果の一端をみなさんだけに披露します。
勢いふだん授業では言えないような「爆弾発言」も飛び出してしまうかも知れませんがどうかその点はみなさん、大目に見てやってください。
さあ、これからTOEICの真髄に一緒にハマッテいきましょう!
記念すべき第1号の問題です。
Vocabulary問題、やや上級編ですよ。
----------------------------------------------------------------------
■No.1■
We have decided to move to a less expensive building in order to ------ our overhead expenses.
(A) lower
(B) fewer
(C) smaller
(D) lesser
----------------------------------------------------------------------
みなさん解けましたか。
選択肢(A)~(D)は一見全部ただの比較級に見えますよね。[ただし、厳密に言うとlesserだけは「より小さな、劣った」という意味の絶対比較級(thanを用いない特殊な比較級)ですが。]
ところが、空欄の直前が in order to ですから、ここには動詞の原形が入らなければいけませんよね。そこが出題者の仕掛けたトリックです。
実は、(A)~(D)の中に一つだけ「動詞の原形」になるものがあるのです!
正解は(A) lowerです。
=====================
lowerは形容詞low の比較級であるとともに、「~を下げる、低める」という意味の動詞にもなります。
TOEICではこのように、つづりが同じで品詞が複数考えられるような単語がよく出題されます!ひっかからないように注意しましょう。
特に動詞&形容詞の同形語は紛らわしく、他にもcomplete(完全な+完成させる)、long(長い+切望する)、correct(正しい+訂正する)など意外にたくさんあります。
ついでですが、英語において動詞&名詞が同形であるのは日常茶飯事であり、record(記録する+記録)、object(反対する+物体)等々くさるほどあります!
なにしろ、英語の特徴の一つはその「多義性」にありますから。残念!?
★990点獲得のツボ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
動詞・形容詞の同形語に注意せよ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それでは、同じVocabulary問題から類題です。正解はどれでしょうか?
----------------------------------------------------------------------
■類題1■
This notice is to inform you that Breton Ltd. makes its customer mailing list available to ------ companies.
(A) choose
(B) select
(C) elect
(D) pick
----------------------------------------------------------------------
正解は(B)
=========
空欄の直前のto は前置詞です(available to~=~に入手できる)。
(B) selectは動詞の他に、「選ばれた、限定した」という意味の形容詞にもなります。
他の選択肢の語は動詞でしかありません。
『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)
それではみなさん、また次回をお楽しみに!
みなさんもご存知のTOEICは、私たちノン・ネイティブの英語力を測るための非常に優れたテストです。
しかし、この世に万能な試験というものは残念ながら存在しません。
いつ受けても同じ基準で採点されるということは、いつ受けても同じ特徴をもつ問題が出題されるということを意味します。
そして、ここに「対策」や「戦略」といったものが生まれるのです。いわばメーク・ドラマの始まりです!?
このブログでは、日夜TOEICの研究に明け暮れている(?)一講師である私テリーが、日頃の研究成果の一端をみなさんだけに披露します。
勢いふだん授業では言えないような「爆弾発言」も飛び出してしまうかも知れませんがどうかその点はみなさん、大目に見てやってください。
さあ、これからTOEICの真髄に一緒にハマッテいきましょう!
記念すべき第1号の問題です。
Vocabulary問題、やや上級編ですよ。
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■No.1■
We have decided to move to a less expensive building in order to ------ our overhead expenses.
(A) lower
(B) fewer
(C) smaller
(D) lesser
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みなさん解けましたか。
選択肢(A)~(D)は一見全部ただの比較級に見えますよね。[ただし、厳密に言うとlesserだけは「より小さな、劣った」という意味の絶対比較級(thanを用いない特殊な比較級)ですが。]
ところが、空欄の直前が in order to ですから、ここには動詞の原形が入らなければいけませんよね。そこが出題者の仕掛けたトリックです。
実は、(A)~(D)の中に一つだけ「動詞の原形」になるものがあるのです!
正解は(A) lowerです。
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lowerは形容詞low の比較級であるとともに、「~を下げる、低める」という意味の動詞にもなります。
TOEICではこのように、つづりが同じで品詞が複数考えられるような単語がよく出題されます!ひっかからないように注意しましょう。
特に動詞&形容詞の同形語は紛らわしく、他にもcomplete(完全な+完成させる)、long(長い+切望する)、correct(正しい+訂正する)など意外にたくさんあります。
ついでですが、英語において動詞&名詞が同形であるのは日常茶飯事であり、record(記録する+記録)、object(反対する+物体)等々くさるほどあります!
なにしろ、英語の特徴の一つはその「多義性」にありますから。残念!?
★990点獲得のツボ
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動詞・形容詞の同形語に注意せよ!
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それでは、同じVocabulary問題から類題です。正解はどれでしょうか?
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■類題1■
This notice is to inform you that Breton Ltd. makes its customer mailing list available to ------ companies.
(A) choose
(B) select
(C) elect
(D) pick
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正解は(B)
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空欄の直前のto は前置詞です(available to~=~に入手できる)。
(B) selectは動詞の他に、「選ばれた、限定した」という意味の形容詞にもなります。
他の選択肢の語は動詞でしかありません。
『千里の道も一歩から』(He who would climb the ladder must begin at the bottom.)と言います。
いつの日かきっと叶う990点を目指して、今日という日を大切に!(Let's make each day count!)
それではみなさん、また次回をお楽しみに!